Updated: Tokyo  2015/09/15 05:16  |  New York  2015/09/14 16:16  |  London  2015/09/14 21:16
 

ゴールドマン、米利上げ今週は見送りへ-1年後1ドル=130円想定

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    (ブルームバーグ):米連邦公開市場委員会(FOMC)は今週の会合で利上げを見送り、一方で日本と欧州の当局はこれから量的緩和(QE)を拡大するため円とユーロは下落するだろうと、ゴールドマン・サックス・グループが予想した。

ニューヨーク在勤のチーフ通貨ストラテジスト、ロビン・ブルックス氏らゴールドマンのアナリストはリポートで、日本銀行が10月に追加緩和を打ち出すと予想し、1年以内に1ドル=130円まで円安が進むとの見通しを示した。

リポートによれば、欧州中央銀行(ECB)も資産購入を拡大しユーロは来年1ユーロ=0.95ドルまで下落する見込み。

8月の中国人民元切り下げを受けた世界的な相場下落を受けて円とユーロが買われた後は売りの好機だとアナリストらは指摘した。ブルームバーグの相関加重指数によれば、円はここ3カ月で6.2%上昇、ユーロは4.3%上昇した。

「1カ月前の人民元切り下げとその結果としてのリスク回避志向の高まりは外為市場の視界を曇らせた。最近数週間はリスク回避が価格とファンダメンタルズ(経済の基礎的諸条件)の乖離(かいり)を拡大させており、好機を生んでいる」とアナリストらは分析した。

またゴールドマンは今週のFOMCについて、政策金利を据え置くと同時に「離陸は近い」と示唆するだろうと予想。イエレン連邦準備制度理事会(FRB)議長の記者会見で「見通しと、場合によっては論調がハト派に振れる」リスクがあるとも指摘した。

原題:Goldman Says QE to Weigh on Yen and Euro as Fed Holds This Week(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:シンガポール Netty Ismail nismail3@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先: Garfield Reynolds greynolds1@bloomberg.net

更新日時: 2015/09/14 15:58 JST

 
 
 
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