言葉からもわかりづらいことから羽根布団と羽毛布団と一緒に思っている方が実際多いです。
羽毛(うもう)布団とはダウン比率が50%以上入ったものを羽毛布団(うもうふとん)といいます。

ダウン50%未満の布団は羽根布団(はねぶとん)フェザー布団になります
ので羽毛布団ではありません。
 
 ダウン(羽毛布団)とフェザー(羽根布団)の違い
ダウンは水鳥の肌着のことです。タンポポの綿毛のような型をしていて寒さから水鳥を守っています。これに対してフェザーはみなさんが思い浮かべている鳥の羽根そのものの型をしており上着にあたります。
 
 
 
ダウン スモールフェザー フェザー
水鳥の胸部に密生し、羽軸がなくフワフワとしたタンポポの種子のわた毛のような形をしている羽毛で、ダウンボールと呼ばれます。
腹部などに生えている少しカーブした羽軸をもつ羽毛。羽根全体がやわらかいので羽毛ふとんに使われます。ダウンと混合され弾力性を発揮します。
翼の部分に生えている羽軸を持った羽毛。一般的には羽毛掛けふとんには使われません。
敷き布団や枕の詰めものに使われます。
 
フェザーは羽毛ふとんには使用されません。一般的にダウンに混合しているのは下記のスモールフェザーです。
 
a)フェザー(Feather)
 表面より裏面に向かって少しわん曲した羽軸を持ち、その両側に柔らかい羽枝があり、更にその左右に小羽枝がついています。この羽根はいわば、水鳥の上着にあたります。

b)ダウン(Down)
 羽軸を持たない羽毛で、ダウン、綿羽等と呼ばれています。小さな元羽軸とその先端から派生した2本以上の羽枝からなる水鳥羽毛で、幹羽軸がないもの及び幹羽軸が明瞭でないものを言います。この羽根はいわば、水鳥の肌着にあたります。
 
「羽毛ふとん」は、ダウンを50%以上使ったふとんで、50%未満のものは「羽根ふとん」といいます。
「ダウン90%の羽毛ふとん」は「ダウン」が中わた重量の90%「スモールフェザー」が10%詰められています。
1羽の水鳥から「ダウン」が約25g、「スモールフェザー」「フェザー」が各約60g採取されます。
羽根(はね)布団とは
羽根(はね)には弾力性もなく、保温性もありません。そのためカサをだすためにある程度の重さを入れないといけないので重くなります。敷き布団にも使われる場合がありますが、当然コシがないので敷き布団には不向きです。

羽根布団をお選びしたい場合は、まだ合繊布団や羊毛布団の方が保温性は上だと思いますのでシンサレートの布団とかコンフォレルの布団など合繊でも保温性に優れた布団がけっこうありますのでそちらをお選び頂く方が無難です。


ホワイトダウンシルバーダウンも、性能(暖かさ)は同じです。シルバーダウンで、無地の側生地だと、中のダウンが透けて見え、異物が混入しているように見えることもありますが、ダウンの色なので、不備ではございません。