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【プロ野球】

「坊や」菅野 きょう広島戦先発 原監督「やらなきゃいかん」

2015年9月15日 紙面から

原監督(左)が見つめる前でキャッチボールをする菅野=マツダスタジアムで(出月俊成撮影)

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 セ・リーグは1位ヤクルト、2位阪神、3位巨人が0・5ゲーム差の中にひしめき、優勝争いが白熱している。ヤクルトは18日から巨人、阪神などと続く7連戦。先発陣が手薄な中、ウラディミール・バレンティン外野手(31)が復帰する可能性があり、打棒に期待が懸かる。3連勝中の巨人は15日の広島戦で菅野智之投手(25)が3年連続2桁勝利を懸けて登板する。打線が不振で3連敗中の阪神は18日から12連戦とヤマ場を迎える。最近6試合を4勝2分けと調子を上げた広島も首位と3差、大逆転を狙う。

 巨人・原辰徳監督(57)が14日、マツダスタジアムで行われた全体練習で、菅野にすべてを託す覚悟を口にした。残りシーズン、逆転優勝への関門となる試合にエースの登板を集中させることを示唆し「3年目の坊やに任せるのも荷が重いかもしれないが、やらなきゃいかんよ」とゲキを飛ばした。

 菅野は10日の阪神戦(甲子園)に先発予定だったが、8日の同戦が雨天中止となり登板延期。12、13日のDeNA戦(東京ドーム)にも投げず、中10日で15日の広島戦(マツダ)に回った。この意図について指揮官は「先のことも考えて。これからフル回転してもらう」と説明した。

 エース菅野に託した関門は4つ。まずは15日の広島戦で、防御率リーグトップのジョンソンとの投げ合いになる。その後は22日と28日の阪神戦(東京ドーム、甲子園)に投入。そして、最終決戦となる可能性もある10月4日のヤクルト戦(東京ドーム)へと向かわせる方針だ。

 伯父とおいの間柄もあって「坊や」と呼んだが、その期待と信頼は絶大。菅野にもその思いは十分に伝わっており「万全の調整をしてきた。1イニングでも長く投げたい」と決意。V4の命運を握る男が、まずは最初の関門に挑む。

  (佐藤啓)

 

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