京都・鴨川で対岸の下着盗撮の銀行員逮捕

2015年9月15日6時0分  スポーツ報知
  • デートスポットで知られる京都・鴨川の川べり(写真は事件とは関係ありません)

 京都府警中京署は14日までに、京都市中心部を流れる鴨川の河川敷で望遠レンズで女性の下着姿などを盗撮したとして、府迷惑行為防止条例違反の疑いで、京都市伏見区の銀行員・首藤雅文容疑者(28)を逮捕した。

 逮捕容疑は13日午後2時45分頃から3時頃にかけて、京都市東山区の四条大橋付近の鴨川河川敷で、約30メートル離れた対岸に座っていた大津市の女性会社員(24)ら2人のスカート内を望遠レンズ付きカメラを使って盗撮した疑い。

 中京署によると、首藤容疑者は河川敷の東岸から撮影。女性たちが容疑者の方を向くと、あたかも風景を撮っていたかのようにカメラの向きを変え、視線が外れると、また女性たちを狙ってシャッターを切っていたといい、不審に思った2人が近くの交番に通報した。

 警察官が首藤容疑者に職務質問すると逃走したが、まもなく取り押さえられた。カメラからは2人や他の女性を盗撮したとみられる写真が約200枚見つかり、首藤容疑者も「撮りました」と容疑を認めている。

 現場の河川敷はデートスポットとしても有名で、13日は日曜日とあって多くのカップルや観光客などがいたという。ただ、首藤容疑者がいた東側から対岸を撮ろうとすると、写真に写るのは川沿いに並んだ飲食店ばかり。祇園、八坂神社、知恩院などの観光名所は逆方向となるため、同署の担当者は「風景を撮る位置ではないと思いますけど…」と話した。

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