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ハンガリー 国境管理強化で難民ら拘束
9月15日 21時30分

中東などから多くの難民や移民が押し寄せているハンガリーで、15日から国境の管理を強化する新しい法律が施行され、警察は、国境を越えてきた難民などの拘束を始め、今後、混乱が広がることも予想されます。
ハンガリーには、中東などからの難民や移民の流入が続き、14日には、これまでで最も多い9000人以上に上りました。
これに対しハンガリーの警察は、多くの難民などが国境を越える際に通る場所を封鎖し、15日からは国境の管理を強化する新しい法律が施行されました。
新しい法律では、違法な入国を防ぐために国境沿いに設置されたフェンスを破損した場合に罰せられるほか、密入国をあっせんした際の刑罰を重くしています。
この法律の施行を受けて、ハンガリーの警察は、15日朝から、これまでにシリアやアフガニスタンなどから来たとみられる60人を拘束しました。
今後、多くの難民や移民が、ハンガリーに入国できずに国境地帯に滞留して混乱が広がることも懸念されています。
難民への対応を巡って、EU=ヨーロッパ連合は各国に分担して受け入れるよう求めていますが、ハンガリーは、まずは流入を食い止めるべきだと主張してきました。
ハンガリーには、国境の管理を強化する姿勢を示すことで、ヨーロッパへの難民の流入に歯止めをかけるねらいがありますが、周辺国などからは、紛争地を逃れてきた難民に対し人道的な対応とはいえないなどと批判の声もあがっています。

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