国の債務増加率が年平均二ケタ台に上り、来年はGDPの40%を超える見通しです。
政府が公開した2015~2019年の財政運用計画を見ますと、来年の国の債務はGDPの40.1%に当たる645兆2000億ウォンに増えるものと予想されます。
また、2000~2013年の年平均債務増加率は12.3%で、財政危機に陥っているポルトガルの10.0%、スペインの7.5%、ギリシャの6.4%、イタリアの3.4%を上回り、急速に増えています。
政府は、来年の国の債務がGDPの40.1%に当たる645兆2000億ウォンに増えるとの予想について、OECD加盟国平均の
114.6%に比べて低い水準だとしていますが、輸出主導の産業構造、低い出生率及び高齢化の傾向、所得格差の拡大などを考えると、決して安定的な水準ではなく、年平均二ケタ台の債務増加率を軽んじてはならないとする指摘が出ています。