NegiccoのKaedeが24歳の誕生日を迎えた本日9月15日、東京・月見ル君想フにてバースデーイベント「Kaede 生誕祭 ~月見ルAcoustic live~」を行った。
Kaedeは自身が大ファンだというスカートをバックバンドに迎えたアコースティックスタイルで、カバー曲を中心としたソロライブを披露。前半は秦基博「アイ」、原田知世「くちなしの丘」、さらにスカート本人の演奏によるスカートのナンバー「ストーリー」という選曲で会場を沸かせた。
数日前のライブでマイクにぶつかり左目をケガしてしまい、眼帯姿で登場したKaedeは「最近バタバタと嫌なこととかつらいことがたくさんあって……」とおめでたい場でネガティブトークを展開しながらも「23歳のうちに嫌なことをまとめてやって、24歳は一番下からスタートすればいいのかなって前向きに考えるようにしました。これからいいことがたくさんあると信じて」とポジティブに変換。「今日もこんなに素敵な場で、いろんな方と触れ合える機会を作っていただけてうれしいです」と感謝の言葉を述べ、CDではスカートが編曲を手がけたNegiccoの楽曲「裸足のRainbow」をスカートの演奏で歌った。
そしてKaedeは今回のイベント会場となった月見ル君想フについて「もともと太陽か月かで言えば私は月が好きで。空が晴れてて気持ちいいねって言われても『そうか?』って思っちゃうタイプの人間なので(笑)。こんな素敵な会場があることを知って、自分から『月見ルさんでやりたいです』ってリクエストしたら、たまたま誕生日の日に空いていて。ホントにラッキーでした」と喜びを伝えた。そして櫛引彩香「サニーデイ」、松田聖子「赤いスイートピー」、鈴木亜美「それもきっとしあわせ」とカバー3曲を披露すると、最後はNegiccoのプロデューサーconnieが作曲し、NegiccoリーダーNao☆が歌詞を書いたNegicco初期のナンバー「For a long time」で締めくくった。
ライブを終え、Kaedeが特典グッズのお渡し会へと移行しようとすると、客席から突然「ちょっと待った!」の声が。すると会場が暗転し、観客は一斉にピンクのサイリウムで場内を照らす。ステージにはケーキが運び込まれ、観客はスカートの演奏に乗せて「ハッピーバースデー」を大合唱。さらにファン有志から、昨晩Twitterでハッシュタグ「#かえぽ生誕祭」がトレンド入りしたことを祝した“認定証”、Kaedeが大好きなアーティストからの寄せ書き、ファン一同および著名人による約1200枚のメッセージカードをデータ化して収めたネギ型のUSBメモリ、Kaedeと愛用ケータイをかたどった人形といったプレゼントが贈呈された。盛大な祝福を受けたKaedeは「こういうとき『わーうれしい! ありがとう』みたいなキャラじゃなくて申し訳ないんですけど、本当に感謝しています。でもそれが伝わらないことが多くて(笑)。私はこのマイペースな感じでがんばります」と笑顔で応えた。