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渋井川の水位観測装置故障放置

09月12日 19時34分

渋井川の水位観測装置故障放置

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記録的な大雨で、堤防が決壊した大崎市を流れる渋井川には、県が設置した川の水位を測る観測装置がありましたが、故障したまま、およそ2年間放置されていて、水位の変化のデータが残っていないことが分かりました。
大崎市の渋井川は大雨で堤防が3か所で決壊し、広い範囲で浸水する被害が出ました。
決壊は、11日の午前5時前に起きたとみられますがそれまでに川の水位がどう変化したかはわかっていません。
宮城県によりますと堤防が決壊した付近には県が設置した川の水位を測る観測装置がありましたが、およそ2年前に故障しそのまま放置した状態になっていて、データが残っていないことが新たにわかりました。
この観測装置は堤防の改修計画などをたてるために設置され、川の水位がホームページなどで確認できるしくみになっていませんでしたが、データは自動で蓄積することができました。
しかし、故障のまま放置されていたことで、今回の決壊までの水位変化は把握できず、検証ができないということです。
県土木部河川課は、「観測装置は避難を判断するためのものではなかったことと、予算の関係で、修理に手が回っていなかった。今後は、どこに観測装置を設置するかも含め改めて検討していきたい」と話しています。

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