決壊した堤防。
住宅地に向かって、大量の水が流れ込んでいます。
きょう午後2時ごろの茨城県常総市です。
住宅のベランダや屋根、あちこちに助けを待つ人の姿が。
自衛隊のヘリから人が降りてきました。
人、中にいます。
流されていく車。
乗っていた男性は無事でした。
大雨の特別警報が出されている被災地。
夜になった今も、大勢の人たちが取り残されています。
こんばんは。
ニュースウオッチ9です。
きょうは時間を延長して、10時55分までお伝えします。
深刻な被害が広がっています。
関東から東北南部にかけて、記録的な大雨となりました。
栃木県と茨城県に、大雨の特別警報が出され、合わせて8人が行方不明となっています。
このうち、茨城県では、常総市で鬼怒川の堤防が決壊し、住宅地に濁流が押し寄せました。
茨城県で降り続いた記録的な大雨。
県内を流れる鬼怒川は、昨夜から急激に水位が上昇しました。
午前9時前の鬼怒川近くの常総市の映像です。
道路は冠水していますが、このときはまだ人が歩いています。
しかし。
川から住宅街に水が流れ込んでいます。
川と住宅地の境目は分からなくなっています。
午後2時ごろの映像では、住宅地にも濁流が流れ込んでいます。
堤防が決壊したのは、午後0時50分ごろのことでした。
国土交通省が設置したカメラが撮影した、決壊直後の映像です。
決壊した場所から住宅に水が流れ込んでいます。
さらに。
木が押し倒され、住宅地が水に飲み込まれました。
住宅の周りを流れる濁流。
周辺には傾いた住宅がいくつも見えます。
住宅に取り残された人は、手を振るなどして、救助を求めます。
自衛隊などのヘリコプターが、救助に向かいます。
1人ずつを助け上げる救出作業。
隊員や被災者が流れに巻き込まれたり、引き上げる際に転落したりしないよう、細心の注意が必要です。
電信柱のそばで救助を待つ男性。
足は水につかっています。
救助されたのはおよそ2時間後でした。
誘導されて、皆さん次々と降りてきます。
ヘリコプターで救助された人たちは、安全な近くの公園に降ろされ、避難所に移動しました。
中には、かんいっぱつで救助された人たちも。
川のすぐ近くにあるこの住宅。
当時、家にいた家族4人が救助されたといいます。
全員が救助されたおよそ10分後。
住宅は濁流に押し流されていました。
常総市では、施設などの孤立も相次いでいます。
こちらのスーパーでは、1階部分が浸水。
客や従業員など、およそ100人が、2階に避難して、救助を待っています。
ツイッターには、店が浸水し、商品が流れている様子を映したと見られる映像が投稿されています。
また、市内の特別養護老人ホームでも、お年寄りら81人が、建物の2階に避難しています。
お年寄りの中には、持病がある人もいるうえ、この一帯で断水状態が続いていることから、今後、救助を要請するかどうか検討しているということです。
午後7時現在、常総市では7人の行方が分からなくなっているということです。
いずれも家族や本人から救助の要請があったものの、その後、連絡がつかなくなっているということです。
また、堤防の決壊による周辺の建物への被害は、最大で6900棟に上ると見られるということです。
堤防の決壊による大きな被害。
自衛隊は、ヘリコプターによるきょうの救助活動を終え、午後6時過ぎの時点で、常総市などで合わせて116人を救助したということです。
では、救出された人たちが避難している茨城県常総市の体育館と、つくばみらい市の避難所から中継です。
避難所の一つ、常総市の石下総合体育館です。
決壊した場所は、ここから3キロほど東、鬼怒川のちょうど対岸にあります。
この避難所には現在、およそ600人が避難してきています。
そのほとんどが、その対岸から逃げてきた人たちです。
今は水やパンが配られまして、毛布を床に敷くなどして、皆さん、体を休めていらっしゃいます。
ここは救助ヘリコプターの離発着場所にもなっています。
午後7時ごろまでは、こちらのグラウンドで、ヘリコプターが頻繁に行ったり来たりする様子が見られました。
きょうはヘリコプターで、およそ300人がここに運ばれてきたということです。
ヘリコプターで救助されてきた人たち、着のみ着のまま、中には足元ははだしで、指と指の間に、黒く湿った土がこびりついているという人もいました。
最初はぼう然とした様子でしたけれども、ここで家族や知り合いを見つけますと、涙を流すような場面も見られました。
それだけ、どれだけ気が張り詰めていたのかというのを感じた瞬間でもありました。
避難した人たちが多く口にするのが、この状況をいまだ飲み込みきれていないんですということです。
これまで経験したことがないような大きな水害。
家も壊され、車も失い、着替えさえ持っていないんです。
今後のことについて、何から考えたらいいのかまだ分かりません、そう静かに話す女性の姿に、整理がつかない心の内を見た気がします。
現在、雨はほとんど降っていません。
きょうは一日、小雨が降り続きました。
時折、外に出てきて空を見上げる人の様子も見られます。
その表情、早く雨がやんでほしい、水が引いてほしい、そう物語っているようにも感じました。
茨城県常総市でした。
常総市の中心部から、南東におよそ8キロのつくばみらい市に設けられた避難所の福祉施設です。
これまでに、40人余りが自家用車で避難してきました。
避難してきた人たちは、疲れた様子で、奥にある100畳ほどの大広間で、横になったりして休んでいます。
娘や孫と避難してきた60代の男性は、避難する際、すでに交差点が水につかり、警察官などが緊迫した様子で対応しているのを見て、怖い思いをしました。
建てたばかりの自宅が、どうなっているのか分からず、とても不安ですと話していました。
こちらの避難所では、つくばみらい市が水や食料、毛布などを提供しているほか、先ほど午後8時過ぎには、地元の人たちがボランティアで、食料や身の回りのものを差し入れていました。
常総市に隣接するつくばみらい市の避難所からお伝えしました。
先ほどの中継で、一部音声が乱れました。
失礼しました。
ここからは、災害担当の辻村解説委員と共にお伝えしていきます。
辻村さん、これまで、いろんな気象災害を取材されたと思うんですけれども、これまでの経験に基づいて言える部分で、今回ここまで被害が拡大した要因、どういうことが考えられますか?
激しい雨を降らせる帯状の雲が、関東にかかったんですね。
そうでしたね。
これは線状降水帯と呼ばれるんですが、この線状降水帯がちょうど鬼怒川の上にかかり続けたということが、一つあると思うんですね。
関東の辺りにとどまっているというのは、きのうからお伝えしているんですが、それが鬼怒川の上空というか、あの地域にまさにとどまったということですね。
そうですね。
ちょうど台風18号が東海を抜けた。
方や太平洋には、東側には、台風17号があるということで、ちょうどその谷間にこの関東になっていたんですが、その谷間で、その降水帯がちょうど乗ったのが、まさに鬼怒川の上だったということですね。
そうですね。
鬼怒川というのは、栃木県の山あいから茨城県に流れている、ちょうどご覧のように、上流では600ミリを超えていて、下流でも300ミリを超える雨が降っていると。
つまり上流も下流も、非常に激しい雨が降ったので、一気にきょう、水位が上がったということが、今回の大きな洪水の理由ですね。
もう一つ、じゃあ、決壊した場所なんですけれども、こちらのほうも地域的な特徴がありまして、ちょうど川が曲がってくる、この部分がちょうど決壊して、今、切れていますけれども、川が蛇行して曲がってくる部分でして、この川の水位が上がることで、この堤防の部分に、水が越える、越水が起きまして、その越水によって、堤防、この堤防がえぐり取られるような形、それで、それが何度も通じて、最終的に崩れ落ちたというふうになっていると思います。
なるほど。
きょうは懸命の救出活動が行われましたけれども、これまでの救出活動はどう見ましたか?
今回、この現場付近に数多くの救援のヘリコプターが集まりました。
自衛隊、警察、消防、海上保安庁、合わせると20機を超えるヘリコプターが、堤防が決壊したのは午後だったわけで、日没までの4、5時間の間に、そうしたヘリコプターで、合わせて150人以上の方を救出しました。
この数は極めて多いと思います。
そうですか。
1つにはやっぱり東日本大震災、4年前の東日本大震災で、やはり、大津波でヘリコプターが救援に力を発揮した各機関が、それを持っていろいろ救出方法を検討して、いざというときに備えていた。
それが今回、生きたと思います。
実際に私、映像を見ていましたが、極めて近い所、数十メートルとかの範囲で、2機が同時に救出するような、そういう光景がありました。
ヘリコプターっていうのは、上空を飛ぶものですから、なかなか間隔を開けなきゃならないんですけれども、100メートルとかそのぐらいの間隔で、同時にやるという、極めて技術がいるんですけれども、冷静なオペレーションをやっていたと。
あと、これ、町の中ですから、わりと低い電線があったりとか、家が壊れてますから、必ずしも、降りるときに、建物が不安定だったりします。
あるいはお年寄りとかがいらっしゃれば、極めて救助は難航するんですけれども、それぞれの機関がそれぞれ工夫をして、150人という方を救ったと、それでもまだ、このエリアには、まだ数百人の方が残っていると思われますので。
取り残されていると?
そうですね。
これまたあしたの朝から、陸上自衛隊は今、夜間ですから、救助をやめてますけど、また夜明けとともに引き続き救助が行われると思います。
取り残されている方がいらっしゃるとすれば、非常に不安な夜を過ごすことになると思うんですが、どういうことに注意をしたらいいですか?
夜間だと、下の様子が見えません。
ですが、間違いなく水につかった状態です。
それがたとえ数十センチであっても、流れがあれば、転倒して流されてしまいますし、側溝などもあります。
もう、付近は全く今までご存じな地形ではなくなってますし、建物も流れているし、濁流も。
絶対に自分で下に降りて、水の中を避難しようとせずに、朝まで救援を待っていただきたいと思いますし、逆に、そういう、先ほど説明したようなプロフェッショナルな救助が進んでますので、地元の方々がこの暗い中、移動するのは危険ですから、助けに行くということも、かえって危険を増やすことになりますので、それはやめていただきたいと思います。
そのプロフェッショナルの救助を、夜が明けてまたあすも行われると思うんですが、流れ込んだ水が、簡単に水はけは難しいと思うんですが、そうした中で、あしたからの救出活動、それから援助活動、どういうことが課題になってきますか?
まずは、どこにどういう方がいらっしゃるかということを、今まだ把握、全体像が把握できていません。
少なくとも今、200人の方が救助を待っているということを自治体が公表してますけど、それはあくまでも先方から連絡があったか、あるいは自分の家族が帰らないという、そういうことであって、実際に連絡が取れないような状況になってる方も多いと思いますので、それを捜さなければいけません。
そうなりますと、上空からもそうですけれども、ゴムボートなどで近づいて、一軒一軒、大丈夫かどうかを見つけなければなりません。
あすはゴムボートも使いながらという形に?
そうですね。
大規模にそれを展開する必要があると思います。
それから、一般の方も、助けに行ったりとかという方もいらっしゃるかと思うんですが、そうしたことは避けたほうがいいですか?
そうですね。
本当に今回のこの水害は、関東地方でいえば、昭和61年の小貝川の水害以来という、29年ぶりという大きな水害になっています。
範囲も決壊した場所は、今回また大きな場所ですけれども、それ以外の場所も越水といって、水が堤防をあふれてつかっている場所もあります。
極めて移動するのが難しくなっていますし、たぶん道路も相当、渋滞します。
ですから、不要不急な移動は避けたほうがいいですし、むしろそういう移動は、救助の妨げにもなります。
特にあしたは金曜日ですから、平日ではありますけれども、これらの地域では、救出救援を最優先にしていただいて、不要不急の外出や移動は避けていただきたいと。
それと、こういうできるだけ連絡を取って、消防、警察、自衛隊といった、救助のプロに救助を進めていただくという必要があると思います。
辻村解説委員でした。
今回の大雨では、土砂崩れも発生しています。
1人の行方が分からなくなっている、栃木県鹿沼市の現場から中継です。
栃木県鹿沼市の土砂崩れが発生した現場です。
発生当時、この住宅の1階で寝ていた60代の夫婦が巻き込まれました。
このうちの女性がまだ見つかっていません。
重機によって土砂を取り除く作業が続いていましたが、15分ほど前から重機の動きは止まっています。
重機が到着したのは、きょうの昼前でした。
当初は今、黄色い重機がある場所まで、すべて土砂で埋まっていました。
そして今から3時間ほど前と比べると、家の1階部分まで重機がさらに近づいているように見えます。
今は崩れた住宅の1階の柱の部分の骨組みもよく見えています。
これまでにトラックで15台分以上の土砂を取り除いています。
住宅の2階部分に明かりがついているのが見えます。
暗くて少し見づらいですが、その右側の所にも土砂が堆積しています。
この場所のこちら側、1階の奥の山側の部屋に、女性が寝ていたと見られることから、手作業で土砂を取り除く作業が行われるということです。
現場では、警察や消防の関係者が現場付近の出はいりを繰り返しています。
現在、警察と消防合わせて130人の態勢で作業をしています。
消防によりますと、このあとも夜を徹して救助活動を行うということですが、現場では、雨が降ったりやんだりしています。
この時間は雨はやんでいます。
二次災害のおそれもあることから、雨の降り方などを見て、慎重に作業を進めるということです。
栃木県鹿沼市の現場でした。
今回の記録的な大雨による被害の全容は、まだつかめていません。
お伝えしている茨城県常総市以外でも、時間がたつとともに、被害が明らかになっています。
大雨の特別警報が栃木県に発表されたのは、きょう未明のことでした。
温泉街がある栃木県日光市です。
浴衣姿で避難してきた人たち。
ホテルは水浸しになったということです。
その後、特別警報は茨城県にも出されました。
住民は着のみ着のままで避難を余儀なくされました。
夜が明けると、被害が次々に明らかになります。
鬼怒川沿いの住宅地です。
こちら、駐車場が一面、水につかっています。
奥にある車のサイドミラーの辺りにまで、水かさが来ています。
茨城県筑西市です。
川沿いの住宅が、水につかりました。
茨城県によりますと、鬼怒川の堤防が決壊した常総市では、午後7時現在、7人の行方が分からなくなっているということです。
いずれも家族や本人から救助の要請があったものの、その後、連絡がつかなくなっているということです。
茨城県内の各地に設けられた避難所には、多くの人が身を寄せています。
栃木県でも被害が相次ぎました。
鹿沼市では、山肌がえぐられるように土砂崩れが。
ふもとの住宅近くまで土砂が流れ込んでいます。
ご覧ください。
学校の裏山の斜面が崩れて、大量の木が、校舎に流れ込んでいます。
鹿沼市の南摩小学校では、学校の裏山が崩れ、調理室などに土砂が。
こちらの現場では、3棟の住宅が土砂に巻き込まれ、このうち、63歳の女性の行方が分からず、警察と消防が捜索しています。
また鹿沼市を流れる黒川では、護岸が壊れ、住宅4棟が流されました。
日光市では、大雨であふれた川の水の排水作業をしていた20代の男性が、誤って排水管に転落しました。
意識不明になっています。
日光市にあるホテルです。
露天風呂がある建物が、コンクリートの土台ごと傾きました。
小山市では、大雨のため、市内の浄水場の一部で水を供給できなくなり、水道の水が出にくい状態になっています。
栃木県では、栃木市や那須塩原市などと合わせて、9840世帯で断水しているということです。
さらに、埼玉県の越谷市でも、広い範囲で住宅が水につかりました。
線路が冠水し、東武スカイツリーラインのせんげん台駅では、始発から電車が入れない状態になりました。
千葉県市川市です。
避難所となっている小学校のグラウンドが、水浸しに。
付近の道路も、数十メートルにわたって冠水しました。
被害は東北地方でも。
南会津町たのせ地区です。
集落には大きな流木が生々しく残っています。
田んぼの稲はなぎ倒され、地区の住宅は水につかりました。
なぜ栃木県や茨城県などで、記録的な大雨になったのでしょうか。
台風18号から変わった低気圧に向かう暖かく湿った空気と、台風17号の周辺を回る風が、関東付近で合流。
帯状に発達した雨雲が、同じような場所にかかり続けたことが原因と見られています。
記録的な大雨による被害の全容は、まだつかめていません。
土砂災害のおそれがある状態が続いています。
この時間も関東から東北南部にかけて、湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定になっています。
午後8時までの1時間には、福島県が二本松市に設置した雨量計で40ミリ、国土交通省が長野県佐久市に設置した雨量計で、34ミリの激しい雨を観測しました。
気象庁によりますと、このあとも、関東から北日本の広い範囲で、雷を伴って激しい雨が降り、東北ではあすの朝にかけて、1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。
あすの夕方までに降る雨の量はいずれも多い所で、東北で200ミリ、北海道で150ミリ、関東で100ミリと予想されています。
特に記録的な大雨となっている地域では、今後の雨で、さらに川が増水して、氾濫の危険性が高まったり、土砂災害の危険性がさらに高まったりするおそれがあります。
栃木県と茨城県に大雨の特別警報を発表して、最大級の警戒を呼びかけるとともに、福島県など東北や関東のほかの地域でも大雨となっているため、厳重な警戒を呼びかけています。
たった今入ったニュースです。
警察によりますと、きょう未明に、栃木県鹿沼市の住宅地で起きた土砂崩れで、60代の女性が土砂に巻き込まれ、捜索が進められていましたが、およそ17時間たった先ほど午後9時前、土砂の下敷きになっている人が見つかったということです。
警察と消防が、引き続き、救助作業を進めています。
現場から中継です。
栃木県鹿沼市の現場です。
先ほど9時25分ごろ、この現場に救急車が到着しました。
その直後、警察の関係者が列を作って、住宅に入っていくのが確認できました。
そして、この住宅のそば、今も救急車は待機しています。
ここからその中にいる女性など、詳しいことはこの場所からは、詳しい様子は確認はできません。
ここからは気象予報士の井田さんに聞きたいと思います。
井田さん、先ほどの辻村解説委員の解説でもあったんですけれども、帯状の雨雲の線状降水帯、これがかかり続けたわけですけど、これなんでここにかかり続けたんですか?
台風から変わった温帯低気圧の動きが非常に遅かったためなんですね。
なぜ遅かったかというと、上空の偏西風の流れが、大きく南に蛇行している状況です。
この蛇行した部分に、低気圧がはまって、身動きが取れないような状態になっているんです。
どうして偏西風は蛇行したんでしょうか?
日本の東側を見ると台風17号があって、その北側には高気圧があります。
この高気圧が強く張り出してくるような状況になりまして、この高気圧を、西側を回るように偏西風が蛇行している、そんな状況になっているんです。
この状態というのはいつぐらいまで続きそうですか?
あすになると、偏西風の蛇行は徐々に解消されてきそうなんですね。
なぜかというと、台風17号が北上してきます。
その一方で、高気圧は退いていくんですね。
このために偏西風の蛇行は、やや和らいではくるんですが、油断しないでください。
低気圧と台風の間、北日本で今度は雨の量が多くなりそうです。
湿った空気が大量に流れ込んでくるんですね。
特に東北、非常に激しい雨となります。
特にこれから夜中の間から朝が、東北地方、雨のピークとなってきそうなんですね。
今後どんなことに警戒したらいいでしょうか。
まず東北地方、この夜の暗い間に、状況が急変するということも考えられます。
雨が強まる前にまずは避難していただきたいんですけれども、夜はもう、外は暗いですし、周りは見えにくいです。
緊急時には、高い所で過ごしたり、それから斜面とか川からは離れた場所に移動する。
そんな選択も考えてください。
そして栃木県や茨城県にも、まだ特別警報が出されています。
関東、東北ではあすにかけて土砂災害、浸水、川の氾濫のおそれがあります。
いったん雨が緩んだり、それから弱まっても、数時間遅れて土砂災害、新たに発生してくるということもありますので、まだまだあすにかけて警戒を続けていただきたいと思います。
井田キャスターに聞きました。
続いて東北の今の状況について、JR仙台駅と福島市から中継です。
JR仙台駅前です。
雨は強くなったり、弱くなったりを繰り返しています。
この時間はかなり弱くなっています。
傘をささずに歩く人の姿も見られます。
ただ、1日、断続的に雨は強まりました。
30分ほど前も、この通路が水浸しになり、川のように水が流れている状況でした。
1日続いた雨で、JRにも影響が出ました。
在来線の改札の前には、ホワイトボードが立てられています。
JRの職員が、運転の見合わせや、運休の最新の情報を書き込んでいくボードです。
この時間も、ボードの前で立ち止まって確認をし、駅員に問い合わせをする姿が多く見られます。
東北新幹線は現在、平常どおり運転されています。
JR仙台駅でした。
福島市中心部にあります、NHK福島放送局の前です。
夜に入って雨の強まる時間が長かったんですが、この時間は小康状態です。
つい30分ほど前までは、ざーっという雨の音で、自分のしゃべる声が聞こえにくくなるような降り方でした。
奥のほうに、上のほうに赤い電飾の付いたビル、分かりますでしょうか。
ここから200メートルほどの距離なんですが、このビルが、そのときは白くかすんで見えにくくなりました。
ただここ、10分ほど雨の降り方は弱まっています。
こちらも傘を差さずに歩く人が見られるようになりました。
ただ、福島県内では、降り始めからの雨量が多い所で400ミリを超えています。
また、今も福島県内の広い範囲に土砂災害警戒情報が出ています。
一時的に雨の降り方、弱まったとしても、油断はできません。
引き続き土砂災害や川の増水などに厳重な警戒が必要です。
NHK福島放送局の前からお伝えしました。
この記録的な大雨に関するニュースについては、このあとも詳しくお伝えします。
次は軽減税率です。
再来年4月に消費税率が10%に引き上げられるのに合わせて、一部の品目の税率を低く抑えるというもので、自民、公明両党が導入を目指しています。
例えば、100円の買い物をした場合、消費税は10円に。
今の税率8%のときより増えた2円分が軽減されます。
この軽減税率の財務省案について、自民、公明両党が検討を始めました。
消費税率の10%への引き上げに合わせて導入が検討されている軽減税率。
街の皆さんはどのように受け止めているのでしょうか。
一方で、財務省案について。
自民、公明両党はきょう、軽減税率の検討委員会で、およそ3か月ぶりに議論を再開。
財務省の案の議論を始めました。
財務省案では、軽減分を後から還付する方式です。
税率が店頭で軽減されるヨーロッパ各国と違い、消費者は買い物をする際、いったん10%の消費税を支払います。
その際、マイナンバー制度で交付される個人番号カードを持参し、読み取り機にかざすと、購入金額が記録され、ポイント化されます。
そしてインターネットなどで還付を申請すれば、登録した口座に還付金が振り込まれる仕組みです。
還付額には、上限を設ける方針で、現時点では1人当たり4000円程度という案が出ています。
対象品目は、酒類を除くすべての飲料と食料品で、外食も含むとしています。
きょうの検討委員会。
出席者からは、対象品目の線引きが分かりやすい。
事業者の事務負担に配慮されているなどと、評価する意見が出されました。
一方で、公明党を中心に、買い物をするときに税率が低くならないのであれば、軽減税率とは言えないという意見や、インターネットで還付の手続きをすることになっているが、高齢者には使いにくい。
システムの整備に巨額の費用が必要になるのではないかなどと、懸念が相次ぎました。
検討委員会のあとの記者会見で。
商店の人たちは、どのように受け止めているのでしょうか。
こちらの飲食店では、軽減税率の導入そのものについては歓迎しています。
その一方で。
こちらの青果店。
レジを使わず、客と顔を合わせながら直接、現金でやり取りしています。
財務省案では、こうした小売り店も、個人番号カードに買い物情報を記録する専用の読み取り機を設置する必要があります。
さらに、客の多くは高齢者のため、カードによるポイントの記録が確実にできるのか、心配だといいます。
そして情報管理への不安の声も。
こちらの総菜屋。
これまで情報の流出などを心配して、店独自のポイントカードの発行などを控えてきました。
新たに個人番号カードの読み取りを店頭で行うことに、不安があると話しています。
財務省は、レジなどの端末では、名前や住所などの個人情報は、読み取らせないようにするとしています。
軽減税率の財務省案について、自民、公明両党は、あす以降、それぞれの党内で議論を行うことにしています。
そして来年の通常国会に、軽減税率導入に必要な法案の提出を目指すことにしています。
商店街の人たちからは、懸念の声も出ていましたね。
そうですね。
とにかく今回の財務省案ね。
これ、なんとなくまだ課題は山積みと、山積しているというふうな印象ですよね。
消費者の負担を和らげるという軽減税率の本来の目的を、どうやって実現するのか。
丁寧な議論をお願いしたいと思います。
そして今、大雨のニュースでたった今、新しい情報が入りました。
茨城県常総市によりますと、鬼怒川の堤防が決壊した市内では、午後9時現在、合わせて9人の行方が分からなくなっているということです。
いずれも家族や本人から救助の要請があったものの、その後、連絡がつかなくなっているということです。
茨城県常総市によりますと、鬼怒川の堤防が決壊した市内では、午後9時現在、合わせて9人の行方が分からなくなっているということです。
いずれも家族や本人から救助の要請があったものの、その後、連絡がつかなくなっているということです。
続いてトゥデーズウオッチ。
きょうは田中リポーターです。
新しい規制基準の下で、初めて先月再稼働した、鹿児島県にある川内原子力発電所1号機。
国の最終的な検査を終え、営業運転に入りました。
国内の原発が営業運転に入るのは、2年ぶりです。
先月31日に、原子炉の出力がフル稼働の状態に達した川内原発1号機。
けさから国の最終的な検査が行われ、原子力規制庁の検査官が、原子炉や蒸気発生器の温度などに異常がないか確認しました。
原子力規制委員会から、九州電力に、検査の終了証が公布され、川内原発1号機は、営業運転に入りました。
国内の原発が営業運転に入るのは、おととし9月に福井県にある大飯原発が停止して以来2年ぶり。
福島第一原発の事故を教訓に作られた、新しい規制基準の下では初めてです。
自民党総裁選挙で再選された安倍総理大臣。
総理大臣官邸で、公明党の山口代表と会談しました。
山口代表が、無投票で再選された安倍総理大臣に祝意を伝えたのに対し、安倍総理大臣は、今後の人事などについては、ゆっくり考えさせてもらいたい。
いずれ相談させていただきたいと述べ、来月上旬にも内閣改造を行う考えを伝え、協力を要請しました。
日本郵政と傘下のゆうちょ銀行、それにかんぽ生命の3社はきょう、東京証券取引所から株式の上場が承認されました。
日本郵政が公表した計画書によりますと、政府は日本郵政の株式を、日本郵政はゆうちょ銀行とかんぽ生命の株式を、それぞれ11%分、ことし11月4日に売り出します。
公表された3社の想定される株式の売り出し価格をもとに計算した、3社を合わせた上場時の時価総額は、12兆6000億円余りで、昭和62年に上場したNTTの18兆円余りに次ぐ大規模な上場になります。
違法な長時間労働や残業代の未払いなど、いわゆるブラックバイトの問題があったとして、全国チェーンの居酒屋でアルバイトをしていた大学生が、店長とのやり取りを録音したという音声を公開しました。
公表したのは、大学2年の男子学生です。
きょう、労働組合のメンバーと、会社側に団体交渉に応じるよう、申し入れ書を提出しました。
男子学生は、去年5月からアルバイトをしていましたが、4か月間休みなく、1日10時間を超える違法な長時間労働をさせられたうえ、残業代の一部は未払いになっているということです。
さらに店長から、注文を間違った責任を取れなどと言われ、数万円するコース料理の代金を何度も負担させられたということです。
男子学生はうつ病と診断され、ことし7月以降、大学を休んでいるということです。
一方、会社側は、事実関係を調査中で、答えられないとしています。
こちらはきょう発売された、村上春樹さんのエッセーです。
人気作家の新作ということで話題になりそうですが、その販売方法も注目されています。
大手の書店が、初版の9割を買い取って、販売を始めたのです。
背景には、インターネット通販の広がりなどで、大きく変わろうとしている業界の姿があります。
東京・新宿、紀伊國屋書店です。
入り口すぐの所、たくさん並べられているのは、きょう発売されたばかりの村上春樹さんの新作。
この初版のほとんどを出版社から直接買い取ったんです。
紀伊國屋書店が買い取ったのは、初版の10万部のうちの9割。
このうち4万部を、国内と海外の170余りの店舗で販売します。
残りは本の取り引きを仲介する取次会社を通じて、ほかの書店に卸すということです。
書店では通常、取次会社から本を仕入れて、売れ残った本は返品しています。
売れ残りのリスクがあるにもかかわらず、なぜ、異例の対応に踏み切ったのか。
そこには、人気作家の作品を優先的に販売することで、来店客を増やそうというねらいがあります。
今、国内の書店の経営環境は厳しさを増しています。
書店の数は、この10年間で26%減少。
背景にあるのが、若者の本離れや、インターネット通販の広がりです。
そのネット通販大手のアマゾンジャパン。
平成12年に日本に進出して以降、売り上げを伸ばしています。
扱っている書籍は、国内の本だけで200万タイトル。
クリックして本を購入すると、早ければ、その日のうちに手元に届きます。
6月には、国内の一部の本を初めて値引き販売しました。
急速に広がるネット書店。
皆さん、どのくらいの人が利用しているのか。
多くの本屋が軒を連ねる神保町で聞いてみます。
本を買うときにネット通販って利用されます?
使います。
どこにいても。
番組がインターネット上で行ったアンケート調査では、ネットで本を買ったことがあると答えた人は、およそ7割。
その一方で、本を買うのは書店のほうが多いと答える人も7割に上っています。
広がる本のネット通販に対抗しようと、書店も進化しています。
こちら、家電とありますが、中に入ると、ずらりと本が並んでいます。
美容の本の近くに並べているのは、ドライヤー。
料理本の隣には、調理家電。
食や健康など、ジャンルごとに分けた売り場で、本と家電を組み合わせて売っています。
店内には、ソファーも置いていて、来店客は本をゆっくり読むことができます。
ライフスタイルの提案というのがわれわれの店のコンセプトですので、本屋でもなくて、家電屋でもない、全く新しい、世界に例を見ないお店を作ろうというふうに思って。
こちらの書店は、価格で勝負です。
長い間売れ残るなどして、出版社が値引きを認めた本を、最大7割引きで販売しています。
珍しい本が安く買えるかなと。
見る楽しみがありますよね。
一方で、新たに書店を始めた人もいます。
近くで本の校閲会社を経営する、柳下恭平さんです。
この店は、去年まで半世紀にわたって親しまれてきた書店でした。
柳下さんは、閉店の貼り紙を見て、危機感が募ったといいます。
柳下さんは、街の書店が生き残るには、訪れる人と本の出会いを演出する工夫が欠かせないと考えています。
並べているのは、流行にはこだわらず、店員が読んでほしいと選んだ本です。
小さな店でも、新たな発見ができる空間作りを目指しています。
書評華とし手も知られる女優の中江有里さんは、変わりつつある書店の現状をこう見ています。
私もよくネット通販で本を買うんですけれども、最近は本屋さんでもカフェと一緒になった書店なども増えていて、やっぱりそれぞれに魅力を感じますよね。
そうですよね。
ただ、書店がなくなった地域もありますので、そういう所では、ネット通販が頼りというところもあったりして、今は業界全体が大きな変革期を迎えているというふうな印象ですよね。
そうですね。
書店とネットがうまく共存しながら、競争していくことで、若い人たちを中心に本の魅力を見直すようなきっかけになるといいなというふうに思います。
ここで大雨について、新しい情報です。
茨城県常総市新石下にある避難所、地域交流センターでは、周囲が水につかって外に出ることができず、午後9時現在、500人以上が孤立した状態になっています。
家族や親戚と避難している女性に、電話で話を聞くことができました。
また、夜になり冷え込んできている一方、毛布などの物資が足りておらず、中には、体がぬれたままの状態で、床や階段に寝ている人もいるということです。
では、最新の気象情報について、井田さんです。
記録的な大雨となった茨城県や栃木県。
この時間も一部の地域を除いては、大雨の特別警報が発表されています。
土砂災害や川の氾濫、増水に、最大級の警戒が必要な状況が続いています。
では土砂災害に対する危険度を見ていきましょう。
関東だけではなくて、長野県、そして特に高くなっているのが紫で、福島県や宮城県です。
地盤が非常に緩んでいる状況です。
では午前0時からの雨雲の様子を見ていきます。
午前0時台、7時台と、栃木県や茨城県に大雨の特別警報が発表されました。
次々と南から活発な雨雲が流れ込んで、居座り続けたためです。
この時間も雨雲弱まっていますけれども、まだ関東、南北に雨雲が延びています。
少しの雨でも地盤が緩んでいて、新たな土砂災害など発生する危険がありますので、警戒してください。
そしてこの時間は、特に福島県や宮城県、活発な雨雲がかかって、非常に激しい雨の降っている所があります。
このあとは東北地方で特に雨の量が多くなりそうです。
予想を見ていきましょう。
このあと活発な雨雲、線状になるようにして、仙台や、そして岩手県、山形県の辺りにかかります。
これが午前3時です。
このあともこの線状の雨雲がかかりやすい状況が、特に朝にかけて、東北地方、続くでしょう。
こちらは朝の7時です。
そしてそのあとも午前中いっぱいは東北地方、雨の降りやすい状況が続いてきそうです。
午後になりますと、台風17号の雨雲が近づいて、特に北海道東側で激しい雨の降る所がありそうです。
予想される雨の量は、東北で200ミリ、北海道で150ミリ、関東地方で100ミリです。
特に東北地方、この200ミリが、夜の間、朝にかけて短い時間で降る予想です。
十分に警戒をしてください。
では、その理由を天気図で見ていきましょう。
温帯低気圧は北上していきます。
そして台風17号も、東北地方を挟むようにして北上していく見通しです。
非常に湿った空気が流れ込んで、北日本で非常に激しい雨となりそうです。
特に、東北地方では雷を伴った非常に激しい雨、落雷、突風にも注意が必要となります。
では台風17号の進路を見ていきましょう。
このあと、北日本の東の海上を、スピードを上げて進んでいく見通しです。
あす夜までには、温帯低気圧へと変わる見通しです。
ただ、低気圧が近づいて、北海道では雨だけではなくて、急に風が強まるおそれがあります。
海上では大しけとなりますので、警戒してください。
各地の天気と気温を詳しく見ていきましょう。
3、2、1。
スポーツ、佐々木キャスターです。
こんばんは。
日の丸掲げていましたけれども、そのレスリングの世界選手権です。
ベテランの吉田沙保里選手と、若手の登坂絵莉選手が金メダル。
20歳の土性さら選手も獲得し、リオデジャネイロオリンピック代表をほぼ確実にしました。
32歳の吉田は、決勝で苦しみました。
1ポイントをリードされて、第2ピリオド。
得意のタックルを続けて決め、2対1と逆転します。
吉田は、僅差の勝利で、前人未到の13連覇と、個人戦200連勝を達成。
次はオリンピック4連覇を目指します。
48キロ級の登坂は22歳。
2ポイントをリードされ、終了直前。
最後まで諦めないと、執念で相手のバックを取ります。
登坂は3連覇。
初めてのオリンピック代表をほぼ確実にしました。
69キロ級の土性は、前回銀メダルの20歳。
こちらもリードされた終了直前でした。
逆転勝ちで銅メダルを獲得。
3人のメダリストは、12月の全日本選手権出場で、オリンピック代表に内定します。
吉田選手の涙、勝ち続けることって苦しいんだなっていうことが、すごく伝わってきましたよね。
3連覇の登坂選手が、勝てば勝つほど試合する怖さが出てくるが、絶対に負けない吉田選手のようなチャンピオンになりたいと話していました。
こうやって道を切り開く先輩の背中を追っていく後輩がいるんですね。
バドミントンの国際大会、ジャパンオープン。
男子ダブルスの世界ランキング6位、早川賢一選手と遠藤大由選手のペアが、2回戦に臨みました。
29歳の早川と、28歳の遠藤。
世界39位、10代のタイのペアと対戦です。
若手の勢いに負けないと遠藤。
得意のスマッシュを決めて、第1ゲームを奪います。
第2ゲームでは、早川のネット際でのプレーがさえました。
得点を重ねてストレート勝ち。
日本男子初のタイトルを目指し、準々決勝進出です。
一方、きのう、右足を捻挫した松友はミックスダブルスに出場。
しかし、本来の動きができません。
松友は痛みが出て途中棄権。
高橋礼華と組む女子ダブルスも棄権し、2連覇はなりませんでした。
今月13日から始まる大相撲の秋場所。
横綱・日馬富士が休場することになりました。
日馬富士は名古屋場所初日の妙義龍戦で5月に手術を受けた右ひじを再び痛め、翌日から休場しました。
日馬富士は秋場所の出場を目指して稽古に取り組んでいましたが、右ひじの状態が思わしくなく、きょう、師匠と話し合った結果、休場を決めました。
師匠の伊勢ヶ濱親方によりますと、右ひじは腫れて、伸ばせない状態だということです。
プロ野球はセ・リーグから。
首位、阪神は3ゲーム差の3位巨人との対戦です。
きのうは延長で阪神がサヨナラ勝ち。
きょうも競り合いになりました。
阪神のメッセンジャー。
2点を先制され、6回。
4番阿部。
高めの速球をたたかれました。
阿部の2試合連続2ランで、リードを広げられます。
追う打線は7回、2アウト満塁で、途中出場の梅野。
このタイムリーで2人がかえり、1点差に迫ります。
再び2点差とされ8回、ノーアウト1塁3塁のチャンスできのう、サヨナラヒットのマートン。
ダブルプレーの間に、3塁ランナーがかえり、1点差と粘ります。
2アウト1塁となって、5番ゴメス。
阪神、今夜は接戦を落としました。
ヤクルトは雨の影響で2試合中止が続き、4日ぶりの試合。
2回、7番大引。
試合はあいたが、集中していけたと、先制の5号ホームラン。
4回には3番山田。
チェンジアップに自然とうまく対応できたと、リーグトップをひた走る34号。
ヤクルトがリードを広げます。
先発の石川。
多彩な変化球を駆使して、打たせて取る持ち味を出しました。
7回途中まで2安打無失点と好投。
現役最多となる11回目の2桁10勝目です。
広島の先発、ジョンソンは、ノーヒットに抑えて迎えた8回。
フォアボール2つで、3塁1塁のピンチ。
バッターは杉山。
初ヒットとなるタイムリーを打たれます。
これをエルドレッドがサードへ悪送球。
1塁ランナーもかえり、一気に逆転されます。
打線はその裏、同点に追いつき、なおも満塁で石原。
なんとかジョンソンに勝ちをつけたかったと、勝ち越しの2点タイムリー。
広島、女房役の一振りで競り勝ちました。
パ・リーグ。
首位ソフトバンクと、2位日本ハムの直接対決3連戦は、ソフトバンクがきのうまで2連勝。
3戦目、日本ハムは両リーグトップ、13勝を挙げている、大谷投手が先発しました。
大谷は2回、連続ヒットでピンチを招き、6番松田。
154キロのストレートを、スタンドに運ばれました。
3ランホームランで先制されます。
打線は5回、中島が気を吐きました。
2打席連続のタイムリーは3ベースヒット。
2人をかえして同点とします。
きょうの大谷は安定しません。
直後の6回。
飛びついても捕れず、3塁もセーフ。
満塁のピンチを招きます。
今宮にフォークボールを打たれて勝ち越されました。
頼みの大谷も、ソフトバンクの勢いを止めることができませんでした。
3位を追いかけるロッテは、大嶺祐太が先発。
前回、序盤で大量失点し、中3日でのマウンドです。
きょうは緩急をうまく使いました。
7回途中1失点と、ゲームを作ってマウンドを降ります。
しかし、同点の8回、3人目のイ・デウンがつかまります。
連続ヒットなどで満塁のピンチ。
打席には8番安達。
初球の変化球が甘く入りました。
2点タイムリー2ベース。
ロッテはリリーフ陣が粘れず、終盤に勝ち越されました。
スポーツでした。
引き続き大雨による被害についてお伝えします。
気象庁は栃木県と茨城県に大雨の特別警報を発表して、最大級の警戒を呼びかけています。
鬼怒川の堤防が決壊した茨城県常総市では、午後9時現在、9人の行方が分からなくなっているほか、110人余りが救助を待っているということです。
川から住宅街に水が流れ込んでいます。
川と住宅地の境目は分からなくなっています。
午後2時ごろの映像では、住宅地にも濁流が流れ込んでいます。
堤防が決壊したのは、午後0時50分ごろのことでした。
国土交通省が設置したカメラが撮影した、決壊直後の映像です。
決壊した場所から住宅に水が流れ込んでいます。
さらに。
木が押し倒され、住宅地が水に飲み込まれました。
住宅の周りを流れる濁流。
周辺には、傾いた住宅がいくつも見えます。
住宅に取り残された人は、手を振るなどして、救助を求めます。
自衛隊などのヘリコプターが、救助に向かいます。
1人ずつを助け上げる救出作業。
隊員や被災者が流れに巻き込まれたり、引き上げる際に転落したりしないよう、細心の注意が必要です。
電信柱のそばで救助を待つ男性。
足は水につかっています。
救助されたのは、およそ2時間後でした。
誘導されて、皆さん、次々と降りてきます。
ヘリコプターで救助された人たちは、安全な近くの公園に降ろされ、避難所に移動しました。
中には間一髪で救助された人たちも。
川のすぐ近くにあるこの住宅。
当時、家にいた家族4人が救助されたといいます。
全員が救助されたおよそ10分後。
住宅は濁流に押し流されていました。
水の状況とか、勢いとかってどうでしたか?
勢いはすごかったです、もう。
波、本当にあれだよね、津波みたいな感じだったよね。
波が来たんですか?
波みたいなすんごい大きなのが。
音はいかがです?
音はすごかったです。
どんな音がしました?
うーん、ごーっかな。
ばりばり、すごかったです。
ガラスの音とか、もう。
あのときはいかがでした?
不安でいっぱいでした。
常総市では、施設などの孤立も相次いでいます。
こちらのスーパーでは、1階部分が浸水。
客や従業員などおよそ100人が、2階に避難して救助を待っています。
ツイッターには、店が浸水し、商品が流れている様子を映したと見られる映像が投稿されています。
午後9時現在、常総市では、合わせて9人の行方が分からなくなっているということです。
いずれも家族や本人から救助の要請があったものの、その後、連絡がつかなくなっているということです。
また浸水した住宅などに117人が孤立し、救助を待っているということです。
堤防の決壊による周辺の建物への被害は、最大で6900棟に上ると見られるということです。
常総市は、県の南西部にあり、9年前、水海道市と石下町が合併して出来た人口6万5000人余りの市です。
市のほぼ中央部を鬼怒川が流れていて、川の東側は土地が低くなっていて、広大な水田地帯となっています。
救出された人たちが避難している、茨城県常総市の体育館には、三條リポーターがいます。
三條さん。
避難所の一つ、常総市の石下総合体育館です。
決壊した場所は、ここから3キロほど東、鬼怒川のちょうど対岸にあります。
この避難所には現在、600人ほどが避難しているということですが、そのほとんどの人が、その対岸から逃げてきた人たちです。
先ほど、10時前に体育館の明かりが半分ほどに落とされました。
中では、毛布を床に敷いて横になったり、また壁にもたれたりして、休んでいる人の姿が目立ちます。
この体育館の外で、気分転換をする人の姿も、数が減ってきました。
この体育館の隣、向こう側には、広いグラウンドがあります。
今、照明は落とされていますけれども、午後7時ごろまでは、救助ヘリコプターの離発着場所となっていました。
救助されてきた人たち、着のみ着のまま、中には、足元がはだしで、指と指の間に黒く湿った土がこびりついているという方もいました。
到着して最初はぼう然とした様子でしたが、ここで家族や知り合いを見つけると涙を流す、そういった場面も見られまして、どれだけ、気が張り詰めていたのか、そう感じる瞬間でもありました。
避難している人たちに話を聞きますと、多く出てきたのが、この状況をのみ込みきれていないという話でした。
経験したことのないほどの大きな水害。
このあと自分はどうしていったらいいのか、何から始めていったらいいのか分からない、そう静かに話す女性の姿に、複雑な胸の内を見た気がします。
あすもヘリコプターによる救助が再開されると、ここに住民の方が運ばれてくる予定となっています。
避難所の方によりますと、その新しく避難してくる人のために、毛布ですとか、着替えを準備しているということですが、それでも数が足りるか心配ですと、話していました。
茨城県常総市でした。
ここからは再び、災害担当の辻村解説委員と共にお伝えしていきます。
辻村さん、被害がここまで拡大した理由ですけれども、やはり帯状の雨雲、線上降水帯ですか、きのうから伝えてますけど、この線状降水帯がこの辺りにずっととどまっていたということが、やっぱり大きいんですね。
そうですね。
ちょうど鬼怒川の上流部から下流部まで、雨雲がかかっていました。
この図をご覧ください。
この真ん中の青い線が鬼怒川ですね。
栃木県の日光市から初めは東側に進んで、それから南下します。
それで最終的には利根川に合流する、それが今、茨城県の南部ですけれども。
これが、どういうふうに雨雲がかかっていったか、ご覧ください。
この上流から下流までまんべんなくですね。
降り続けます。
上流部では500ミリを超える雨が降りました。
下流部でも300ミリを超える雨です。
こうした上流から下流まで、激しい雨が降った。
水位が急速に上がった。
それによって、この流域が決壊するような被害が出たということです。
なるほど。
まさに鬼怒川に集中する形になっていったことですか?
このちょうど地域では、きょうの午前中までに避難指示が、自治体から出ていました。
ですから、その避難指示から午後の結果、今では、1、2時間は少なくともあったわけですね。
ですから、そこから避難を開始していれば、避難することもできたのでしょうけども、実際はなかなかいろんな状況が重なって避難できなかったと。
それが避難所にいらっしゃった、夜にいらっしゃった方の話だと、堤防が決壊したと聞いたあと、それまで僅かに道路にたまっている程度だった水が、5分ぐらいで一気にひざ下まで上がったですとか、そういう、決壊したという情報がなく、いきなり道路を走ってたら、水かさが増したといった、まさに決壊したときに見られる、一気に水が押し寄せるといった、多くの地域で孤立者が出たというふうに、そういう状況にあって、今でも住宅などの中で、孤立したままの方がいらっしゃると思います。
辻村さん、これまで数々の気象災害、取材してこられましたけれども、きょうの救出活動はどう見ましたか?
極めて難しい救出を強いられてましたけど、東日本大震災でも同じように、津波で、あの場合は水につかってそれを救出したということがありましたけれども、今回は極めて限られた範囲にたくさんの孤立者がいたということで、映像を見ましても、複数のヘリコプターが極めて近い場所で、同時に救出をするというのがありました。
これはやっぱり、空を飛ぶヘリコプターにとっては、間隔が、相手との間隔が狭まるというのは極めて難しいです。
あと、今回は水によって住宅が傾いたりしているということで、建物自体が足場がうまくいかないと、あるいは、まだ雨や風があったところで、極めて一つ一つの救出作業が難しい局面があったんですけど、それぞれ自衛隊ですとか、警察、消防、海上保安庁も出ましたけど、そういう機関が精力的に救出活動に当たりまして、数時間、午後だから4、5時間の間に、150名を超える方を救出したということで、海上保安庁はこのあと夜もやる予定ですけれども、自衛隊その他は明け方から、また救出を始めるということです。
かなりの方が救出されたと思うんですが、それでもやはり、取り残されている方もいらっしゃるんでしょうかね。
これは、警察に通報したり、消防に通報したりして、場所が確認されてる人が100人ほどいるという話がありましたけれども、そうじゃない方もきっといらっしゃると思うんですね。
ご家族と連絡が取れないとか、それかお1人だとか、体が不自由ですとか、お年寄りとか、われわれがまだ、状況が把握できない方もいらっしゃる。
いずれにしても、そういう方を早く救出しなければいけないと思いますね。
ただ、これはなかなか夜間に、水がつかっている所で移動するっていうのは、極めて危険ですから、明け方から救出するのも、恐らくはゴムボートを使った地上と、両方で、一軒一軒回っていく必要があると思います。
では、あす、救出活動を本格化することになると思いますが、そのときの課題というのは、どういうことが考えられますか?
1つは、ヘリコプターでの救出は限られますので、ゴムボートなどを使った地上からどのぐらい近づけるかということですね。
これには組織的な動きが欠かせませんし、あと、あしたも平日ですので、交通機関等も、道路等もありますけど、今、まさに救出が行われている災害のさなかでありますので、この救出活動が行われるような地域には、できるだけ近づかない、不要不急の移動を避けるというのが、救出活動の妨げにならないということが何より必要です。
そうした大きな救出の活動が行われるので、できるだけそれを妨げないような行動も必要だというふうに思います。
辻村解説委員でした。
ここで新たな情報です。
山形市は土砂災害のおそれが強まったとして、今夜9時50分、ひがしざわ地区の482世帯1217人に避難勧告を出しました。
山形市はひがしざわコミュニティーセンター、ひがしざわ小学校、だいいち中学校の合わせて3か所に避難所を設けています。
それでは首都圏の被害の状況について、山本アナウンサーがお伝えします。
関東甲信越の詳しい情報をお伝えします。
台風から変わった低気圧の影響で、栃木県と茨城県では、記録的な大雨となっています。
鬼怒川の堤防が決壊した茨城県常総市では、午後9時現在、合わせて9人の行方が分からなくなっているということです。
気象庁は栃木県と茨城県に引き続き、大雨の特別警報を発表し、川の氾濫や土砂災害、浸水に最大級の警戒を呼びかけています。
まずは水戸放送局と、宇都宮放送局からお伝えします。
茨城県内の情報をお伝えします。
茨城県の常総市では、鬼怒川の堤防が決壊して、濁流が激しい勢いで住宅街に流れ込みました。
常総市によりますと、9人の行方が分からなくなっているということです。
常総市によりますと、鬼怒川の堤防が決壊して、午後9時現在、合わせて9人の行方が分からなくなっているということです。
いずれも家族や本人から救助の要請があったものの、その後、連絡がつかなくなっているということです。
県によりますと、鬼怒川の東側を中心に、およそ6500棟が浸水したと見られるということです。
常総市によりますと、鬼怒川が決壊した影響で、市の東側に水道を供給していた浄水場が水没したため、午後5時から、鬼怒川の東側のすべての地域で断水しているということです。
常総市のスーパー、アピタ石下店では、1階部分が浸水しました。
ツイッターの映像では、商品が散乱して、水に浮かんでいる様子が確認できます。
店の2階には、客や従業員を含めて、およそ100人が避難しています。
今夜は全員スーパー内に泊まることになり、あす、救助を待つことにしています。
ほかの市や町でも、浸水の被害があいついでいます。
結城市では、きょう正午ごろ、中地区と山王地区で、住宅の周りが浸水し、合わせて4人が取り残されているという連絡があり、自衛隊が救助したということです。
一方、古河市では、西仁連川の堤防が決壊しました。
また、石岡市を流れる恋瀬川の水が堤防を越えてあふれ、一部の店舗で床上まで水につかる被害が出ているということです。
さらに桜川市内を流れる桜川でも、堤防を越えて水があふれたということです。
茨城県内の情報をお伝えしました。
栃木県は降り始めからの雨の量が、多い所で600ミリを超え、大きな被害が出ています。
鹿沼市では、住宅地で起きた土砂崩れで、女性が土砂に巻き込まれ、捜索が進められていましたが、今夜9時前、土砂の下敷きになっている人が見つかったということです。
きょう未明、鹿沼市の山あいの住宅地で、裏山の斜面が崩れ、住宅3棟が巻き込まれました。
このうち65歳の夫と、63歳の妻の2人が住む住宅に土砂が流れ込み、夫は足に大けがをしました。
一方、63歳の妻の捜索が進められていますが、およそ17時間たった今夜9時前、人が土砂の下敷きになっているのが見つかったということです。
警察と消防が救助を急いでいます。
また、日光市では午前10時半過ぎ、2人が水を排水する作業中に転落し、いずれもまもなく救助されましたが、20代と見られる男性1人が、意識不明となっています。
小山市などでは、多数の住宅が水につかる被害が出ています。
ここまで来たんですね、水。
鹿沼市の南摩小学校では、昨夜10時半過ぎ、学校の裏山の斜面が崩れて、大量の木が校舎裏に流れ込み、窓ガラスが割れるなどの被害が出ました。
日光市の鬼怒川温泉では、大雨の影響で、鬼怒川に面したホテルに併設された建物が、コンクリートの土台ごと、川のほうに大きく傾きました。
けが人はいませんでした。
避難指示や勧告が今も各地に出ています。
NHKが栃木県内の自治体に取材してまとめたところ、避難指示は今夜9時現在、栃木市、鹿沼市、宇都宮市の合わせて2万8677世帯7万5089人に出されています。
引き続き土砂災害や河川の増水、氾濫に最大級の警戒が必要です。
宇都宮から、栃木県の被害の状況についてお伝えしました。
それでは、そのほかの地域の被害や影響についてお伝えします。
埼玉県小鹿野町では、土砂崩れや落石が相次ぎました。
また坂戸市で、住宅の屋根瓦およそ30枚が吹き飛ばされたほか、小鹿野町で住宅の裏山の土砂が崩れて、窓ガラスが割れました。
越谷市では、市内を流れる新方川の周辺の広い範囲で、住宅が水につかる被害が出ました。
このほか、これまでにさいたま市などで合わせて49棟が床上まで水につかりました。
千葉県では、松戸市などで合わせて18棟が床の上まで水につかりました。
また、NHKが午後8時20分の時点でまとめたところ、八千代市の200世帯466人、柏市の167世帯500人の367世帯966人に、避難勧告が出されています。
神奈川県内の状況です。
川崎市で5棟、横浜市で1棟の合わせて6棟で床上が水につかったほか、茅ヶ崎市で1棟の床下が水につかりました。
また、首都圏のJRでは、栃木方面などとの直通運転を取りやめる路線が相次ぎました。
東武鉄道は、あすも栃木県内の一部の路線で、運転を見合わせるということです。
関東甲信越の情報をお伝えしました。
続いて東北地方の状況について、仙台放送局からお伝えします。
仙台から東北地方の状況についてお伝えします。
東北地方の南部は、非常に激しい雨が降っています。
JR仙台駅から中継です。
JR仙台駅です。
在来線の改札口の前には、運転見合わせなどを伝えるボードが立っています。
きょうは一日、JR仙台駅発着の在来線の列車、運転見合わせや遅れが出続けました。
先ほど30分ほど前にも、大雨で運転見合わせの区間が広がるというアナウンスもありました。
仙台駅に到着した通勤客の男性に聞きますと、いつもより1時間ほど遅れて、この列車で駅に到着したと話していまして、少し疲れた表情も見えました。
外に出ますと、今も雨が降り続いています。
傘を差して歩く人もいて、雨足は今は弱い状態です。
ただ、強まったり弱まったりを繰り返していまして、先ほど30分ほど前には、地面をたたきつけるような強めの雨、傘を差していても、すぐに足元がびしょぬれになるという強い雨もありました。
このあとも強まる雨には警戒が必要です。
JR仙台駅でした。
東北地方はこの時間、宮城県で非常に激しい雨が降っています。
仙台管区気象台によりますと、台風18号から変わった低気圧と、日本の東を北上する台風17号の影響で、東北地方の上空には湿った空気が流れ込んで、大気の状態が不安定になっています。
午後9時半までの1時間に、宮城県の丸森町筆甫で、64ミリの非常に激しい雨を観測したほか、宮城県白石市で37ミリの激しい雨を観測しました。
また午後9時40分までの72時間に降った雨の量は、宮城県の丸森町筆甫で、観測史上最も多い423ミリを観測したほか、福島県の南会津町松戸原でも、観測史上最も多い318ミリを記録しました。
気象台は、これまでに降った雨で、土砂災害の危険性が非常に高くなっているとして、宮城県、福島県、山形県、それに岩手県では、土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。
東北地方では、太平洋側を中心に、あす朝にかけて雷を伴って、1時間に60ミリの非常に激しい雨が降るおそれがあります。
福島県南会津町かないざわ地区の橋の上です。
あちら、堤防が崩れ、収穫前の田んぼの中に、大量の土砂と水が流れ込んでしまっています。
福島県では、会津地方を中心に50年に一度の記録的な大雨になっています。
福島県南会津町では、明け方から一時、2つの地区の342世帯797人が孤立状態になりました。
このうち国道の橋が流されるなどして孤立した田島地区の住宅では、午前4時ごろ、消防のボートで4人が救出されたということです。
この大雨で、福島県内を中心に、建物に浸水する被害が出ています。
このうち、いわき市では、3棟の住宅で床上まで水につかる被害が出たほか、9棟が床下までつかりました。
また南会津町では、3棟で床上まで水につかる被害が出たほか、31棟で床下浸水しているということです。
一方、きのう午後4時前に山形市で、外を歩いていた80代の女性が足を滑らせて転倒し、病院に運ばれました。
検査の結果、右足の骨を折る大けがをしていて、病院で手当てを受けたということです。
交通への影響です。
JR東日本によりますと、山形新幹線は雨の量が規制値を超えているため、福島駅と山形県の新庄駅の間の上下線で、あすの午前中まで運転を見合わせることが決まりました。
またJR東北線は、宮城県の白石駅と福島県の藤田駅の間で、終日運転を見合わせるなど、影響が続いています。
仙台から東北地方の状況についてお伝えしました。
今回の記録的な大雨による被害の全容は、まだつかめていません。
時間がたつとともに、被害が明らかになっています。
大雨の特別警報が栃木県に発表されたのは、きょう未明のことでした。
栃木県日光市の温泉街です。
浴衣姿で避難してきた人たち。
ホテルは水浸しになったということです。
その後、特別警報は茨城県にも出されました。
大丈夫かな?
はい、大丈夫です。
住民は着のみ着のままで避難を余儀なくされました。
夜が明けると、被害が次々に明らかになります。
鬼怒川沿いの住宅地です。
こちら、駐車場が一面、水につかっています。
奥にある車のサイドミラーの辺りにまで水かさが来ています。
明け方から結構強くなってきて、そこからもうずっと降ってる感じですね。
茨城県筑西市です。
川沿いの住宅が水につかりました。
鬼怒川の堤防が決壊した茨城県常総市によりますと、午後9時半現在、市内で9人の行方が分からなくなっているということです。
いずれも家族や本人から救助の要請があったものの、その後、連絡がつかなくなっているということです。
こちらは500人以上が孤立した状態になっている、茨城県常総市新石下の避難所、地域交流センターの午後9時ごろの様子です。
撮影した女性によりますと、布団や毛布は支給されず、避難した人たちは、施設の座布団を敷き詰めて、座ったり、寝転んだりしているということです。
たかはしさんによりますと、夜になって、冷え込んできている一方、毛布などの物資が足りておらず、中には体がぬれたままの状態で、床や階段に寝ている人もいるということです。
栃木県でも被害が相次ぎました。
鹿沼市では、山肌がえぐられるように土砂崩れが。
ふもとの住宅近くまで土砂が流れ込んでいます。
ご覧ください。
学校の裏山の斜面が崩れて、大量の木が校舎に流れ込んでいます。
鹿沼市の南摩小学校では、学校の裏山が崩れ、調理室などに土砂が。
こちらの現場では、3棟の住宅が土砂に巻き込まれました。
このうち、行方が分からなくなっていた63歳の女性の捜索が進められていましたが、今夜9時前、土砂の下敷きになっている人が見つかったということです。
警察は、行方の分からなくなっている女性と見て、消防と共に救出を急いでいます。
また、鹿沼市を流れる黒川では、護岸が壊れ、住宅4棟が流されました。
日光市では、大雨であふれた川の水の排水作業をしていた20代の男性が、誤って排水管に転落しました。
意識不明になっています。
日光市にあるホテルです。
露天風呂がある建物が、コンクリートの土台ごと傾きました。
栃木県では、栃木市や那須塩原市などと合わせて、9840世帯で断水しているということです。
さらに埼玉県の越谷市でも、広い範囲で住宅が水につかりました。
線路が冠水し、東武スカイツリーラインのせんげん台駅では、始発から一時、電車が入れない状態になりました。
千葉県市川市です。
避難所となっている小学校のグラウンドが水浸しに。
付近の道路も数十メートルにわたって冠水しました。
被害は東北地方でも。
南会津町たのせ地区です。
集落には、大きな流木が生々しく残っています。
田んぼの稲はなぎ倒され、地区の住宅は水につかりました。
なぜ栃木県や茨城県などで、記録的な大雨になったのでしょうか。
台風18号から変わった低気圧に向かう、暖かく湿った空気と、台風17号の周辺を回る風が、関東付近で合流。
帯状に発達した雨雲が、同じような場所にかかり続けたことが原因と見られています。
記録的な大雨による被害の全容は、まだつかめていません。
土砂災害のおそれがある状態が続いています。
この時間も関東から東北にかけて湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定になっています。
午後10時までの1時間には、宮城県丸森町筆甫で、35ミリの激しい雨を観測したほか、国土交通省が設置した雨量計では、宮城県大和町で42ミリ、白石市で36ミリの激しい雨を観測しました。
気象庁によりますと、このあとも関東から北日本の広い範囲で、雷を伴って激しい雨が降り、東北ではあすの朝にかけて、1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。
あすの夕方までに降る雨の量はいずれも多い所で、東北で200ミリ、北海道で150ミリ、関東で100ミリと予想されています。
特に、記録的な大雨となっている地域では、今後の雨で、さらに川が増水して、氾濫の危険性が高まったり、土砂災害の危険性がさらに高まったりするおそれがあります。
気象庁は、栃木県と茨城県に、大雨の特別警報を発表して、最大級の警戒を呼びかけるとともに、福島県など、東北や関東のほかの地域でも大雨となっているため、厳重な警戒を呼びかけています。
ここで大雨に関して、新しい情報です。
仙台市は、大雨による土砂災害の危険が高まったとして、今夜10時に、青葉区、太白区、それに泉区のそれぞれ一部の地域の、合わせて3万6410世帯8万4252人に新たに避難準備情報を出しました。
すでに出されているものと合わせると、仙台市では4万2350世帯9万8749人に避難準備情報が出ています。
仙台市は対象の地域の42か所に、避難所を開設する準備を進めています。
では再び気象予報士の井田キャスターに聞きます。
井田さん、その帯状の雨雲ですね、これがこの辺にとどまっていると、それがとどまっている理由が、台風から変わった温帯低気圧の影響だということだったんですが、これ、いつぐらいまでこういう状況が続きそうなんでしょうか。
東北地方を中心に、あすまで影響が続きそうですね。
その台風から変わった温帯低気圧、動きが遅いので、記録的な大雨となりましたけれども、その理由はこの偏西風、大きく南に蛇行していまして、その蛇行した所に低気圧がはまるようにして、動きが取れない状況となっているわけです。
その偏西風の蛇行の理由としては、東の海上ですね、台風17号の北側に高気圧がありまして、強く張り出しています。
強く張り出していてブロックするような状況で、偏西風が大きく蛇行して、多くの雨が降っているわけです。
ただ、この蛇行の状況は、だんだんと解消に向かっています。
そうですか。
なぜかというと、台風17号が北上してきています。
それとともに高気圧が退いてきているんですね。
ですから偏西風の蛇行はやや和らいできているんですが、今度はこの台風17号、東北地方に近づいてきています。
今、東北で雨が非常に激しくなっていますけれども、この低気圧と台風周辺の湿った空気、流れ込んで、東北地方でこのあと大雨、特にあしたの朝にかけて、非常に激しい雨が降りそうなんですね。
東北で雨の注意が必要なのは、またきのうに続いて夜となりましたけれども、今後の注意点は?
夜の暗いうちに状況が変わってくるということが考えられます。
強まる前に避難していただきたいんですけれども、やはり周りは暗いですから、見えにくいですね。
そのときは高い場所へ移動したりとか、川とか山からできるだけ離れた所で過ごすということも考えてください。
そして栃木県、そして茨城県には、まだ特別警報、大雨の特別警報出されていますので、関東地方も、あすにかけて土砂災害、それから浸水、川の氾濫に警戒が必要です。
不安な気持ちで救助を待っている方もいらっしゃるかと思いますけども、できるだけ安全な場所に身を置いてお過ごしいただきたいと思います。
井田キャスターに聞きました。
ニュースを続けます。
アップルの携帯音楽プレーヤー、iPodの過去のモデルに使われていた、クリックホイールと呼ばれる円形の装置。
これが日本の発明家の特許権を侵害しているかどうかが争われた裁判で、最高裁判所はきょうまでに上告を退ける決定を出し、アップルに3億3000万円余りの賠償を命じた判決が確定しました。
発明家は、世界的大企業に勝訴でき、万感の思いがあるが、大ヒット商品の賠償額が僅か3億円余りにすぎないのは、発明の価値を低く評価していることの象徴だというコメントを出しました。
国会で審議されている安全保障関連法案を巡って開かれた反対集会に、日本被団協・日本原水爆被害者団体協議会の田中熙巳事務局長が参加しました。
その上で、武器を取り、ほかの国に戦争に行くことはあってはならないことで、法案は廃案にすべきだと述べ、憲法解釈を変えて、集団的自衛権の行使を認めることは許されないと訴えました。
お伝えしていますように、関東から東北南部にかけて記録的な大雨になっていて、気象庁は栃木県と茨城県に大雨の特別警報を発表して、最大級の警戒を呼びかけています。
各地で河川の氾濫や浸水などの被害が出ています。
市内を流れる鬼怒川の堤防が決壊した、茨城県の常総市では、9人の行方が分からなくなっているほか、110人余りが救助を待っているということです。
気象庁によりますと、このあとも関東から北日本の広い範囲で雷を伴って激しい雨が降るおそれがあり、川の氾濫や土砂災害、浸水に最大級の警戒が必要です。
関東から東北南部にかけて、記録的な大雨になっています。
気象庁は栃木県と茨城県に大雨の特別警報を発表して、最大級の警戒を呼びかけています。
各地で河川の氾濫や浸水などの被害が出ています。
市内を流れる鬼怒川の堤防が決壊した茨城県の常総市では、9人の行方が分からなくなっているほか、110人余りが救助を待っているということです。
また気象庁によりますと、このあとも関東から北日本の広い範囲で、雷を伴って激しい雨が降るおそれがあり、川の氾濫や土砂災害、浸水に最大級の警戒が必要です。
関東から東北南部にかけて記録的な大雨となっています。
気象庁は栃木県と茨城県に大雨の特別警報を発表して、最大級の警戒を呼びかけています。
住民が孤立状態になっている、茨城県常総市の避難所、地域交流センターでは、午後8時ごろには500人以上が避難していましたが、管理人によりますと、夜になって周囲の住宅などから住民が集まり始め、午後10時20分現在、避難している人は、およそ1100人に上っているということです。
2015/09/10(木) 21:00〜22:55
NHK総合1・神戸
ニュースウオッチ9▽記録的な大雨で栃木・茨城で河川氾濫 夜間も続く懸命の救助[二][字]
記録的大雨で特別警報栃木・茨城で河川氾濫各地で孤立する人たち夜間も続く懸命の救助東北南部でも大雨警戒現地の中継で最新情報▽軽減税率で自公議論市民の生活への影響は
詳細情報
番組内容
【キャスター】河野憲治,田中泉,【スポーツキャスター】佐々木彩,【気象キャスター】井田寛子
出演者
【キャスター】河野憲治,田中泉,【スポーツキャスター】佐々木彩,【気象キャスター】井田寛子
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