このように、境目がくっきり見えてきました。
この状況から何が言えますか?
鬼怒川の水位が下がってきましたので、それで、ちょうど流された、決壊した部分の下の土台の部分が、うっすら緑色の部分ですが、見えてきていると。
川からの流入は、今の時点ではないということです。
しかし、この水がたまっている部分は、ただ水がたまっているわけじゃなくて、泥と一体化していて、非常にぬかるんでる状況です。
それと、激しい勢いで水が流れ込みましたので、ご覧のように、道路が完璧にアスファルト、寸断されていると。
ここだけではなくて、周辺の道路も、ただ上に泥がかぶってる、水がかぶってるだけじゃなくて、道路の形状が変わっていたり、あるいは電柱が倒れてたりといったような状況になってまして、すぐに救出作業で車両が大規模に入ってということは、なかなか難しいと思います。
かなりの数の住宅がありますので、それを一軒一軒、確認しながら、取り残された人がいないかどうか、いれば救出するという作業を続けると思います。
また一夜明けて、まだ連絡がつかないという状態が次第にはっきりしてきまして、ご家族の方から警察に捜索を求めるような通報が入っておりまして、それが結果的に25人不明ということで、行方不明者が増えていると。
これはあくまでも、ご家族の方が連絡が取れないか、あるいはいったん連絡がついていた方が、その後、連絡がつかなくなったということですので、勢いの激しい決壊現場ですから、そういういとまもなく孤立して、今も警察、消防などに把握されぬまま、住宅にとどまっている方もいらっしゃると思います。
そうした方の救出が急がれますが、今のところ、ここを見るかぎり、すぐに例えばゴムボートなどを使って、接近して救出するということができる場所は限られているというふうに考えられまして、とりあえずは今、孤立している人をどうやって、まずは…を中心に救出するか、取り残されている人がいないかどうか捜索するという両方を進めていくということになると思います。
大規模な救出活動が続いているということになりますが、引き続き、救出を求める孤立している方はアピールが必要になってきますね。
天気が回復しまして、晴れてますんで、視界がよくなってます。
遠くからも見えるようになって増すんで、ぜひ、一夜明けて、体力も皆さん、無理をなさらないほうがいいと思いますけれども、近くにヘリコプターの音がしたとか、捜索隊の声が聞こえた場合には、顔を出すことで、皆さんが孤立している場所が分かるということです。
天候はもう回復して、きょうは一日、こういう天候だと思いますので、孤立されてる方、いればですね、見つけるのはそんなに、手を振ったりとかということで、動くことが見えやすいので、そういった取り残された方の確認は進むと思います。
ただ、行方不明になって、流されたような家とか、車に人がいらっしゃったという話もありまして、そうした捜索は、なかなか今のぬかるんだ状況では、なかなか難航してるのではないかというふうに思います。
今、かなり田畑でしょうか、土の部分が見えてきたり、今も木でしょうか、木に屋根が引っ掛かっているような状況が見えていますけれども、改めて、この被害の状況というのはどういうふうに見ますか?
これなんか、川筋のように見えますが、本当にこれが川なのか、もともと田んぼだったのに土砂が流れて、そうなっているのか分かりません。
そのぐらいもう、地形が全く変わってしまってるのではないかと思います。
電線等、電柱等倒れてまして、停電もしてるでしょう。
ですから、ふだんご存じのような地形ではなくなっている状況があります。
道路も各地で寸断されてますから、車で不用意に現場を移動するのは危険だと思います。
もうすでに避難場所にいらっしゃる方は、きょう、あまりご自宅に帰ろうと思わずに、避難をしていただいたほうがいいと思います。
警察、消防、自衛隊、海上保安庁等の捜索隊が進んでますので、そういう専門的な知識を持った、技量を持った捜索する方々の捜索を待ってほしいというふうに思います。
辻村解説委員には、また後ほど聞きます。
では、今入ってきた情報をお伝えします。
宮城県の栗原市によりますと、きょう午前、市の北部のくりこま地区で、さん迫川の水があふれ、車に乗っていた48歳の女性が、車ごと流されているという通報が消防にありました。
救助されましたが、警察や栗原市によりますと、死亡が確認されたということです。
また栗原市に消防から入った情報によりますと、午前4時過ぎ、くりこまいなやしき地区で、くま川の水があふれ、車に乗っていた62歳の男性が車ごと流されて、行方が分かっていないということです。
繰り返しお伝えします。
宮城県の栗原市によりますと、きょう午前、市の北部のくりこま地区で、さんはさま川の水があふれ、車に乗っていた48歳の女性が、車ごと流されているという通報が消防にありました。
救助されましたが、警察や栗原市によりますと、死亡が確認されたということです。
また、栗原市の消防から入った情報によりますと、午前4時過ぎ、くりこまいなやしき地区で、くま川の水があふれ、車に乗っていた62歳の男性が車ごと流されて、行方が分かっていないということです。
また鬼怒川の情報です。
きのう、鬼怒川の堤防が決壊した茨城県常総市では、8歳の子ども2人を含む、25人の行方が分からなくなっているほか、およそ580人が救助を待っているということです。
警察などによりますと、行方が分からなくなっている25人には、8歳の子ども2人が含まれ、いずれも家族や本人から救助の要請があったものの、その後、連絡がつかなくなっているということです。
このほか県には、常総市で人が流されているといった情報が寄せられているため、確認を急いでいます。
また常総市では、浸水した住宅などにおよそ580人が孤立し、救助を待っているということです。
県は、消防や自衛隊などと協力して行方が分からなくなっている人の捜索を急ぐとともに、救助を進めることにしています。
引き続き、辻村解説委員とお伝えしていきます。
今の行方不明者と救助を待っている人の話ですけれども、常総市では、行方不明の方が25人ということで、きのうの段階では、人数は十数人だったんですけれども、一夜明けて、家族の方と連絡を取り合って、結果的にそれが取れないということで、警察に通報が寄せられていると。
さらに、孤立している人の数、警察などの情報では、580人、これも昨夜の段階では200人といわれてましたんで、昨夜、自宅に孤立したまま連絡取れずに、朝になって連絡がついて、で、現状孤立しているということです。
500人以上の方が、今もこの現場のそれぞれの家にいらっしゃるということで、災害が起こって1日以上たってます。
雨が降り始めてからだともう2日たってますので、ほとんど着のみ着のままで停電もしてます、水道の供給もありません。
そうした中で、48時間近い滞在となると、体調面も極めて心配されますので、ご覧のように付近は一帯、冠水してますんで、自分の周り、見ていただいて、周りが茶色い土砂に覆われてるようだったら、無理はしてはいけません。
皆さん自身も体力が弱ってるわけですから、無理をして動くことなく、捜索する、この地域には重点的に捜索が行われていて、今の…に、600人近い人が孤立しているという状況はすでに把握されてるわけですから、ぜひ連絡がついて、ある程度、それだけが分かってる方は、体力を温存して待っていただきたいと思います。
たぶん気温もきょうは天気がいいので、上がってくると思います。
きのうまでは寒かったと思いますけど、今度は気温が上がってきて、逆に電気がありませんので、冷房もありません。
体調、この気温の上下で、特にお年寄りの方々、水も飲めないということになると、極めて大変な状況ですので、ぜひ救出を待って、できるだけ日の当たらない所で、救出を待っていただければと思います。
救助活動についてなんですが、先ほど、地上の様子も映りましたけれども、今後、どのように段階を踏んで進んでいくというふうに考えられますか?
まだヘリコプターによる救出も近づけない場所では続くと思いますし、これから地上でゴムボートなどの船を使った救出、捜索もあると思います。
今言ったように、580人が孤立しているということを、警察が把握しているということですから、これは人数が580人といわれているということは、どこにどなたがいるっていうことが分かってる数が580ということだと思います。
連絡が取れているということですね?
で、救助を待っているという状況を警察が把握しているわけですから、この580名の人の救出が優先されると思います。
580人もの人が、いまだに孤立しているわけですから、それほど簡単にすぐに全員が救出されるわけにはいけません。
ただ、きのうは例えばヘリコプター、災害が起きて4時間、5時間で、ヘリコプター20機ぐらいのヘリコプターで150人以上の人を救出してますし、けさも日の出からヘリコプターが活動してますので、これまで待っていただければ、救出は進むと思います。
と同時に、まだ警察も当局、消防などの当局も把握してない方、580人以外の方がいらっしゃる可能性もありますので、そうした方々の捜索、自分からは、これはどなたかが歩いているんですね。
大変危険なので、控えたほうがいい行動だと思いますが。
状況から見てよく分かりませんけれども、浸水している所、このように水の水深が浅い所もあるんですけども、どこが本当に深い落ち込みか分かりませんし、ぬかるみに足を取られますと、そこにずぶずぶ沈み込んでしまって、自力では出られなくなるということもありますんで、無理はなさらないほうがいいですね。
こういう足元が分からない所を歩く際には、必ず傘などで進行方向をつつきながら、硬い所であることを確認しながら、歩かなければなりません。
不用意にこういう所で歩くのは危険です。
特に今は、命の危険が差し迫った状況では、とりあえずはない、要するに水が押し寄せていて、一刻も早く避難しなければならない状況ではないので、こうした行動は、できれば避けていただきたいなと思いますね。
水がまだまだ浸水した状態が続いているんですが、水がどのようにまた引いていくのか、状況が変わっていくのか、これはどういうことが考えられますか?
なかなか、もともと水が入らないことが前提にあるところですね。
田んぼだったら排水施設もありますけども、間違いなくあの勢いで堤防が決壊して、水が流れてる以上、田畑の排水の機能も詰まったりして、機能してません。
集落の排水機能もそうだと思います。
したがって、機械的に吸い出すしかないわけでありますけれども、これほど広範囲なエリアに機械で川に水を流すっていう体制を取るには、相当時間がかかります。
きょうも晴れてますので、蒸発する部分もあると思いますけれども、それは排水するのと、自然に蒸発するのとはまた違いまして、ぬかるみが広がる、土がいろんなものが土の中に入ったまま固まってしまうということなので、かえってそれは、結局それを取り除かないことには、復旧しませんので、そういう意味では、これで乾いてそれでもうおしまいということでは決してなくて、結局、水をはかなきゃいけない。
あるいは水道が復旧して、皆様一人一人のお宅では水でそれを洗い流さなきゃいけないということですから、実際に一軒一軒の家が住めるようになるには、まだ時間がかかります。
孤立している地域の皆さん、どうぞ安全な場所で救助を待ってください。
体調管理にも十分ご注意ください。
お伝えしていますように、関東から東北南部にかけて、記録的な大雨となり、鬼怒川の堤防が決壊した茨城県常総市では、25人の行方が分からなくなっていて、栃木県では1人が死亡、1人が重体になっています。
宮城県栗原市でも川があふれ、1人が死亡、1人の行方が分からなくなっています。
宮城県には引き続き、大雨の特別警報が発表されていて、最大級の警戒が必要です。
茨城県常総市の情報です。
きのう、鬼怒川の堤防が決壊した茨城県常総市では、8歳の子ども2人を含む、25人の行方が分からなくなっているほか、およそ580人が救助を待っているということです。
警察などによりますと、行方が分からなくなっている25人には、8歳の子ども2人が含まれ、いずれも家族や本人から救助の要請があったものの、その後、連絡がつかなくなっているということです。
このほか、県には常総市で人が流されているといった情報が寄せられているため、確認を急いでいます。
また、常総市では浸水した住宅などに、およそ580人が孤立し、救助を待っているということです。
県は、消防や自衛隊などと協力して、行方が分からなくなっている人の捜索を急ぐとともに、救助を進めることにしています。
お伝えしていますように、関東から東北南部にかけて記録的な大雨となり、鬼怒川の堤防が決壊した茨城県常総市では、25人の行方が分からなくなっていて、栃木県では1人が死亡、1人が重体になっています。
宮城県栗原市でも川があふれ、1人が死亡、1人の行方が分からなくなっています。
宮城県には引き続き、大雨の特別警報が発表されていて、最大級の警戒が必要です。
では、渋井川の堤防が決壊した、大崎市の情報です。
陸上自衛隊が宮城県大崎市の堤防が決壊した渋井川の流域を確認したところ、住宅などの建物およそ100棟が浸水しているということです。
堤防が決壊した渋井川に近い大崎市の古川第五小学校によりますと、渋井川から500メートルほどの鴻ノ巣地区で、20人から30人が孤立して、救助を求めているという情報があるということです。
現在、自衛隊などのヘリコプターが救助に向かっています。
小学校は、きょうは臨時休校していますが、浸水はしていないということです。
現在、近くの住民が続々と徒歩で避難してきていて、100人以上になっているということです。
また小学校では、1000人近くの児童の安否確認を進めていますが、自宅が浸水している児童が複数いるということです。
茨城県の常総市、午前10時半ごろの映像です。
ヘリコプターが上空を飛んでいます。
お伝えしていますように、関東から東北南部にかけて、記録的な大雨となり、鬼怒川の堤防が決壊した茨城県常総市では、25人の行方が分からなくなっていて、栃木県では1人が死亡、1人が重体になっています。
宮城県栗原市でも川があふれ、1人が死亡、1人の行方が分からなくなっています。
宮城県には、引き続き、大雨の特別警報が発表されていて、最大級の警戒が必要です。
特別警報は、緊急事態を示す最大級の警報です。
災害が起きている、または迫っています。
身を守る行動を、どうぞ取ってください。
周囲が危険な場合は、建物の上の階か、斜面から離れた所で身を守ってください。
では、宮城県の大崎市で救助された方のインタビューをお伝えします。
そこの部落なんですけども。
どういう状況だったんですか?
うち…のは、大体、朝4時ごろに、分かったのが向かいの家から電話入って、水が上がってきてるよって言って、そこからあっという間に上がってきたような感じでしたね。
今、家はどういう感じなんですか?
1階が半分くらいつかったような感じ。
1階が半分ぐらい。
おけがはなかったですか?
大丈夫です。
周りの方々は大丈夫でしたか?
みんな大丈夫でしたね。
時間的にして、何時ぐらいから冠水した感じですか?4時ぐらい?
4時ぐらいでタイヤがちょっと埋まってきてるような感じで、そこから1時間もしてないで、家に上がったかな。
じゃあもう2階のほうに避難して?
はい、そうです。
今、そうしたら消防のほうに救助されたと?ちょっとまだ心配ですね。
なんか音したりとかは?
なかったです。
じゃあもう急激に?
うん、そうです。
では引き続き、茨城県常総市の上空からの映像です。
まだ大規模に浸水している様子が分かります。
住宅が多い地域です。
右側に見えているのが鬼怒川です。
鬼怒川の川の水の量は、だいぶ減ってきているように見えます。
ただ、浸水の被害は続いています。
浸水が続いている地域では、この地域に近づくのは大変危険です。
救助を待っている皆さんは、建物の上の階など、安全な所で救助を待ってください。
また、目立つものを外に振るなどして、救助を待ってください。
通報ができる場合は、119番通報をしてください。
懸命の救助活動が続いています。
今、川の水門でしょうか、水門の近く、多くのホースが水門の左側に見えています。
白く細長いものが、水門の外と内側に垂れ下がっています。
車が5台、大型の車両が止まっています。
まだホースに水は出ていないようですね。
準備の段階だと思います。
水を吐き出す準備をしているんだと思います。
これは水門が今、流れを見ていますと、細い川のほうから、大きな鬼怒川のほうに水が流れているという状況ですね。
そうですね。
たまっていた水が自然に流れているのだと思いますけども、ちょっとどっちが上流か、どっちが川かっていうのは、詰めたサイズなので分かりませんけれども。
少し引いてもらえますでしょうか。
この水門の外が川の流域だとすれば、内側から今、外に向けて川へ流れていましたので、住宅地方向から川に流れてる、つまり川の水位のほうが低くなっているということですね。
それをこれから、そのホースを使って、さらに機械的に吐き出させると。
たぶん、鬼怒川の支流に当たるんだと思うんですけれども、ここの水を抜くことによって、全体の浸水域の水を抜いていくということを計画してるんだと思います。
ご覧のように、河川敷が見えてきましたね。
本来の普通の川の幅はこの左側の川幅で、木がいくつかある所よりも右側は河川敷です。
きのうはこの河川敷を超えて、この住宅地にまで水が迫り、それで一部が決壊しているという状況だったので、その状況からすると、ずいぶん水が今、引いていますね。
この鬼怒川に設置された水位計でも、堤防が決壊したきのうの初めのころは、8メートル近い水位だったのが、きょうの午前11時の時点では、3メートル70と、半分以下に下がってきています。
そういう状況にあるので、鬼怒川自体の水位が下がっているので、それで、その鬼怒川に向けて、市街地にたまった水を流そうという動きが進んでいるんだと思います。
今、画面の上側に見えていますが、支流の上側、たまった水が下のほうに、この支流のほうに入っている様子が確認できます。
これはこう、自然にこの支流のほうに流れているという状況だと思います。
これ、自然に流れている感じ、見るかぎり、見えますけど、これはだから、浸水している地域の中を流れる川ですね。
この川の先に鬼怒川があるわけです。
そこに向かって、水が引いていくということですが、今の流れる量を見れば、それほど多い量ではありませんので、浸水域全体に今、たまっている雨量を考えると、やっぱりある程度、人為的に水を抜いていかないと難しいと思います。
現在の茨城県の常総市の様子を、ヘリコプターからの映像でお伝えしました。
お伝えしていますように、関東から東北南部にかけて記録的な大雨となり、鬼怒川の堤防が決壊した茨城県常総市では、25人の行方が分からなくなっていて、栃木県では1人が死亡、1人が重体になっています。
宮城県栗原市でも川があふれ、1人が死亡、1人の行方が分からなくなっています。
宮城県には引き続き、大雨の特別警報が発表されていて、最大級の警戒が必要です。
午前9時前の仙台市泉区です。
押し流されてきた木が、橋に引っ掛かっています。
橋につながる道路も大きく陥没して、通行止めになっています。
気象庁によりますと、台風18号から変わった低気圧と、日本の東を北上する台風17号の影響で、おとといから関東から北海道にかけて、線状降水帯と呼ばれる発達した帯状の雨雲が南北にかかり続けています。
このため、宮城県では、降り始めからの雨量が多い所で500ミリを超え、平年の9月1か月の雨量の2倍を超える記録的な大雨となり、各地で河川の氾濫や浸水などの被害が出ています。
栃木県と茨城県に出されていた大雨の特別警報は、けさ解除されましたが、気象庁は引き続き、宮城県に大雨の特別警報を出して、最大級の警戒を呼びかけています。
これまでに降った雨で、宮城県、福島県、山形県、それに岩手県では、土砂災害の危険性が非常に高くなり、土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。
また宮城県では、川の氾濫の危険性が非常に高くなっている所があります。
低気圧や台風の影響で、湿った空気が流れ込み続けるため、関東から北日本の広い範囲で、大気の不安定な状態が続き、このあとも東北では1時間に50ミリ以上、北海道では1時間に40ミリの雨が降るおそれがあります。
また関東でも、このあとしばらくは、1時間に30ミリ以上の激しい雨が降るおそれがあります。
あす朝までに降る雨の量は、いずれも多い所で東北で150ミリ、北海道で100ミリと予想されています。
特に記録的な大雨となっている地域では、今後の雨でさらに川が増水して、氾濫の危険性が高まったり、土砂災害の危険性がさらに高まったりするおそれがあります。
気象庁は、宮城県では川の氾濫や土砂災害、浸水に最大級の警戒をするとともに、東北では宮城県以外の地域でも厳重に警戒するよう呼びかけています。
今回の大雨を受けて、山谷防災担当大臣は、次のように述べました。
また、塩崎厚生労働大臣は、今後、家屋などの消毒や発熱や下痢などの症状を訴える人が、同時期に複数発生するような場合に備えた迅速な対応など、感染症対策に万全を期していきたい。
被災自治体と緊密に連携を図り、ニーズをしっかりと把握しながら、必要な支援を行っていくと述べました。
鬼怒川の堤防が決壊した、茨城県常総市から避難してきた人たちを、茨城県つくば市は避難所を設置して受け入れています。
そのうちの一つから中継です。
常総市に隣接するつくば市に設けられた、避難所の交流センターです。
およそ700人が避難しています。
避難所では午前中、浸水したり、停電したりしている地域の地図が貼り出され、避難している人たちが、自宅の周辺の状況を確認しています。
地図上では、自宅の周辺が浸水地域となっていた、70代の男性は、できるだけ早く戻って、自宅がどうなっているのか、確認したいと話していました。
ただ、避難所に詰めている常総市の担当者は、浸水した地域は危険な状態が続いているとして、絶対に自宅に戻らないよう呼びかけています。
常総市に隣接するつくば市の避難所でした。
続いて、河川の情報です。
宮城県を流れる渋井川は、きょう午前、古川西荒井地区で堤防が決壊して氾濫しました。
また宮城県富谷町では、吉田川の水位が上昇して、堤防から水があふれました。
吉田川は大和町と大郷町の観測所でも、設計上、堤防が水に耐えられる高さとされる、計画高水位を超えていて、特に警戒が必要です。
また宮城県を流れる、北上川水系の迫川も、午前9時半過ぎから栗原市の観測所で、計画高水位を超えています。
さらに宮城県では、北上川水系の江合川が、涌谷町の観測所で、小山田川が登米市の観測所で、氾濫の危険性が非常に高い氾濫危険水位を超えています。
また秋田県を流れる福部内川が、大仙市の観測所で、氾濫危険水位を超えています。
一方、きのう茨城県常総市で堤防が決壊して氾濫した、利根川水系の鬼怒川は、常総市と筑西市にある水位観測所では水位が下がり、避難判断水位を下回りました。
国土交通省の担当者は、今後も各地で水位の高い状態が続くと見ていて、増水している川には、引き続き近づかないよう、注意を呼びかけています。
被害の情報です。
こちら、大崎市です。
現在、消防による救出作業が続けられています。
宮城県大崎市では、市内を流れる渋井川の堤防が決壊しました。
広い範囲で浸水し、多くの住宅が水につかっています。
陸上自衛隊が現地の状況を確認したところ、およそ100棟が浸水しているということです。
大崎市によりますと、午前10時半現在、救助された人や、浸水した地域の人たち700人余りが、大崎市の古川第五小学校など、市内19か所に避難しているということです。
宮城県大和町では、町内を流れる吉田川が氾濫し、自宅や車の中に取り残された住民の救助活動が続いています。
大和警察署も、1階部分が浸水したということです。
警察署の周りには、冠水した道路で身動きが取れなくなっている車が複数あるということです。
宮城県栗原市では、国道の脇の土砂が崩れてトラックが巻き込まれ、乗っていた男性が病院に搬送されました。
警察によりますと、男性は搬送されたとき、意識がもうろうとしていたということです。
栗原市北部の栗駒地区では、川の水があふれ、車に乗っていた48歳の女性が、流されているという通報が消防にありました。
女性は救助されましたが、警察や栗原市によりますと、死亡が確認されたということです。
栗原市に消防から入った情報によりますと、栗駒稲屋敷地区では、熊川の水があふれ、車に乗っていた62歳の男性が車ごと流されて行方が分かっていないということです。
岩手県大槌町によりますと、大槌町小槌の小槌仮設団地で、少なくとも1世帯の床下が水につかったということです。
町は、ほかに被害が出ていないか、調べています。
そして、きのう鬼怒川の堤防が決壊した、茨城県常総市。
国土地理院が小型の無人機ドローンできのう、撮影した映像です。
堤防の切れ目から、大量の水が濁流となって、住宅地や田んぼに流れ込みました。
一夜が明けたきょう、常総市では、8歳の子ども2人を含む25人の行方が分からなくなっています。
浸水した住宅などで、救助を待っている人もいます。
堤防決壊から一夜明けた、11日朝8時です。
きょうも朝から救出作業が続いています。
常総市の隣にある、茨城県守谷市のグラウンドには、救助された人を乗せたヘリコプターが次々に着陸。
消防の隊員が健康状態を確認しているようでした。
海上保安庁は、きょうはヘリコプター4機で、孤立した人たちの救助に当たっています。
自衛隊もけさから再び、ヘリコプター10機以上で救助活動を再開しています。
こちらは1階部分が浸水したスーパーです。
けさ6時ごろには、屋上に自衛隊のヘリコプターが到着しました。
客や従業員などおよそ100人が、2階で一夜を過ごしました。
次々にヘリコプターに乗り込み、救助されました。
ボートで救助される人もいます。
きょうも、一部の地域では浸水の範囲が広がり、新たに救助を求める要請が寄せられているということです。
救助活動が続けられる一方で、常総市では浸水した住宅などにおよそ580人が孤立し、救助を待っているということです。
また常総市をはじめ、茨城県内では、およそ8000人が避難しているということです。
こちらは、栃木県鹿沼市の住宅地で起きた土砂崩れの現場です。
昨夜、土砂の中から女性が見つかり、病院で死亡が確認されました。
警察によりますと、死亡したのは、行方が分からなくなっていた小林フミ子さんだということです。
また日光市では、20代の男性が誤って排水管に転落し、意識不明の重体になっているということです。
続いて仙台放送局から、東北地方の状況をお伝えします。
お伝えします。
きょう午前、宮城県栗原市で、川の水があふれて、48歳の女性が死亡したほか、62歳の男性の行方が分からなくなっています。
きょう午前7時前、栗原市の北部の金成大原木地区で、48歳の女性が車ごと流されているという通報が、消防にありました。
警察や消防によりますと、午前9時過ぎに、女性は、田んぼで車に乗った状態で見つかり、救助されましたが、死亡が確認されたということです。
栗原市によりますと、三迫川の水があふれていたということです。
また午前4時過ぎには、栗原市の栗駒稲屋敷地区で、62歳の男性から、熊川の水があふれていると、救助を求める連絡が、消防に入りました。
消防が現場に駆けつけましたが、男性の行方が分かっておらず、男性の車も見つかっていないということで、消防と警察が現在、付近で捜索を進めています。
きょう午前、宮城県栗原市で川の水があふれて、48歳の女性が死亡したほか、62歳の男性の行方が分からなくなっています。
けさ早く、宮城県大崎市を流れる渋井川の堤防が決壊して、住宅地など広い範囲が浸水し、住民から救助の要請が相次いでいます。
警察や消防がゴムボートを出して救助に当たるとともに、自衛隊もヘリコプターを使って救助を進めています。
午前9時半過ぎの映像です。
堤防が決壊したのは、宮城県大崎市の西荒井地区です。
画面の中央に消防のボートが見えます。
住民を救出しています。
歩いている人が見えます。
ひざまで水につかっています。
冠水した道路では、水の下でマンホールのふたが外れたり、側溝や用水路が隠れたりするおそれがあります。
画面中央は橋が見えます。
そしてその橋の両側が、水につかっているのが確認できます。
陸上自衛隊がヘリコプターで救助に当たっています。
1階が半分くらいつかったような感じです。
あっという間に上がってきたような感じでしたね。
4時ぐらいで、車のタイヤがちょっと埋まってきてるような感じで、そっから1時間もしないで家に上がったかな。
大崎市によりますと、きょう午前5時前、大崎市の古川西荒井地区で、渋井川の堤防が長さおよそ20メートルにわたって、決壊しているのが確認されました。
住宅地など広い範囲が浸水して、住民から救助の要請が相次ぎ、警察や消防などが救助活動に当たっています。
大崎市の消防によりますと、午前10時20分までに42人を、ゴムボートで救出したということです。
まだ複数の住宅で救助を待っている人がいるということで、消防隊員がゴムボートで一軒一軒、救助に向かっているということです。
宮城県は午前8時15分に、自衛隊に支援を要請し、陸上自衛隊がヘリコプターを使って救助を進めています。
陸上自衛隊が現地の状況を確認したところ、住宅などの建物およそ100棟が浸水しているということです。
大崎市によりますと、午前10時半現在、救助した人や浸水した地域の人たち700人余りが、大崎市の古川第五小学校など、市内19か所に避難しているということです。
消防によりますと、これまでのところ、けが人の情報はないということです。
堤防が決壊した宮城県大崎市を流れる渋井川は、一級河川の鳴瀬川の支流で、長さはおよそ8キロあります。
決壊した場所は、東北新幹線の古川駅や、大崎市役所がある市の中心部から、およそ4キロ南西です。
大崎市によりますと、古川西荒井地区には、今月1日時点で、445世帯1251人が住んでいて、市は、鳴瀬川の水位が上昇していることから、午前4時半に古川西荒井地区を含む地域に、避難準備情報を出していました。
仙台からお伝えしました。
続いて、首都圏の被害や影響についてお伝えします。
では関東の詳しい情報をお伝えします。
今回の大雨で、関東各地で川の氾濫や浸水などの被害が出ています。
きのう、鬼怒川の堤防が決壊した茨城県常総市では、8歳の子ども2人を含む、25人の行方が分からなくなっているほか、およそ580人が救助を待っているということです。
気象庁はけさ、栃木県に続いて、茨城県に出していた特別警報を解除しましたが、引き続き、川の氾濫などに十分注意するよう呼びかけています。
午前8時ごろの常総市で決壊した、鬼怒川の堤防近くの住宅地です。
傾いた住宅も多く、流れ出た水の勢いの強さを物語っています。
そして泥に埋まった車もあります。
常総市によりますと、これまでに市内で8歳の子ども2人を含む、25人の行方が分からなくなっています。
いずれも家族や本人から救助の要請があったあと、連絡がつかなくなっているということです。
また、浸水した住宅などにおよそ580人が孤立し、救助を待っているということです。
このほか、栃木県内で土砂崩れに巻き込まれた女性1人が死亡、誤って排水管に落ちた男性が意識不明の重体となっています。
避難指示や避難勧告が出されている地域もあります。
茨城県内で避難指示が出されているのは、常総市の5579世帯1万5756人。
つくばみらい市の294世帯809人、筑西市の23世帯57人、牛久市の3世帯7人の、合わせておよそ5800世帯1万6000人です。
また避難勧告は、つくば市、筑西市、常総市、つくばみらい市の4つの市に出されています。
避難するから、早く、早くきなよ!って言われたのね、私。
荷物取りに来たのね。
それで出たらね、もうこのくらいまで、水来ちゃってるの。
でもあれだけ水あって、きょう引くかね?
続いて、栃木県内の状況です。
NHKが栃木県内の自治体に取材して、午前10時現在でまとめたところ、避難指示が出されているのは、宇都宮市の5世帯12人です。
また避難勧告が、宇都宮市と佐野市に出されています。
茨城県と栃木県では、ライフラインにも大きな影響が出ています。
東京電力によりますと、茨城県内では、午前6時現在、常総市を中心におよそ1万1200軒が停電しています。
東京電力によりますと、復旧まで数日かかる可能性もあるとしています。
厚生労働省が各県を通じて把握した午前6時現在の断水の状況は、茨城県常総市でおよそ1万2000世帯です。
水戸市などは給水車を向かわせているということですが、常総市役所が停電するなどして、思うように連絡が取れず、派遣した給水車がどこで給水活動を行うか、把握していないということです。
栃木県内の影響です。
午前6時現在、日光市のおよそ700軒が停電しているということです。
また小山市では、3か所ある浄水場のうち、2か所が水を供給できず、市の全域で水が出にくくなっているため、けさも4か所に給水車を出しています。
栃木県小山市で7500世帯、栃木市で2200世帯、那須塩原市で940世帯で断水となっています。
以上、関東の情報をお伝えしました。
では、渋井川の堤防が決壊した宮城県大崎市の情報です。
陸上自衛隊が、宮城県大崎市の堤防が決壊した渋井川の流域を確認したところ、住宅などの建物およそ100棟が浸水しているということです。
堤防が決壊した渋井川に近い、大崎市の古川第五小学校によりますと、渋井川から500メートルほどの鴻ノ巣地区で、20人から30人が孤立して、救助を求めているという情報があるということです。
現在、自衛隊などのヘリコプターが救助に向かっています。
小学校はきょうは臨時休校していますが、浸水はしていないということです。
現在、近くの住民が、続々と徒歩で避難してきていて、100人以上になっているということです。
また小学校では、1000人近くの児童の安否確認を進めていますが、自宅が浸水している児童が複数いるということです。
一方、宮城県栗原市では、川から水があふれて車が流され、乗っていた48歳の女性が死亡しました。
別の地区でも車ごと流されたと見られる62歳の男性の行方が分からなくなっていて、警察と消防が捜索をしています。
お伝えしていますように、台風18号から変わった低気圧と、日本の東を北上する台風17号の影響で、おとといから関東から北海道にかけて、線状降水帯と呼ばれる発達した帯状の雨雲が南北にかかり続けています。
このため、宮城県では、降り始めからの雨量が多い所で500ミリを超え、平年の9月1か月の雨量の2倍を超える、記録的な大雨となり、各地で河川の氾濫や浸水などの被害が出ています。
各地の雨は次第に弱まり、栃木県と茨城県に出されていた大雨の特別警報はけさ、解除されましたが、気象庁は引き続き、宮城県に大雨の特別警報を出して、最大級の警戒を呼びかけています。
これまでに降った雨で、宮城県、福島県、山形県、それに岩手県では、土砂災害の危険性が非常に高くなり、土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。
また宮城県では、川の氾濫の危険性が非常に高くなっている所があります。
気象庁によりますと、東北と関東の太平洋側では、今夜遅くにかけて、大気の不安定な状態が続き、東北では夕方にかけて、局地的に1時間に30ミリの激しい雨が降るおそれがあります。
特に記録的な大雨となっている地域では、これまでに降った雨で、川の水位が高い状態が続くほか、今後、少しの雨でも土砂災害が発生するおそれがあります。
気象庁は、宮城県では川の氾濫や土砂災害に、最大級の警戒をするとともに、宮城県以外の東北の各地でも警戒を続けるよう呼びかけています。
お伝えしていますように、関東から東北南部にかけて記録的な大雨となり、鬼怒川の堤防が決壊した茨城県常総市では、25人の行方が分からなくなっていて、栃木県では1人が死亡、1人が重体になっています。
宮城県栗原市でも川があふれ、1人が死亡、1人の行方が分からなくなっています。
宮城県には引き続き、大雨の特別警報が発表されていて、最大級の警戒が必要です。
2015/09/11(金) 11:00〜11:54
NHK総合1・神戸
ニュース「大雨特別警報」関連[字]
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 天気
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 1/0モード(シングルモノ)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32080(0x7D50)
TransportStreamID:32080(0x7D50)
ServiceID:43008(0xA800)
EventID:22218(0x56CA)