2005年07月29日

警官が発砲した流れ弾に当たった市民に、「運が良かった」

毎日新聞(2005年7月26日 )によると

巡査発砲:重傷の会社員に道警幹部が「運がよかった」発言

 札幌市中央区で13日、逃走中の男に北海道警巡査(23)が発砲し、近くにいた男性会社員が巻き添えとなって重傷を負った事件で、複数の道警幹部がこの会社員に対し「運がよかった」「巡査はよくやった」などと発言していたことが26日、分かった。会社員の家族は不快感を示しており、道警側は「不適切な発言だった」と認めている。
 被害にあった会社員は札幌市北区の鈴木一喜さん(22)。逃走中の男の肩を貫通した流れ弾が、鈴木さんの右足に当たり、大たい部を骨折した。
 巡査が所属する機動捜査隊や札幌中央署などの複数の幹部が、事件発生以降、入院先の病院を見舞いに訪れ、18日には発砲した巡査本人も来た。
 家族によると、巡査の上司が18日訪れた際「運がよかった」と発言。これに対し、家族が「いや、よくないですよね」と反論すると、「いや、いいよ」と繰り返した。家族が「心臓や頭に当たっても発砲は間違っていないのか」とただすと、「その場合は対応が変わる」「今回の判断は間違っていない」と答えた。また、「30年に一度の大事件。(巡査は)この若さであの判断はすごい。よくやった」などと話した、という。
 鈴木さんはこうした発言に戸惑いを感じており「言葉を選んでほしい」と話しているという。
 監察官室の黒沢明次席は、詳細なやり取りを把握していないとしたうえで「命にかかわる事件に発展せずに済んだという真意が伝わらなかったのであれば申し訳ない。適不適と問われれば、不適切な発言だったと思う」と話している。【岸本悠、和田浩幸】

とある。


おいおい、流れ弾に当たって重症を追ったた何の罪もない被害者と家族対して言う言葉が「運がよかった」とはあきれますね。しかも一人ではなく「複数の道警幹部」がです。警察官は一般市民がしななければ、警官が行った行為に怪我を負わせても死にいたらなければ「運がよかった」って言うのですね被害者に対して。
監察官室の黒沢明次席が「命にかかわる事件に発展せずに済んだという真意が伝わらなかったのであれば申し訳ない。適不適と問われれば、不適切な発言だったと思う」と言っているようだが伝わるわけないですよ。
発砲して怪我をさせた警官に対して「命にかかわる事件に発展せずに済んで運が良かった」と言うならわかるが。

北海道警はこのような発言をする幹部に対しては「警察は誰のために、何をするために存在するのか本当に理解できるまで再教育して理解するまでは役職を剥奪」すべきだ。犯人を取り押さえるために警官が一般市民を怪我をさても死ななければ「運がよかった」で済まされてはたまったものではない。やっぱり流れ弾に当たった人は「運が悪かった」のですよ。
mhg01464 at 15:51│Comments(0)TrackBack(0)

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