こんにちは、Daiです。
いつも使っている浮桟橋。以前触れたとおり警備員からの注意事件*1!?以来、地元豊洲で新たにSUP(スタンドアップパドルボード、通称サップ)が出艇できそうな場所を運河側から探していました。
そこで、メドをつけていた場所に陸側から行ってみると。。。
▲この防潮堤の手前は出艇しやすそう!
▲陸側からみるとこんな感じ!
お約束の柵です!当然!?越えようと思いきや。。。
そこにはがっつりバラ線が(苦笑)
別の場所に扉を発見!こっちからなら行けるかも!?と思いきや。。。
東京都港湾局からのお達しが(苦笑)
まぁ、この程度では動じないんですけど、一応、別の場所からちょいと乗り越え、防潮堤沿いに探りを入れます。
防潮堤は高さが3m近くあります。う~ん、脚立を調達しないと越えられない。。。しかも雑草がキレイに刈られていることからも管理がされている模様。脚立を置きっぱなしにするのも難しそうでなんとも悩ましい。。。
そんなこんなで引き続き、ズルズルと仲間と浮桟橋利用していると。。。
やってきました、警備員!第2ラウンド開始!
警備員は「浮桟橋から出てください!」と。一応、前回のこともあり私も理論武装!?しているので、諸々切り返します。もちろん温和にですよ。
押し問答すること約5分。ラチが開かなくなったので、「警備員さんの立場はわかるので、注意したけど勝手に行ってしまった!ということでいいんじゃないですか?」と懐柔を試みたところ、警備員、戸惑います。
「いや、そういうわけにはいきません。。。ビデオにも映ってるしぃ。。。」あー、カメラがあるのね!と思うと、警備員は無線でなにやら指示を仰いでいます。
するときました!伝家の宝刀「ケーサツに通報しますよ!」
ソレも想定済みなので「どうぞ、どうぞ~♡」と。
どうやら通報にあたり、ざっくり私の特徴の報告が必要な模様。無線で「20代、男性」などと報告しています(苦笑)40過ぎたおっさん捕まえて20代って。まさか「いい大人」がこんなことするわけないって思ったんでしょうね。。。
警備員は浮桟橋での待機を求めますが、「では!」と別れを告げ、我々はいざ大海原!?へ。ただ、荷物を浮桟橋に置いていることがちょっと気がかりだったんですが。。。
仲間と「なんだかな~」と若干テンションが下がりながらも、「夢の島マリーナまで行ってみよう!」と気を取り直してパドルを漕ぎます。
すると背後より「すいませ~ん!」とやってきましたポリスマン!
「桟橋の件ですが。。。」と来たので、浮桟橋は芝浦工大の私有地ではないこと*2、法を犯してないこと、ナンセンスな行政について、そして世の中の不条理まで(爆)熱弁します!
温和な対応の警察官は苦笑のままなのですが、「あ~、ただ荷物が置きっぱなしですよね?一応、戻ってもらえます?」と。おー、いいとこついてくるね~と思いながら、「わかりました。戻ります!」と返答。
浮桟橋に戻るのが少々しゃく!?だったこともあり、「別に浮桟橋以外からでもSUPはできる!」というアピールも含め、浮桟橋外から上陸。すると現場には、4人も警察官が来ています。目立つっちゅーの(苦笑)
そして今一度、警察官の皆さんへナンセンスな行政と世の中の不条理についての熱弁タイム。警察官も「通報された以上、来ないわけにはいかない」と。ただ「運河でそれ(SUP)をやるのを止めるつもりはないので、桟橋の利用は控えて、ま、うまくやってください。。。」とのこと。
コレ一見、「趣味のSUPで浮桟橋を使いたいおやじが駄々をこねている」 という構図に見えると思いますが、それは違うんです!ここ大事!
江東区は「水彩都市」を標榜しているものの豊洲での具体的な活動としては、豊洲地区運河ルネサンス協議会主催の「水彩まつり」と「船カフェ」というイベントをそれぞれ年1回開催している程度。*3
そして、浮桟橋はそのイベントの際に観光船クルージングで使われるだけ。それ以外は行政のややこしいルールもあって誰も活用していない(できない)状況なんです。
私の考える「水彩都市」というのは、一過性のイベントではなく「地元の人が日常的に水辺に親しみ、そして地域に愛着を持つこと」。そのキッカケづくりをゲリラ的にやってやろう!というのが私の意図なんです。そしてその武器でもあり手段としてのSUP。浮桟橋を使うことができれば安全ですし、何より地元の皆さんが参加しやすい!
きっと、行政に正しい手続きをするべき、とお考えの方も沢山いらっしゃると思います。しかし「事なかれ主義」「余計なことをしたくない」「責任を持ちたくない」行政が、私の申請ごときで動くことなどほぼ期待できないと安易に想像できます。実際、「船カフェ」イベント実施の利用許可に1年の歳月を費やしたとのこと。
子どもが2人もいるおやじの行動として「どうなの?」という賛否は当然あると思っています。ただ、徐々に増えてきた地元のSUP仲間は、「SUPは楽しいね~」ということに加え、地元の水辺資産の存在に何かを感じてくれていると思います。その地元民の輪を如何に広げていくか!?というのが当面の私のテーマなのです。
地元のSUP仲間が増えたタイミングを見て、役所に浮桟橋の利用許可申請手続きをしてみるつもりです。そして、最終的には子どもと一緒に豊洲の水辺で遊びたい!
そんなこんなで一悶着がありましたが、これをキッカケに新たな出艇場所が決まりました!警察からも「ここなら問題ないでしょう」とのお墨付き(笑)
十数メートル先にある4500万円の浮桟橋と比べると少々残念な感じではありますが(苦笑)、事前に時間毎の潮位をしっかりと調べさえれば、出艇・着艇の問題もありません!
ただ、ココは船舶の通りが多く波が立つことや、足場も悪くフジツボでケガをすることもあります。SUP初心者の方や1人での利用は避けたほうがいいかもしれません。
仕切り直しで、ここからジワジワと豊洲の「陸と水辺の断絶」の解放!に取り組んでやるぜ!と決意したのでした。
*1:早朝SUP in 豊洲 ~後編~ - 豊洲の水辺で遊ぶ ~武器はSUP~
*2:芝浦工大は浮桟橋の「鍵」の管理を委託されているにすぎず、浮桟橋自体の管理はしていません
*3:他にもマリンスポーツ財団が主催する「豊洲マリンフェスタ」というイベントがありますが、こちらは水辺と親しむキッカケ作りを志向した素晴らしいイベントだと思っています!