キングスマンKINGSMAN: THE SECRET SERVICE/監督:マシュー・ヴォーン/2014年/イギリス
「面白い」と思える理由は、なにか。
飛行機内で鑑賞。事前情報としては、コリン・ファースが出ている。マイケル・ケインが出ている。義足の女がいる。スパイである。スーツ。くらいでした。
あらすじ:君も! 今日から! キングスマン!
秘密組織「キングスマン」に所属している紳士ハリー(コリン・ファース)。だめだめな若者エグジー(タロン・エガートン)をスカウトして修行する。
キングスマンのボス、アーサー(マイケル・ケイン)がメガネをかけたり外したりする。
IT関係のちょう金持ちリッチモンド(サミュエル・L・ジャクソン)が、なにやら悪いことをやろうとしているらしい。
※ネタバレはありません。
ストーリーには触れていません。
- おすすめ
ポイント - メガネスーツメガネスーツ メガネ! スーツ! そしてアクション! 修行! カーチェイス! なんかの武器! タダより高いものはない!
わたしは「ツッコミどころ」という言い方が好きではないんですよ。理由とかない、ただ、好きではない。なので言い方を変えると、この映画は、そこかしこに、だいぶ「ゆるい」ところあるんですね。
あいつどうなった! とか、そのシステム、ダメダメじゃない? とかさ。でも好きなの、面白かったの。なんでかな? って考えたら、第一に「登場人物の行動や考え方に揺らぎがない」ところね。
ハリーがなぜエグジーに入れ込むのか、エグジーはなぜハリーに従おうと思うのか、リッチモンドの思想は偏っているが、考え方自体はそこそこ正しい。アーサーの目は冷たい。たまらん。あれ。話しそれた。いいわ。たまらん。メガネ。スーツ。たまらん。キャラクター設定と行動の理由がキッチリしていれば、「ゆるい」ところは気にならないわけです。
たまにありますよね、鑑賞中から最後まで「あれ? なんでそうなるの? あなた何しているの?」ていう映画。それって、行動の軸がどこかでぶれたから、違和感として残っちゃうんだと思うのよ。ひとは生まれてから死ぬまで同じではないから、どっかで考えが変わるのは当然あって、じゃあ、何がきっかけで変わったのか? っていうのも、きちんと描かれていれば納得がいくの、違和感にはならないの。
もうひとつは「アクションがイイ」。動きの流れがきちんと把握できて、どこでトドメを刺されて、吹っ飛んだ人があっちにバーンってぶつかったせいで大変なことになって、ていうのを、きちんと見せてくれる。カーチェイスもたまらん、わたしカーチェイス大好きですからね。
ハリーの教会アクションは本当に良くって、ほぼワンカットに見えるじゃないですか。実際違うにしてもね。そういうふうに見えるように撮っているから「すげえ!」って思うし、テンション上がる。ワクワク感。だいじ。アクションにワクワクは絶対必要よね! ドシーンって体重がかかっている重いのもいい。それはそれでワクワクする。この映画は軽め、かろやか。
第三に「見ていればわかる」。映像を見ていれば、何が起きているのかわかるっていう。もちろん、それを重要視していない映画もあるんだけれど(おしゃべりがメイン、とか)、この映画に関しては、絵でわかる。言っていることが細かくわからなくても、起きていることはわかる。わかればいいのだよ。
リッチモンドがやろうとしていることも、これをー、こうするとー、僕の思い通り! やったね! 世界は平和になるぜ! あと何秒です! いえい! あ、やっぱあかんかったわ! ……わかりやすい!
というわけで、ざーっくりですが、面白いと思う理由をあげてみました。細かく言うともっとあります、ドイツ式挨拶とかさ、クライマックスの、ぽぽぽぽーん! とかさ、爆笑だわよ。いっこだけ、わたしは下品なのが苦手なので、王女……とは思いましたが、大きな問題では無いです。
あいつどうなった! とか、そのシステム、ダメダメじゃない? とかさ。でも好きなの、面白かったの。なんでかな? って考えたら、第一に「登場人物の行動や考え方に揺らぎがない」ところね。
ハリーがなぜエグジーに入れ込むのか、エグジーはなぜハリーに従おうと思うのか、リッチモンドの思想は偏っているが、考え方自体はそこそこ正しい。アーサーの目は冷たい。たまらん。あれ。話しそれた。いいわ。たまらん。メガネ。スーツ。たまらん。キャラクター設定と行動の理由がキッチリしていれば、「ゆるい」ところは気にならないわけです。
たまにありますよね、鑑賞中から最後まで「あれ? なんでそうなるの? あなた何しているの?」ていう映画。それって、行動の軸がどこかでぶれたから、違和感として残っちゃうんだと思うのよ。ひとは生まれてから死ぬまで同じではないから、どっかで考えが変わるのは当然あって、じゃあ、何がきっかけで変わったのか? っていうのも、きちんと描かれていれば納得がいくの、違和感にはならないの。
もうひとつは「アクションがイイ」。動きの流れがきちんと把握できて、どこでトドメを刺されて、吹っ飛んだ人があっちにバーンってぶつかったせいで大変なことになって、ていうのを、きちんと見せてくれる。カーチェイスもたまらん、わたしカーチェイス大好きですからね。
ハリーの教会アクションは本当に良くって、ほぼワンカットに見えるじゃないですか。実際違うにしてもね。そういうふうに見えるように撮っているから「すげえ!」って思うし、テンション上がる。ワクワク感。だいじ。アクションにワクワクは絶対必要よね! ドシーンって体重がかかっている重いのもいい。それはそれでワクワクする。この映画は軽め、かろやか。
第三に「見ていればわかる」。映像を見ていれば、何が起きているのかわかるっていう。もちろん、それを重要視していない映画もあるんだけれど(おしゃべりがメイン、とか)、この映画に関しては、絵でわかる。言っていることが細かくわからなくても、起きていることはわかる。わかればいいのだよ。
リッチモンドがやろうとしていることも、これをー、こうするとー、僕の思い通り! やったね! 世界は平和になるぜ! あと何秒です! いえい! あ、やっぱあかんかったわ! ……わかりやすい!
というわけで、ざーっくりですが、面白いと思う理由をあげてみました。細かく言うともっとあります、ドイツ式挨拶とかさ、クライマックスの、ぽぽぽぽーん! とかさ、爆笑だわよ。いっこだけ、わたしは下品なのが苦手なので、王女……とは思いましたが、大きな問題では無いです。
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