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栃木県の農業被害 少なくとも19億円に
9月14日 18時29分

栃木県の農業被害 少なくとも19億円に
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栃木県は、福田知事を本部長とする災害対策本部の4回目の会議を開き、豪雨による農業への被害が少なくとも19億円に上ることが報告されました。
14日午後3時半から県庁で開かれた災害対策本部の4回目の会議には、福田知事をはじめ県の各部局長などおよそ20人が集まりました。
会議では、今回の豪雨で、収穫時期を迎えたコメや特産のニラやイチゴが水につかるなどの被害が出ていて、農業への被害は少なくとも19億円3600万円余りに上るとみられることが報告されました。
農作物の被害額は、コメが6億4100万円余り、ニラが2億700万円余り、イチゴが1億9300万円余りなどとなっています。このほか農業施設への被害が4億5100万円余りに上っているということです。
県によりますと、調査ができていない場所もあるため被害額はさらに増える見込みだということです。
また、県内で分散して保管されている放射性物質を含む指定廃棄物については、環境省が調査した結果、流出などの被害がないことを確認したことも報告されました。
会議のあと、福田知事は「水が引いてきて被害が把握できるようになってきたが、確認した農業被害はまだ一部ではないかと捉えている。自治体に職員を派遣して調査が進むよう支援したい」と話していました。知事は15日、鹿沼市や日光市の土砂災害の現場を視察し、支援の要望を聞くことにしています。

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