TOTO:創業期の衛生陶器など紹介 小倉にミュージアム

毎日新聞 2015年08月24日 19時36分(最終更新 08月25日 17時28分)

展示品で便器の歴史をたどることができるTOTOミュージアム=北九州市小倉北区で2015年8月24日、津村豊和撮影
展示品で便器の歴史をたどることができるTOTOミュージアム=北九州市小倉北区で2015年8月24日、津村豊和撮影

 TOTO(北九州市)は24日、本社・小倉第1工場で旧歴史資料館とショールームを集約した複合施設「TOTOミュージアム」を報道陣に公開した。創業期の衛生陶器や1980年に発売した温水洗浄便座「ウォシュレット」、最新製品を紹介している。オープンは28日で、入場は無料。

 2017年に迎える創立100周年の記念事業の一つ。初公開される展示品は、同社創立者の大倉和親が1914年に開発した日本初の腰掛け式水洗便器。ものづくりの原点で、当時の写真を元に復元した。このほか、74年に迎賓館赤坂離宮に納入したトイレ、64年の東京五輪に合わせてホテルニューオータニが採用した国内初のユニットバスルームなども展示する。

 ミュージアムは、4階建て延べ床面積約1万1100平方メートル。建物のデザインは緑豊かな大地と水滴をイメージした。

 喜多村円(きたむら・まどか)社長は記者会見し「創業の地から世界にTOTOブランドを発信したい」と語った。【石田宗久】

最新写真特集