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ビデオ判定の誤審認める 実際にはホームラン
9月14日 17時26分

ビデオ判定の誤審認める 実際にはホームラン
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プロ野球、セ・リーグは、12日に甲子園球場で行われた阪神対広島の試合で、ビデオ判定の末にスリーベースヒットと判定した打球が、実際にはホームランだったと誤審を認めて謝罪しました。記録の訂正はしないということです。
この試合では2対2の延長12回、広島の田中広輔選手が打ったセンターフェンス際への打球について、ホームランかどうかビデオ判定が行われました。その結果、審判団は、打球がフェンスの上段に当たってグラウンドに跳ね返ってきたとして、スリーベースヒットと判定しました。
この判定について試合後、広島がセ・リーグに検証を求めたことから、セ・リーグの杵渕和秀統括や当時の審判団などが改めてビデオを確認した結果、打球はフェンスを越え、ファンがグラウンドに入らないように設けているワイヤーに当たって跳ね返っていて、実際にはホームランだったことが分かりました。このため、セ・リーグは誤審を認めて、関係者に謝罪しました。
ビデオ判定をしたうえでの誤審は、平成22年の導入以来初めてです。
試合は延長12回、規定のため2対2で引き分けましたが、記録の訂正はしないということです。プロ野球を統括する日本野球機構では、審判に注意を促し再発防止に取り組むことにしています。
杵渕統括は「審判がワイヤーに当たって跳ね返ることを想定しておらず、フェンスの上段に当たったと思い込んでしまった」と話しています。
一方、広島の鈴木清明球団本部長は「どんな判定でも従うということでやっているのだから、審判には重責を感じてほしい」と話しています。

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