任天堂、後任社長に財務の君島常務が就任へ
3人の「集団指導体制」に
[東京 14日 ロイター] - 任天堂<7974.T>は14日、岩田聡氏の死去で空席になっていた社長に財務担当の君島達己常務が就任すると発表した。16日付。ゲーム開発に自ら関与した「天才プログラマー」の岩田氏の後任は銀行出身の役員となる。
7月の岩田氏の死去以来、同社の代表取締役は、宮本茂専務、竹田玄洋専務の2人になっていたが、君島氏の昇格で3人の「集団指導体制」に戻す。
16日付で、ソフト開発担当の宮本氏とハード開発担当の竹田氏は専務に留任するが、宮本氏は「クリエイティブフェロー」、竹田氏は「技術フェロー」にそれぞれ就任。いずれも新設の役職で、専門領域で組織の運営の指導・助言を行う。
君島氏は一橋大学を卒業後、1973年に三和銀行(現三菱東京UFJ銀行)に入行、2000年12月に任天堂の関連会社ポケモン代表取締役に就任。米国任天堂会長兼CEOを経て、 2013年から現職。
(村井令二)
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