私は、坂田昌子さんの勉強会に参加して、私の窮状を訴え、逆に私が坂田さんの活動に資することができる、と言いました。
7月の生物多様性条約・愛知ターゲットCOP10の勉強会の後で、以下のようなメールも出しました。
けれども、坂田さんはその勉強会で、「メールがいっぱい来ていて、返信できていないものがあるけれども、ごめんなさい」と言いました。
私以外の参加者は坂田さんのお仲間で、会話の節々からメーリングリストなどもあるようで、私に対して故意に返信していないことは明らかでした。
ですから私は、坂田昌子の勉強会に行くのをやめました。
以下がメールの下書き一部抜粋です。
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坂田さん
(略)
さて、今日の議題も興味深いものでした。
私は生物多様性の認証に関するWeb活動だって、本当は参加したいのです。
しかし、(略)、手を挙げられませんでした。
認証はやりたいとは思います。
が、本当にそれが人々から認められるかというと、難しいと思います。
カテゴリを分けても、"人々から認知してもらえるか?"が最も難しいと思います。
だから私なんかは、いちばん人々が気になるであろう食品に限定してWebにして、「どうして他の分野もないのだ」というコメントがたくさん出た段階で拡張していく方がベターなように思います。
緑提灯とかサッカーの中田とか、私だけでなく参加者も知らなかったので、インターネットサイトを作って、それよりはるか上の認知を得るにはさらに工夫が必要と思うのです。
その繋がりで面白いと思ったのは、"これヤバい"と思わせるサイトの提案についてでした。
"これヤバい"を、生物多様性を訴える側が逆の意味で取り上げられるリスクを、敢えて犯してでも掲載してみれば、関心は集まりやすいように考えます。
それに関連して、飛行機でサンゴ礁など"これヤバい"と思わせる動画を流すのは、いい案とは思いました。
が、広告代理店並びに航空会社の上の方から、
「そんな広告出すくらいならば、地元の名物をもっと取り上げよう。その方がスポンサーとの軋轢がない」
と言われてしまう気がします。
それでも放映してもらうには、ウラで相当なネゴが要るのではと思います。
あらゆるものごとは全部そうして隠蔽されると、私の経験から痛切に思うので・・・
あくまで一意見ですし、坂田さんが私のこんな後出しジャンケンの意見を採用されなくとも、坂田さんの活動は正しいしベターな活動をされていると思います。
それでいえば、各分野に数値目標をつけるように言った、と仰いましたが、各分野で数値目標があっても、どの企業がどれだけ減らすかまでブレイクダウンせねば、実行は難しいと思います。
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坂田さんの、高尾山を守る活動などは、私の目からすると中途半端で、いまとなっては共産党と大して変わらないと思います。
上のメールも、COP10を実行するために、環境省から補助金を数百万円もらったから、それを活用して、生物多様性に関する市民認証を作りたい。
その端緒として、生物多様性に関して、大事にしているお店の情報(たとえば、数百年間独自の方法で味噌を作っているとか。そういうものも多様性です)を集めたWebサイトを作りたい。
という、坂田さんをはじめとした参加者が、それはいい!として主張したものに、個人的に返信したものです。
私は、環境省からの補助金数百万円を、坂田さんらはドブに捨てる結果になると思っています。
理由は以下の2点です。
1.Webサイトで生物多様性に関しての情報を集めたところで、生物多様性がどうして大事かが一般人に理解されていない。
2.生物多様性を理解している人々だっているが、彼らは"オーガニック"という言葉に敏感で、既に一定の(低い)シェアはある。
"オーガニック"に興味がない人々にも興味を持ってもらう。
それがいちばん難しいにもかかわらず、そこの議論はありませんでした。
たとえば、ノートの裏側にあったグリーンマークなんて廃れてしまいましたよね。
ベルマークだって見かけません。(最近牛乳石鹸で見つけてびっくりしました)
いくら認証を作り、市民参加を呼びかけようとも、市民から興味を持ってもらう"とっかかり"こそが重要なのです。
坂田さんのもう一つの主張は、
「日本の省庁にも、マスコミにも、頑張っている人はいる。彼らの声を市民団体として届けたい」
というものです。
この主張はいいと思うのですが、具体的にどう行動するかが問題です。
日本の省庁にも、マスコミにも、頑張っている人はいるでしょう。
けれども、彼らの声も、上職や、さらに上の、安倍晋三らのサロンに上がるどこかでひねり潰されているのです。
省庁やマスコミの担当者に対して
「いいことをしている。頑張ってね。」
と言うのは簡単ですが、それらの声を結集して、担当者の声で省庁やマスコミを動かすところまで行かねばなりません。
その案として、坂田さんは、COP10などの海外の会議には、各国政府関係者だけでなく、市民団体も参加でき、日本政府が発言しなければ、市民団体から他国の政府に依頼して、日本政府の意図とは違う結論に持っていくことが可能なそうです。
そういう会合に私も出てみたいと思う一方、そういう会合が用意されているのは、市民のガス抜きとなる案件だけであって、TPPのように市民生活に直結するものについては、どこの政府も市民団体の参加など認めてないだろうと思います。
(TPPの内容がウィキリークスに出るのですし)
結論として、坂田さんはキレイゴトは言うし実行はされているけれども、真の意味で世界を変えられる実行力はないと思います。
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