エンブレム選考者間でも発言にズレ?永井一正「1週間前に聞いた」審査委員「5月に報告あった」
- 2015/9/8 08:33
- 国内News
- 東京オリンピック, 東京五輪ロゴデザイン問題, 永井一正
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佐野研二郎氏の東京オリンピック・エンブレムが撤回された問題で、審査委員の発言にもズレがあることがわかりました。
エンブレムは2014年11月に2日間かけて行われた審査委員会で佐野氏の原案が選ばれたものの、組織委員会は商標などの問題から2度に渡ってデザイン案を修正、7月24日に最終案が発表されていました。
問題となっているのは組織委員会が修正されたエンブレムのデザイン案を審査委員に対しいつの時点で説明したのか、という点です。
9月3日の夜、NHKは審査委員の代表を務めた永井一正氏のこんなコメントを伝えていました。
永井氏は、「修正するとは聞いていたが、途中経過は全く知らなかった」と話し、組織委員会が、修正が2回あったことやどのようなデザインになったのかを完成まで、審査委員に伝えていなかったことが分かりました。
永井氏がエンブレムを見たのは7月24日に発表される1週間前だったということです。
永井氏は別のメディアの取材に対しても同様の説明をするとともに、「1週間前に知らされ国際商標も取ったと(組織委員会から)説明されたため、今更何を言ってもしょうがないと思って了承した」と審査委員側では手の打ちようがなかったことを強調しています。
しかし9月7日の夜、審査委員がTBSの取材に対し異なる発言をしていることがわかりました。8人の審査委員の一人のコメントを報じた部分を書き起こすとこうなります。
実は、この審査委員の元に5月になって突然、組織委員会からこんな報告があったという。
「エンブレム発表のめどがついた。最終案を了承してほしい。」
それまで原案を修正することすら知らされていなかったのに、突如、原案と大きく異なる最終案と称するデザインが示され、更にその場で了承を求められたと言うのだ。
審査委員会代表の永井氏は「修正するとは聞いていたが、途中経過は全く知らなかった」として修正されたエンブレムを見たのが1週間前だったとしている一方、別の審査委員は5月の時点で最終案を示され同意を求められたと説明しており経緯が一致しません。5月に組織委員会から報告があってから7月に審査委員らに対し最終案を提示して了承を求めたということなのでしょうか。エンブレム公開に至るまでの過程において審査委員会がどのように関与していたのか再び不透明感が漂っており、更なる説明が求められることになりそうです。
関連URL:魚拓 【YouTube】五輪エンブレム最終案、審査委員「5月に突然知らされた」
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