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【世界からみるWEST】
蚊取り線香にインド紙「発がん性物質含む」 豪紙「火災の主原因」 安全安心の日本製に商機?
夏の定番といえば蚊取り線香。関西発祥のロングセラーはいま、全世界に広がっている。特にマラリアなどの伝染病を媒介する蚊の退治の常備品として、常夏の熱帯地方の国々では欠かせないアイテムとなっている。インドの英字紙が「発がん性物質を含んでいる」とし、オーストラリア紙は「太平洋島嶼(とうしょ)国で起きる火災は蚊取り線香の不始末が多い」などと指摘。外国製品とはいえ、何やら物騒な話題が多いようだが、日本製には商機なのかも?。
インド ザ・ヒンズー紙「たばこ100本程度の喫煙量に相当する」
「蚊取り線香は発がん性物質を含んでいる」。そんなセンセーショナルな見出しを掲げたのが、インドのザ・ヒンズー紙。呼吸器系疾病研究機関の専門医師の話として、「密閉した室内で、螺旋(らせん)状の蚊取り線香1巻を燃やしただけでタバコ100本程度の喫煙量に相当する」と伝えた。中国、台湾の症例をもとに、蚊取り線香と肺がんに因果関係があるとし、その殺虫成分が肺に有害だと主張している。
無煙製品には、“煙害”はないものの、高度の一酸化炭素を排出し、危険だとしている。マット状、液体状の製品もガス状になった汚染物質が生じ、「肺に強い炎症を起こす」という。
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