ゴールドマン:原油価格は20ドルまで下落の公算-見通し下方修正 (1)
2015/09/11 16:04 JST
(ブルームバーグ):米ゴールドマン・サックス・グループは石油輸出国機構(OPEC)の一段の生産拡大で世界の石油余剰が2016年まで続き、原油価格が1バレル=20ドルに下落する可能性もあるとの見方を明らかにした。
同社は電子メールで11日送付したリポートで、ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)の16年の水準を45ドルと予想し、5月時点の57ドルから下方修正。北海ブレントの16年予想も49.5ドルとし、従来の62ドルから引き下げた。
ダミアン・クールベイリン氏らゴールドマンのアナリストは「われわれの想定よりさらに供給過剰となっている。余剰は16年も続くと見込んでいる。16年の原油市場における供給過剰の最新見通しを踏まえ、原油価格予想を再び引き下げている」と説明。生産が鈍化しなければ、原油価格が20ドルまで下がる可能性があるとしている。
原題:$20 Oil Possible for Goldman as Forecasts Cut on Growing Glut(抜粋)
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更新日時: 2015/09/11 16:04 JSTニュース一覧
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