2015年9月15日01時10分
与党が今週中にも採決を目指す安全保障関連法案に反対する市民による抗議行動が14日夜、東京・永田町の国会議事堂前とその周辺に集まった。主催者発表によると、参加者は4万5千人。歩道からあふれた人々が車道を埋め、喧噪(けんそう)の中で「廃案!」「強行採決反対」と叫び続けた。
「廃案! 廃案!」。14日夜、国会議事堂前には抗議行動の開始前から参加者が詰めかけ、歩道は身動きが取れないほどの混雑に。議事堂に向かう幅約50メートルの車道の両側に機動隊車両が並ぶなかで、参加者が車道にあふれ出し、車両の間を埋めつくした。警察側が人垣を作って参加者を制止するなど現場は混乱した。
主催したのは、平和運動を続けてきた市民らでつくる「戦争させない・9条壊すな! 総がかり行動実行委員会」。大学生らの「SEALDs(シールズ)」、大学教授や研究者らの「学者の会」、子育て世代の「ママの会」なども協力。「12万人(主催者発表)が参加した8月30日のデモを再現して、採決を阻止しよう」と世代を超えて集まった。ノーベル賞作家の大江健三郎さんもスピーチに立った。予定されているだけでも18日まで連日国会前で抗議行動をする。
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