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伊藤ハムと米久が経営統合へ
9月15日 9時28分

食肉加工業界2位の「伊藤ハム」と7位の「米久」は、原料となる肉の輸入価格の上昇などで厳しさが増す経営環境を乗り切るためなどとして、来年4月をめどに共同の持ち株会社を設立し、経営統合することになりました。
関係者によりますと、いずれも食肉加工会社で兵庫県西宮市に本社がある業界2位の「伊藤ハム」と、静岡県沼津市に本社がある業界7位の「米久」は、来年4月をめどに共同で持ち株会社を設立して経営統合する方針を固めました。新しい持ち株会社の名前や出資比率などは、今後、両社で協議を進めることにしています。
食肉加工業界では、新興国の需要の増加で、ハムやソーセージなど加工品の原料となる食肉の輸入価格が上昇しているうえ、今後は国内市場の縮小も見込まれるなど、経営環境は厳しさを増しています。こうしたなか、両社は経営統合によって規模を拡大し、仕入れコストの削減や、中国や東南アジアでの事業の拡大を進めて、収益力を高めるねらいがあるものとみられます。
両社は15日の取締役会で、この方針を正式に決め発表することにしています。

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