西村宏治
2015年9月12日11時36分
ゲームという娯楽の未来に、いつも前向きだった。「ひとりでも多くのみなさんに、笑顔をお届けしたい」。自らも笑顔を絶やさず、よくそう語った。
任天堂が3年連続の営業赤字になるとわかった直後の昨年2月、インタビューに応じた。この時も「悲観はしていません」とにこやかだった。スマホゲームの急拡大で、自社のゲーム機が伸び悩んで苦しんだ時期。それでも、スマホでは味わえない独自の娯楽への思いを口にした。ユーザーの動きをきめ細かく分析した自信と覚悟が、言葉からうかがえた。
東京工業大在学中に、本格的にゲームづくりを始めた。開発仲間だった鈴木仁志さん(57)は「『鳥の目』と『虫の目』を同時に持っていた」と評する。全体の組み立て方も個別の処理の仕方も優れた作品が多く、「天才プログラマー」と呼ばれた。
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