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最終更新:2015年9月14日(月) 7時3分

ドイツの難民施設が限界に、国境で入国検査導入し制限

 ドイツ政府は、13日、シリアなどから押し寄せる難民の流入を制限するため、オーストリアとの国境で入国検査を導入すると発表しました。

 ドイツには、シリアなどからの難民が、ハンガリーやオーストリアを経由して連日大量に押し寄せています。通常、ドイツとオーストリアの国境では、シェンゲン協定に基づきパスポートチェックはありませんが、ドイツのデメジエール内相は、「ドイツ国内の難民受け入れ施設が限界に達している」として、今後、難民の流入を制限するためオーストリアとの国境で入国検査を導入すると発表しました。また、オーストリアからの国際列車の運行も、一時的に止める措置を取りました。

 ドイツは人口や経済規模に応じてEU各国が難民を分担して受け入れることを提案していて、14日のEU内相・法相会合で協議が行われますが、ハンガリーやポーランドなどの東欧諸国は受け入れの義務化に強く反発しています。(14日06:06)

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