2015.9.15 05:07(3/4ページ)

前代未聞!セ誤審で謝罪 「思い込み」原因、最終順位に影響も

前代未聞!セ誤審で謝罪 「思い込み」原因、最終順位に影響も

球は明らかに金網の向こう側に見える。NPBも誤審を認めた

球は明らかに金網の向こう側に見える。NPBも誤審を認めた【拡大】

 これを受けて、杵渕統括、友寄正人審判長、東利夫責任審判ら当該審判員が再検証。改めて甲子園の審判控室の映像を見直すなどして、本塁打であることを確認した。誤審の原因を審判員の「思い込み」であったと認定。13日夜に広島・鈴木球団本部長に(1)当該審判団は球場の構造を認識していた(2)フェンスかネットの上段に当たったものと思い込み、そういう観点からビデオ検証をしてしまった、と返答した。

 2010年に導入されたビデオ判定で誤審を認めるのは初めてのケース。杵渕統括は「思い込みでビデオ検証をすることは、ビデオ検証の根幹にかかわる。先入観を持たずにビデオ判定することを徹底する」と全審判員に通達するなどの再発防止策を示した。

【続きを読む】

  • 熊崎コミッショナーは誤審について謝罪した(撮影・斎藤浩一)
  • 広島・松田オーナー(右)は厳しい表情を浮かべながら、阪神・坂井オーナー(左)とともに会場入りした
  • 甲子園の外野フェンスにはファン進入防止柵が設けられ、ワイヤも張られている(撮影・岡田亮二)
  • オーナー会議の会見で厳しい表情を見せるNPB・熊崎コミッショナー=東京都港区(撮影・斎藤浩一)