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組み体操事故相次ぎ縮小の動き

09月10日 21時17分

組み体操事故相次ぎ縮小の動き

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何段にも積み上がる「ピラミッド」や「タワー」などの組み体操は、近年、規模が大きくなる傾向がありますが、事故が相次いでいることから、今、規模を小さくする動きが広がっています。
全国の学校で起きた組み体操の事故は平成25年度の1年間だけでも8500件以上。その多くは練習中に起きています。
愛知県尾張旭市の小学校では去年まで最も高いところはピラミッドは7段、タワーは4段の技が披露されていました。
しかし、全国的に事故が相次いでいることから、この秋の運動会では、多くの学校がピラミッドと、タワーを3段以下にすることを決めたということです。
こうした対応について、尾張旭市教育委員会の姫岩弘治管理指導主事は「組み体操で事故が起こりますと一生涯障害が残るくらいの事故があったと聞いている。より一層子どもが安全で安心な組み体操になるように改めて確認した上で実施する必要があると思います」と話しています。
また、事故を防ごうと、教育委員会が組み体操の高さに上限を設けた自治体もあり、大阪市は9月にピラミッドは5段以下、タワーは3段以下に制限することを決め、各学校に通知しました。
組み体操の事故に詳しい名古屋大学の内田良准教授は「観客も拍手してたし感動してた、ことしもやります、これはもう許されないと思います。これだけ負の側面が見えてきて、リスクマネジメントとして学校はちゃんと対応していかなければならない事態だと思います」と話しています。

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