ニュース「台風18号」関連 2015.09.09


(匠歩実)やった〜!やった〜!お相撲しよう!よし!
時刻は8時15分になりました。
台風18号に関する情報をお伝えします。
台風18号は北上を続けていて、このあと東海地方にかなり接近し、上陸する見込みです。
東海地方ではすでに大雨となっているほか、東日本や近畿を中心に非常に激しい雨が降り続くおそれがあり、気象庁は、土砂災害や川の氾濫などに警戒するよう呼びかけています。
これまでに入っている最新情報です。
三重県によりますと、鳥羽市を流れる加茂川は、岩倉観測所で午前7時40分に、水位が3メートル24センチまで上がり、洪水の危険がある氾濫危険水位を超えました。
また伊勢市を流れる五十鈴川でも、中村観測所で午前7時40分に水位が2メートル88センチまで上がり、氾濫危険水位を上回りました。
三重県は、流域の住民に対し、安全を確保するよう呼びかけています。
では三重県鳥羽市から中継です。
三重県鳥羽市の現在の様子です。
近鉄鳥羽駅前の様子です。
車の中から撮影している映像です。
ワイパーを動かしていますが、雨がガラスに打ちつけています。
30分ほど前に比べると、この時間帯、雨の勢いは弱まっているように見えますが、台風が接近してきています。
急に雨、風が強まるおそれがあります。
警戒してください。
また通勤・通学の時間帯です。
外を歩く際や、車を運転する際、慎重に行動してください。
続いて、大雨の影響で浸水の被害が出ている浜松市と愛知県南知多町から中継です。
浜松市南区の住宅街です。
台風の接近で風が一段と強くなってきました。
また、昨夜から降り続く雨の影響で、道路は今も冠水した状態が続いています。
そして目の前に広がっている道路なんですけれども、ご覧のように冠水して川のようになっています。
また奥に見える車なんですけども、水につかって、今もう、完全に動けない状態となっています。
また近くの住宅街も、浸水などの被害が出ているということです。
またこの近くに住む人は、もう水にぬれないようにするために、脚立を使って外出する、そんな姿も見られました。
近くに住む44歳の男性は、こんなに道路が歩けないのは初めてですと。
冠水して非常に困ってますと、そんなふうに話していました。
以上、浜松市南区からお伝えしました。
愛知県南知多町山海地区の冠水現場です。
現在、雨は小康状態になりました。
今なお地元の消防団によって、ポンプを使った排水作業が行われています。
またこちらの住宅街では、およそ50メートルにわたって道路が冠水しています。
およそひざ丈くらいまで水が来ています。
住宅の前には土のうが積まれ、水が入るのを防いでいます。
以上、愛知県南知多町から中継でした。
こちらは三重県志摩市のカメラです。
英虞湾の現在の様子です。
雨が風に流されて、斜めに降っています。
カメラにも大きな雨粒が打ちつけています。
1時間以上前から吹く猛烈な風で、手前の木々の枝も大きく揺れています。
気象庁のアメダスでは、午前7時半までの1時間に、志摩市で53.5ミリの非常に激しい雨を観測しています。
厳重な警戒を続けてください。
台風から流れ込む湿った空気や前線の影響で、東北から中国地方にかけての広い範囲で、雨雲が発達し、東海地方には台風本体の雨雲がかかっています。
三重県が鳥羽市に設置した雨量計では、午前7時20分までの1時間に、80ミリの猛烈な雨を観測しました。
また気象庁のアメダスでは、午前7時半までの1時間に三重県志摩市で53.5ミリの非常に激しい雨を観測しています。
風も強まり、伊豆諸島の神津島では午前5時過ぎに30.9メートル、愛知県豊橋市では午前7時過ぎに26.7メートルの最大瞬間風速を観測しました。
静岡県では今月6日からの降り始めからの雨量が、浜松市で400ミリ近くになるなど、平年の9月1か月分の雨量を超えている所があります。
また三重県と福島県では、これまでに降った雨で土砂災害の危険性が非常に高くなっているため、土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。
気象庁によりますと、台風はこのまま北上を続け、このあと東海地方に上陸するおそれがあります。
台風の接近に伴って、東日本や近畿、それに東北で雨が急激に強まる見込みで、1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。
あす朝までに降る雨の量は、いずれも多い所で、関東甲信で300ミリ、東海で250ミリ、東北で200ミリ、中国地方と近畿、それに北陸で150ミリ、伊豆諸島で120ミリと予想されています。
台風はその後、日本海へ進むと見られますが、あすにかけて東海や関東甲信を中心に、湿った空気が流れ込むため、雨が長引くと予想されています。
あすの朝からあさっての朝までの雨量は、いずれも多い所で、関東や東北でさらに100ミリから150ミリと予想されています。
風も次第に強まり、きょうの最大風速は東海で25メートル、中国地方と近畿、北陸、それに伊豆諸島で20メートル、最大瞬間風速は、30メートルから35メートルに達する見込みです。
また波も高く、東海と近畿、それに伊豆諸島では、大しけが続く見込みです。
気象庁は、土砂災害や川の氾濫、低い土地の浸水や暴風に警戒するとともに、高波や竜巻などの突風にも十分注意するよう呼びかけています。
台風18号の北上に伴って、各地で被害が出ています。
けさの浜松市内の様子です。
冠水した道路で、車がタイヤまで水につかっています。
浜松市内では道路の冠水が49か所確認されました。
また男性3人が転倒するなどして軽いけがをしました。
浜松市南区や東区では、複数の住宅が床上まで水につかったほか、静岡県の磐田市や袋井市で、住宅が床下浸水しました。
台風の大雨で、愛知県南知多町では、住宅の庭先や道路が冠水しています。
消防団員が排水作業をしているものの、水は近くの住宅の庭先まで広がっているということです。
避難の情報です。
浜松市では、南区の2つの地区の合わせて1万1105世帯2万9557人に避難勧告が出されています。
愛知県豊橋市では午前6時10分に、浜道町と駒形町、一色町の3つの地区の162世帯合わせて378人に避難勧告が出されました。
また伊豆諸島の神津島のよたね地区と上の川地区、上の山地区の合わせて134世帯322人にも避難勧告が出ています。
台風による鉄道への影響です。
東海地方のJRは、一部の区間で始発から午後1時ごろまで運転を見合わせます。
運転を見合わせているのは、紀勢線の亀山と新宮の間、参宮線の多気と鳥羽の間の全線、名松線の松阪と家城の間、それに飯田線の中部天竜と天竜峡の間です。
このほか、身延線の西富士宮と身延の間、御殿場線の松田と御殿場の間で運転を見合わせています。
また東海地方のJRの在来線は、午前9時から午後5時まで、運行本数を減らすことが決まっています。
東海道線でふだんの3割程度、高山線、飯田線、武豊線、太多線で半分程度、中央線と関西線がふだんの7割程度の運行になる予定です。
一方、首都圏でも大雨で交通に影響が出ています。
京急線は、速度を緩めて運転している区間があるため、一部の列車に遅れが出ています。
この影響で、接続する都営地下鉄浅草線と京成線も一部の列車に遅れや運休が出ています。
空の便への影響です。
きょうの国内の空の便は、中部空港を午前中に発着する便を中心に、合わせて27便の欠航が決まっています。
欠航が決まっているのは、全日空が、中部を発着する午前中の一部の便や、伊豆諸島を発着する便の合わせて21便、日本航空が、中部を発着する午前中の4便、スカイマークが、中部を発着する午前中の2便です。
航空各社によりますと、台風の進路によっては、このほかの空港でも遅れなどの影響が出る可能性があり、ホームページなどで最新の情報を確認してほしいとしています。
続いて、東海地方の状況についてお伝えします。
台風18号は北上を続けていて、このあと東海地方にかなり接近し、上陸する見込みです。
東海地方では、すでに大雨になっている所があり、気象台は低い土地の浸水や土砂災害、暴風などに警戒するよう呼びかけています。
このうち三重県では、午前7時半までの1時間に、鳥羽市で75ミリの非常に激しい雨が降ったほか、志摩市で41ミリの激しい雨が観測されました。
台風は北上を続け、このあと東海地方にかなり接近して、上陸するおそれがあります。
雨はいずれも多い所で、1時間に静岡県で70ミリ、愛知県と岐阜県で50ミリ、三重県で40ミリと予想されています。
あす午前6時までの24時間に降る雨の量は、いずれも多い所で、静岡県で250ミリ、愛知県で150ミリ、三重県と岐阜県で100ミリと見込まれています。
三重県では、鳥羽市と志摩市、それに伊勢市に、土砂災害警戒情報が出されています。
気象台は、低い土地の浸水や土砂災害、それに暴風や高波などに警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意するよう呼びかけています。
被害も出ています。
きのう午後7時ごろ、浜松市北区細江町で土砂崩れが発生し、乗用車1台が土砂に流されて横転し、乗っていた40代の男性が右手に軽いけがをしました。
また浜松市内では、冠水した道路で転倒するなどして、2人が軽いけがをしたということです。
一方、三重県によりますと、鳥羽市を流れる加茂川は、岩倉観測所で、伊勢市を流れる五十鈴川でもなかむら観測所で、氾濫危険水位を超えました。
三重県は流域の住民に対して、安全を確保するよう呼びかけています。
停電の情報です。
中部電力によりますと、午前7時45分現在、愛知県豊橋市の500世帯、三重県鳥羽市のおよそ320世帯が停電しているということです。
また、東京電力によりますと、静岡県内では、伊東市のおよそ300世帯で停電が発生しているということです。
続いて避難の情報です。
浜松市では南区の合わせて1万1105世帯2万9557人に、愛知県豊橋市では、162世帯、合わせて378人に避難勧告が出されています。
避難準備情報は、静岡県の掛川市、袋井市、菊川市、南伊豆町の全域、それに静岡市と湖西市の一部に出されています。
三重県では、鳥羽市、志摩市、熊野市、南伊勢町の全域、それに松阪市と大台町の一部に出されています。
交通機関への影響です。
鉄道です。
三重県内では、いずれもJRの参宮線が多気と鳥羽、名松線が松阪と家城、紀勢線が亀山と新宮で、始発から午後1時ごろまで運転を見合わせています。
JR関西線は、柘植と亀山で運転を見合わせています。
静岡県内では、飯田線が中部天竜と長野県の天竜峡で始発から午後1時ごろまで運転を見合わせています。
また、身延線が西富士宮と身延で、御殿場線が御殿場と松田で、伊東線が熱海と伊東で運転を見合わせています。
天竜浜名湖鉄道も新所原と掛川で運転を見合わせています。
このほかのJRの在来線は午前9時から午後5時まで、東海道線でいつもの3割程度、武豊線、高山線などで半分程度、中央線などで7割程度の本数で運行する予定です。
大阪と北陸を結ぶ特急サンダーバードは、午前11時ごろまでの18本が、運転を取りやめます。
一方、東海道新幹線、名鉄、名古屋市営地下鉄は、平常どおり運行しています。
近鉄は、鳥羽線が宇治山田と鳥羽で、志摩線が鳥羽と賢島で運転を見合わせています。
中部空港の空の便は、国内線が、全日空の鹿児島便など38便、国際線が、北京便など17便の欠航が決まっています。
名古屋からお伝えしました。
続いて近畿地方の状況についてお伝えします。
大阪のスタジオです。
台風の影響で、近畿南部では、昼前にかけて局地的に非常に激しい雨が降るおそれがあり、気象台は、土砂災害や暴風、高波に警戒するよう呼びかけています。
まず京都市のNHK京都放送局前から中継です。
京都市中心部のNHK京都放送局前です。
時折、弱い風が吹いています。
雨は路面でぱちぱちと音を立てて降り続けています。
ところどころ、大きな水たまりが出来ています。
台風は京都府に昼過ぎに最も接近する見通しで、1時間に南部北部とも、40ミリの激しい雨が降るおそれがあります。
気象台は、広い範囲に大雨警報を出して、土砂災害に警戒を呼びかけています。
京都府内のJRや私鉄は、けさの始発から通常どおり運行しています。
各社は今後の台風の進路によっては、運転の見合わせや遅れが出るおそれがあるとして、注意を呼びかけています。
京都市でした。
近畿地方は、台風からの湿った空気と前線の影響で、大気の状態が非常に不安定になって、広い範囲で雨が降っています。
近畿地方では昼前にかけて、局地的に雷を伴って、南部では1時間に60ミリ、中部では1時間に50ミリの非常に激しい雨が、北部では40ミリの激しい雨が降るおそれがあります。
あす朝までに降る雨の量は、多い所で150ミリと予想されています。
最大風速は、陸上で13メートルから20メートル、海上で15メートルから20メートル、最大瞬間風速は25メートルから35メートルと予想され、南部の海上は大しけが続く見込みです。
気象台は、土砂災害や暴風、高波に警戒し、低い土地の浸水や川の増水、竜巻などの突風や落雷、それに高潮に注意するよう呼びかけています。
近畿の状況をお伝えしました。
台風による大雨で、川の水位が上がっています。
三重県によりますと、鳥羽市を流れる加茂川は、岩倉観測所で午前7時40分に、水位が3メートル24センチまで上がり、洪水の危険がある氾濫危険水位を超えました。
また伊勢市を流れる五十鈴川でも、中村観測所で午前7時40分に水位が2メートル88センチまで上がり、氾濫危険水位を上回りました。
三重県は流域の住民に対し、安全を確保するよう呼びかけています。
では台風18号の進路や、雨の詳しい見通しについて、気象情報担当の平井さんです。
この時間は東海地方で台風の接近とともに、雨が強まってきています。
それでは台風の現在の位置を見ていきますと、東海地方のすぐ南の海上で、もうまもなく、昼前にかけて、上陸するおそれがあります。
今、風速15メートル以上の強風域に、関東甲信や北陸、東海、近畿が入っているものと見られます。
では台風のこのあとの予想進路を見ていきましょう。
きょうの午前中は、東海地方を北上し、そのあと午後は北陸へ進んで、このあと夜には、日本海へ進んで、低気圧に変わりそうです。
ただ今回の台風、低気圧に変わっても厳重な警戒が必要です。
それでは土壌雨量指数、土砂災害の危険度を表す図ですけれども、これは、このように近畿から東北にかけての太平洋側ですね、黄色や赤、紫の所がありますね。
それでは詳しく見ていきましょう。
土砂災害の危険度を表す図です。
三重県、土砂災害警戒情報が出ている所があります。
三重県の志摩市など、こういった所、紫色になっていまして、土砂災害の発生するおそれが極めて高くなっています。
さて、次、今度は東に移りまして、山梨県にも土砂災害警戒情報が出ている所がありまして、山梨県富士吉田市周辺、紫色です。
それから先ほど、静岡県の熱海市の周辺にも土砂災害警戒情報が発表になりました。
このように山梨県から静岡県にかけても、土砂災害が極めて起こりやすくなっていますので、斜面のそばの方、くれぐれもご注意ください。
それでは、雨の様子を見ていきましょう。
1時間の雨量、午前8時半までの1時間で、神奈川県の箱根町や三重県の鳥羽市で40ミリ以上、激しく降っています。
それでは雨雲の動きを見ましょう。
動かしてみますと、台風を取り巻く本体の雨雲が今、三重県や静岡県などにかかり始めてる状況です。
このため東海地方で、雨が強まり始めています。
それではこのあとの雨の見通しを見ていきましょう。
これは午前10時の段階です。
動かしてみますと、台風本体の雨雲は、午後には日本海へ進みますが、そのあと関東地方に残るんですね。
このように南北に延びた雨雲が残りそうです。
これが危険な雨雲です。
このあと動かしてみましょう。
今夜にかけて。
関東では南北へ延びた雨雲が、今夜にかけてもかかり続けます。
さらにあすにかけてです。
関東地方、動かしてみますと、南北に延びた雨雲、同じ所にかかり続けます。
非常に激しい雨が同じ所で続いて、土砂災害や低い土地の浸水、川の増水などが極めて起こりやすくなりますので、関東地方もこのあとは警戒が必要です。
こういった所では、竜巻などの突風の吹くおそれもあります。
それでは予想される雨の降る量です。
あす朝までの多い所、関東地方で300ミリ、最も多く予想されています。
さらに東海地方では250ミリ、東北地方でも200ミリと予想されています。
それからあさっての朝にかけて、さらに東北や関東、100ミリから150ミリで、総雨量、特に関東地方では400ミリを超える所がある見通しです。
このようになぜ、台風や低気圧から離れた関東地方を中心に、雨がこのあとも多いのかといいますと、今夜の予想天気図で説明しますと、日本海の低気圧に向かう湿った南風で、雨が降りやすいんですね。
さらに台風の北側の湿った東風、これが関東でぶつかります。
ですから、関東を中心に非常に激しい雨、あるいは竜巻などの突風が起こりやすい見通しです。
こうした状態、今夜にかけてだけでなく、あすにかけても続く見通しです。
それでは注意、警戒点です。
土砂災害の発生するおそれのあります三重県や静岡県、山梨県、斜面のそばの方、厳重な警戒が必要です。
さらに都市部でも、このあと雨が急激に強まって、低い土地の浸水のおそれがあります。
このように道路の下をくぐる所、アンダーパスといいますが、こういった所でも、水が急にたまって、浸水するおそれがあります。
車が通れなくなります。
さらに川の急な増水にも警戒してください。
そして竜巻などの突風の吹くおそれもあります。
9月は竜巻の発生件数が最も多い月ですけれども、台風の中心よりも東側、特に南北に延びた雨雲がかかります関東地方、雷が激しいときや、激しい雨が降るときというのは、竜巻などの突風の吹くおそれがあります。
このように雨戸やカーテンを閉めて、そして窓ガラスが割れても、このようにガラスが飛び散らないようにしていただきたいと思います。
そしてできるだけ窓から離れた、窓のない部屋、押入れなどに避難していただきたいと、竜巻注意情報が出たら特に注意していただきたいと思います。
以上です。
お伝えしていますように、台風18号は北上を続けていて、このあと東海地方にかなり接近し、上陸する見通しです。
東海地方では、猛烈な雨が降っているほか、東日本や近畿を中心に非常に激しい雨が降り続くおそれがあり、気象庁は土砂災害や川の氾濫などに警戒するよう呼びかけています。
では、大雨の影響で浸水の被害が出ている浜松市から中継です。
浜松市南区の住宅街です。
この時間、雨は少し弱くなりましたが、台風の接近で、風が強くなってきています。
そして昨夜から降り続いた雨の影響で、道路は冠水した状態が今も続いています。
この冠水した道路なんですけれども、広い範囲にわたって冠水していまして、まるで川、あるいは池のように見えます。
また奥に見えます車も、完全につかってしまっていて、今、動けない状態となっています。
また付近の住宅も、浸水などの被害が出ているということです。
またこの近くに住む人の中には、ズボンのすそをめくって、水にぬれないように、歩く姿の人たちも見られました。
44歳の男性はですね、道路が歩けなくて困っています。
道路がこんなに冠水したのは初めてですと話していました。
以上、浜松市から中継でお伝えしました。
こちらは三重県鳥羽市のカメラです。
カメラに大きな雨粒が打ちつけてきています。
この雨と猛烈な風で見通しも白っぽくなって、見えにくくなっています。
三重県が鳥羽市に設置した雨量計では、午前7時30分までの1時間に、83ミリの猛烈な雨を観測しました。
厳重な警戒を続けてください。
ここで新しく入った情報です。
三重県伊勢市は、市内を流れる五十鈴川が、氾濫危険水位を超え、洪水の危険が高まっているとして、午前8時18分、流域の5334世帯1万4349人に避難勧告を出しました。
避難勧告が出されたのは、伊勢市の五十鈴川流域の一色町、黒瀬町、通町、中村町、朝熊町、鹿海町、楠部町の全域と、二見町の一部の地域です。
繰り返してお伝えします。
三重県伊勢市は、市内を流れる五十鈴川が氾濫危険水位を超え、洪水の危険が高まっているとして、午前8時18分、流域の5334世帯1万4349人に、避難勧告を出しました。
避難勧告が出されたのは、伊勢市の五十鈴川流域の、一色町、黒瀬町、通町、中村町、朝熊町、鹿海町、楠部町の全域と、二見町の一部の地域です。
台風から流れ込む湿った空気や前線の影響で、東北から中国地方にかけての広い範囲で雨雲が発達し、東海地方には台風本体の雨雲がかかっています。
三重県が鳥羽市に設置した雨量計では、午前7時30分までの1時間に83ミリの猛烈な雨を観測しました。
また気象庁のアメダスでは、午前8時までの1時間に、静岡県の熱海市あじろで36.5ミリ、神奈川県箱根町で33.5ミリの激しい雨を観測しています。
風も強まり、伊豆諸島の神津島では、午前5時過ぎに30.9メートル、愛知県豊橋市では、午前7時過ぎに26.7メートルの最大瞬間風速を観測しました。
静岡県では、今月6日の降り始めからの雨量が、浜松市で400ミリ近くになるなど、平年の9月1か月分の雨量を超えている所があります。
また三重県と山梨県では、これまでに降った雨で土砂災害の危険性が非常に高くなっているため、土砂災害警戒情報が発表されている地域があるほか、三重県では、川が増水して氾濫の危険性が高まっている所もあります。
気象庁によりますと、台風はこのまま北上を続け、このあと東海地方に上陸する見込みです。
台風の接近に伴って、東日本や近畿、それに東北で、雨が急激に強まる見込みで、1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。
あす朝までに降る雨の量は、いずれも多い所で、関東甲信で300ミリ、東海で250ミリ、東北で200ミリ、中国地方と近畿、それに北陸で150ミリ、伊豆諸島で120ミリと予想されています。
台風はその後、日本海へ進むと見られますが、あすにかけて東海や関東甲信を中心に、湿った空気が流れ込むため、雨が長引くと予想されています。
あすの朝からあさっての朝までの雨量は、いずれも多い所で、関東や東北でさらに100ミリから150ミリと予想されています。
風も次第に強まり、きょうの最大風速は、東海で25メートル、中国地方と近畿、北陸、それに伊豆諸島で20メートル、最大瞬間風速は、30メートルから35メートルに達する見込みです。
また波も高く、東海と近畿、それに伊豆諸島では大しけが続く見込みです。
気象庁は土砂災害や川の氾濫、低い土地の浸水や暴風に警戒するとともに、高波や竜巻などの突風にも、十分注意するよう呼びかけています。
台風18号の北上に伴って、各地で被害が出ています。
けさの浜松市内の様子です。
冠水した道路で、車がタイヤまで水につかっています。
浜松市内では、道路の冠水が49か所確認されました。
また男性3人が転倒するなどして軽いけがをしました。
浜松市南区や東区では、複数の住宅が床上まで水につかったほか、静岡県の磐田市や袋井市で、住宅が床下浸水しました。
台風の大雨で、愛知県南知多町では住宅の庭先や道路が冠水しています。
消防団員が排水作業をしているものの、水は近くの住宅の庭先まで広がっているということです。
避難の情報です。
浜松市では、南区の2つの地区の合わせて1万1105世帯2万9557人に避難勧告が出されています。
愛知県豊橋市では、午前6時10分に、浜道町と駒形町、一色町の3つの地区の162世帯合わせて378人に避難勧告が出されました。
三重県伊勢市は、市内を流れる五十鈴川が、氾濫危険水位を超え、洪水の危険が高まっているとして、午前8時18分、流域の5334世帯1万4349人に、避難勧告を出しました。
また、伊豆諸島の神津島のよたね地区と上の川地区、上の山地区の合わせて134世帯322人にも避難勧告が出ています。
台風による鉄道への影響です。
始発から午後1時ごろまで運転を見合わせるのは、関西線の亀山と柘植の間、紀勢線の亀山と新宮の間、参宮線の多気と鳥羽の間の全線、名松線の松坂と家城の間、飯田線の中部天竜と天竜峡の間です。
このほか身延線の西富士宮と身延の間、御殿場線の松田と御殿場の間、伊東線の熱海と伊東の間で運転を見合わせています。
また、東海地方のJRの在来線は、午前9時から午後5時まで運行本数を減らすことが決まっています。
東海道線でふだんの3割程度、高山線、飯田線、武豊線、太多線で半分程度、中央線と関西線がふだんの7割程度の運行になる予定です。
一方、首都圏でも大雨で交通に影響が出ています。
京急線は速度を緩めて運転している区間があるため、一部の列車に遅れが出ています。
この影響で、接続する都営地下鉄浅草線と京成線も、一部の列車に遅れや運休が出ています。
空の便への影響です。
中部空港を午前中に発着する便を中心に、合わせて35便が欠航、または欠航が決まっています。
欠航便は、全日空が、中部を発着する午前中の一部の便や伊豆諸島を発着する便の合わせて21便、ジェットスターが中部を発着する主に午前中の便の8便、日本航空が中部を発着する午前中の4便、スカイマークが中部を発着する午前中の2便です。
航空各社によりますと、台風の進路によっては、このほかの空港でも遅れなどの影響が出る可能性があり、ホームページなどで最新の情報を確認してほしいとしています。
では東海地方の状況について、名古屋放送局からお伝えします。
台風18号は、北上を続けていて、このあと東海地方にかなり接近し、上陸する見込みです。
東海地方では、すでに大雨になっている所があり、気象台は、低い土地の浸水や土砂災害、暴風などに警戒するよう呼びかけています。
このうち三重県では、午前7時半までの1時間に、鳥羽市で75ミリの非常に激しい雨が降ったほか、志摩市で41ミリの激しい雨が観測されました。
台風は北上を続け、このあと東海地方にかなり接近して、上陸するおそれがあります。
雨は、いずれも多い所で、1時間に静岡県で70ミリ、愛知県と岐阜県で50ミリ、三重県で40ミリと予想されています。
あす午前6時までの24時間に降る雨の量は、いずれも多い所で、静岡県で250ミリ、愛知県で150ミリ、三重県と岐阜県で100ミリと見込まれています。
三重県では、鳥羽市と志摩市、それに伊勢市に、土砂災害警戒情報が出されています。
気象台は、低い土地の浸水や土砂災害、それに暴風や高波などに警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意するよう呼びかけています。
被害も出ています。
きのう午後7時ごろ、浜松市北区細江町で土砂崩れが発生し、乗用車1台が土砂に流されて横転し、乗っていた40代の男性が右手に軽いけがをしました。
また浜松市内では、冠水した道路で転倒するなどして、2人が軽いけがをしたということです。
一方、三重県によりますと、鳥羽市を流れる加茂川と、伊勢市を流れる五十鈴川、それに伊賀市を流れる木津川は、氾濫危険水位を超えました。
三重県は、流域の住民に対し、安全を確保するよう呼びかけています。
停電の情報です。
中部電力によりますと、午前7時45分現在、愛知県豊橋市の500世帯、三重県鳥羽市のおよそ320世帯が停電しているということです。
また東京電力によりますと、静岡県内では、伊東市のおよそ300世帯で停電が発生しているということです。
続いて避難の情報です。
浜松市では、南区の合わせて1万1105世帯2万9557人に避難勧告が出されています。
愛知県豊橋市では162世帯合わせて378人に避難勧告が出されています。
三重県伊勢市では、午前8時18分、五十鈴川流域の5334世帯1万4349人に、避難勧告が出されました。
避難準備情報は、静岡県では掛川市、袋井市、菊川市の全域、それに静岡市と湖西市の一部に出されています。
三重県では鳥羽市、志摩市、熊野市、南伊勢町の全域、それに松阪市と大台町の一部に出されています。
交通機関への影響です。
鉄道です。
三重県内では、いずれもJRの参宮線が多気と鳥羽、名松線が松阪と家城、紀勢線が亀山と新宮で、始発から午後1時ごろまで運転を見合わせています。
JR関西線は、柘植と亀山で運転を見合わせています。
静岡県内では、飯田線が中部天竜と長野県の天竜峡で、始発から午後1時ごろまで運転を見合わせています。
また、身延線が西富士宮と身延で、御殿場線が御殿場と松田で、伊東線が熱海と伊東で運転を見合わせています。
天竜浜名湖鉄道も、新所原と掛川で運転を見合わせています。
このほかのJRの在来線は、午前9時から午後5時まで、東海道線でいつもの3割程度、武豊線、高山線などで半分程度、中央線などで7割程度の本数で運行する予定です。
大阪と北陸を結ぶ特急サンダーバードは、午前11時ごろまでの18本が運転を取りやめます。
一方、東海道新幹線は、平常どおり運行しています。
名鉄は、名古屋本線が豊橋と伊奈で、河和線が福貴と河和で、知多新線がふきと内海で運転を見合わせています。
近鉄は鳥羽線がうじやまだと鳥羽で、志摩線が鳥羽と賢島で運転を見合わせています。
中部空港の空の便は、国内線が全日空の鹿児島線など38便、国際線が北京便など17便の欠航が決まっています。
名古屋からお伝えしました。
では愛知県の豊橋市から中継です。
愛知県豊橋市です。
30分ほど前まで、非常に激しい雨が降っていましたが、現在はご覧のように、青空が広がっています。
ただ、今も非常に強い横殴りの風が吹いていて、私の後ろにある草木は、先ほどから北から南へ向かって、常に揺らめいています。
また、こちらにある電車の踏切の遮断機なんですが、先ほどから小刻みに揺れています。
時折、非常に強い突風が吹くこともあり、立っているのもやっとの状況になります。
以上、愛知県豊橋市からお伝えしました。
こちらは神奈川県小田原市の現在の様子です。
雨が降っていて、風に流されて横に降っているように見えます。
あすにかけて東海や関東甲信を中心に、台風からの湿った空気が流れ込むため、雨が長引くと予想されています。
雨が降り続いている地域では、土砂災害にも警戒を続けてください。
ここで訂正です。
先ほど字幕で、東急東横線の一部で運転見合わせとお伝えしましたが、運行していました。
失礼しました。
台風18号は、東海地方にかなり接近していて、まもなく上陸する見込みです。
東海地方では、猛烈な雨が降っているほか、東日本や近畿を中心に、非常に激しい雨が降り続くおそれがあり、気象庁は、土砂災害や川の氾濫などに警戒するよう呼びかけています。
台風18号は、東海地方にかなり接近していて、まもなく上陸する見込みです。
東海地方では、猛烈な雨が降っているほか、東日本や近畿を中心に非常に激しい雨が降り続くおそれがあり、土砂災害や川の氾濫などに警戒が必要です。
では、津市と、大雨の影響で浸水の被害が出ている浜松市から中継です。
三重県中部、津市にあるNHK津放送局前です。
1時間ほど前と比べると、風が少し弱まってきました。
ただ、雨は降り続いています。
その雨の影響で、歩道を見てみますと、水たまりが結合して、より広い範囲、歩道を覆い尽くしています。
先ほどはこの水たまりをよけるように歩いている方もいましたが、今は諦めて足元をぬらしながら歩いている人の姿もありました。
そして水たまりの縁のほうはくるぶしの辺りまで、水がたまっています。
これからお出かけされる方は、この雨、足元、十分注意してください。
そしてこのあとも雨、長時間降り続く見込みです。
川の氾濫、そして低い土地の浸水に、十分警戒してください。
NHK津放送局前からお伝えしました。
浜松市南区の住宅街です。
台風の接近に伴って、風が非常に強くなってきました。
木の葉や小さな枝が飛んでくるようになりました。
そして昨夜から降り続く雨の影響で、道路は今も冠水した状態が続いています。
目の前に広がる道路なんですけれども、広い範囲にわたって冠水していて、まるで川、あるいは池のようにも見えます。
そして奥に見える車なんですけれども、水につかっていて、今、動けない状態が、この2時間以上、続いています。
また、付近の住宅にも浸水などの被害が出ているということです。
また、この近くに住む人たちは、水にぬれないように、ズボンの裾をめくったりして、そして、この冠水した道路に入る、そんな姿も見られました。
44歳の男性は、道路が冠水して困っています。
歩けなくて、こんな状態になったのはこれまでで初めてですと話していました。
以上、浜松市南区から中継でお伝えしました。
つづいて愛知県田原市の現在の様子です。
ご覧いただいているのは、渥美半島です。
太平洋に面しています。
台風の中心に近い位置にあります。
だいぶ視界が悪くなっています。
ただ海岸に白波が押し寄せている様子が確認できます。
この愛知県内では、南知多町で住宅の庭先や道路が冠水しました。
また、豊橋市で停電する世帯が出てきています。
これまでの大雨で、土砂災害の危険度が高くなってきている所が出ています。
雨が長引くことも予想されていますから、土砂災害、また川の氾濫など、警戒を続けてください。
続いて三重県の四日市市です。
三重県の北部にあります。
道路が見えています。
トラックが通行しています。
この時間は、風はそれほど強くなさそうです。
三重県内では、鳥羽市で停電が相次いでいます。
また、伊勢市では1万4349人に避難勧告が出されています。
避難勧告が出ている地域では、周囲の状況に注意して早めに避難するか、避難が難しい場合は、建物の上の階や、斜面から離れた部屋に移るなどして、安全確保に努めてください。
こちらは神奈川県の箱根町です。
箱根町では、午前8時までの1時間に、33.5ミリの激しい雨を観測しました。
画面下、木を見てみますと、風が強く吹いている様子が分かります。
また、雲が右から左に流れている様子が分かります。
台風の中心から離れた地域でも、大雨などにこのあとも警戒を続けてください。
気象庁の発表によりますと、台風18号は、午前9時には愛知県豊橋市の西南西40キロの海上を、1時間に30キロの速さで、北北西へ進んでいると見られます。
気象庁によりますと、台風はまもなく東海地方に上陸する見込みです。
台風から流れ込む湿った空気や前線の影響で、東北から中国地方にかけての広い範囲で雨雲が発達し、東海地方には、台風本体の雨雲がかかっています。
三重県が鳥羽市に設置した雨量計では、午前8時20分までの1時間に99ミリの猛烈な雨を観測しました。
また、気象庁のアメダスでは、午前8時半までの1時間に、神奈川県箱根町で47.5ミリの激しい雨を観測しています。
風も強まり、伊豆諸島の神津島では、午前5時過ぎに30.9メートル、愛知県の伊良湖岬で午前8時半ごろに30.3メートルの最大瞬間風速を観測しました。
静岡県では、今月6日の降り始めからの雨量が、浜松市で400ミリ近くになるなど、平年の9月1か月分の雨量を超えている所があります。
また、三重県と山梨県、静岡県、それに神奈川県では、これまでに降った雨で、土砂災害の危険性が非常に高くなっているため、土砂災害警戒情報が発表されている地域があるほか、三重県では、川が増水して氾濫の危険性が高まっている所もあります。
台風の接近に伴って、東日本や近畿、それに東北で、雨が急激に強まる見込みで、1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。
あす朝までに降る雨の量は、いずれも多い所で、関東甲信で300ミリ、東海で250ミリ、東北で200ミリ、中国地方と近畿、それに北陸で150ミリ、伊豆諸島で120ミリと予想されています。
台風は、その後、日本海へ進むと見られますが、あすにかけて東海や関東甲信を中心に湿った空気が流れ込むため、雨が長引くと予想されています。
あすの朝からあさっての朝までの雨量は、いずれも多い所で、関東や東北でさらに100ミリから150ミリと予想されています。
風も次第に強まり、きょうの最大風速は東海で25メートル、中国地方と近畿、北陸、それに伊豆諸島で20メートル、最大瞬間風速は30メートルから35メートルに達する見込みです。
波も高く、東海と近畿、それに伊豆諸島では、大しけが続く見込みです。
気象庁は、土砂災害や川の氾濫、低い土地の浸水や暴風に警戒するとともに、高波や竜巻などの突風にも十分注意するよう呼びかけています。
被害の情報です。
三重県伊勢市内です。
山道の水路から激しく水が流れています。
細い路地を、水が川のように流れています。
男性も道路を横断できません。
三重県伊勢市では、道路のあちらこちらが水につかっています。
三重県によりますと、伊勢市を流れる五十鈴川、鳥羽市を流れる加茂川、伊賀市を流れる木津川が、洪水の危険がある氾濫危険水位を超えています。
こちらは浜松市内です。
車がタイヤまで水につかっています。
浜松市内では、道路の冠水が49か所確認されました。
また男性3人が転倒するなどして、軽いけがをしました。
浜松市南区や東区では、複数の住宅が床上まで水につかったほか、静岡県の磐田市や袋井市でも、合わせて5棟が床下まで水につかりました。
台風の大雨で、愛知県南知多町では、住宅の庭先や道路が冠水しています。
消防団員が排水作業をしているものの、水は近くの住宅の庭先まで広がっているということです。
各地で避難勧告が出されています。
浜松市では、南区の2つの地区の合わせて1万1105世帯2万9557人に避難勧告が出されています。
三重県伊勢市では午前8時18分、五十鈴川流域の5334世帯1万4349人に避難勧告が出されました。
愛知県豊橋市では、浜道町と駒形町、一色町の3つの地区の162世帯合わせて378人に避難勧告が出されています。
鉄道への影響です。
東海道新幹線は始発から平常どおり運行しています。
JRの在来線では、一部の区間で始発から午後1時ごろまで運転を見合わせます。
始発から運転を見合わせているのは、関西線の亀山と柘植の間、紀勢線の亀山と新宮の間、参宮線の多気と鳥羽の間の全線、名松線の松阪と家城の間、飯田線の中部天竜と天竜峡の間です。
また、東海地方のJRの在来線は、午前9時から午後5時まで運行本数を減らすことが決まっています。
東海道線はふだんの3割程度、高山線、飯田線、武豊線、太多線が半分程度、中央線と関西線が7割程度の運行になる予定です。
さらに、大阪と北陸を結ぶ特急サンダーバードは、始発から午前11時ごろまで、上下合わせて18本が運転を取りやめます。
首都圏でも影響が出ています。
京急線は大雨の影響で、速度を緩めて運転している区間があるため、一部の列車に遅れが出ています。
この影響で、接続する都営地下鉄浅草線と京成線も、一部の列車に遅れや運休が出ています。
各社によりますと、ダイヤの乱れは、今後も続く見通しだということです。
空の便への影響です。
国内線は、中部空港を午前中に発着する便を中心に、合わせて35便が欠航、または欠航が決まっています。
欠航便は、全日空が、中部を発着する午前中の一部の便や、伊豆諸島を発着する便の合わせて21便、ジェットスターが中部を発着する主に午前中の便の8便、日本航空が、中部を発着する午前中の4便、スカイマークが、中部を発着する午前中の2便です。
続いて東海地方の状況についてお伝えします。
台風18号は、東海地方にかなり接近していて、まもなく上陸する見込みです。
東海地方では、猛烈な雨が降る所もあり、気象台は、低い土地の浸水や土砂災害、暴風などに警戒するよう呼びかけています。
台風18号の影響で、東海地方はすでに大雨になっている所があり、三重県が鳥羽市に設置した雨量計では、午前8時20分までの1時間に、99ミリの猛烈な雨が観測されています。
台風は北上を続け、まもなく東海地方に上陸する見込みです。
雨は、いずれも多い所で、1時間に、静岡県で70ミリ、愛知県と岐阜県で50ミリ、三重県で40ミリと予想されています。
あす午前6時までの24時間に降る雨の量は、いずれも多い所で、静岡県で250ミリ、愛知県で150ミリ、三重県と岐阜県で100ミリと見込まれています。
土砂災害警戒情報が、三重県の鳥羽市と志摩市、伊勢市に、静岡県の熱海市、伊東市、伊豆市、伊豆の国市にそれぞれ出されています。
気象台は、低い土地の浸水や土砂災害、それに暴風や高波などに警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意するよう呼びかけています。
警察によりますと、きょう午前8時半ごろ、沼津市を流れる狩野川に人が流されているという情報があり、現在、現場で捜索活動をしています。
静岡県湖西市によりますと、きょう午前7時半前、市内の道路を歩いていた86歳の女性が風にあおられて転倒し、軽いけがをしたということです。
また浜松市内でも、これまでに3人が軽いけがをしたということです。
一方、三重県によりますと、鳥羽市を流れる加茂川と、伊勢市を流れる五十鈴川、それに伊賀市を流れる木津川は、氾濫危険水位を超えました。
三重県は流域の住民に対し、安全を確保するよう呼びかけています。
停電の情報です。
中部電力によりますと、午前7時45分現在、愛知県豊橋市の500世帯、三重県鳥羽市のおよそ320世帯が停電しているということです。
また、東京電力によりますと、静岡県内では、伊東市のおよそ300世帯で停電が発生しているということです。
続いて避難の情報です。
浜松市では南区の合わせて1万1105世帯2万9557人に避難勧告が出されています。
愛知県豊橋市では、162世帯合わせて378人に避難勧告が出されています。
三重県伊勢市では、午前8時18分、五十鈴川流域の5334世帯1万4349人に避難勧告が出されました。
避難準備情報は、静岡県では掛川市、袋井市、菊川市の全域、それに静岡市と湖西市の一部に出されています。
三重県では鳥羽市、志摩市、熊野市、南伊勢町の全域、それに松阪市と大台町の一部に出されています。
交通機関への影響です。
鉄道です。
三重県内では、いずれもJRの参宮線が多気と鳥羽、名松線が松阪と家城、紀勢線が亀山と新宮で、始発から午後1時ごろまで運転を見合わせています。
JR関西線は、柘植と亀山で運転を見合わせています。
また愛知県でも、東海道線の豊橋と蒲郡で運転を見合わせています。
静岡県内では、飯田線が中部天竜と長野県の天竜峡で、始発から午後1時ごろまで運転を見合わせています。
また身延線が西富士宮と身延で、御殿場線が御殿場と松田で、伊東線が熱海と伊東で運転を見合わせています。
天竜浜名湖鉄道も、新所原と掛川で運転を見合わせています。
このほかのJRの在来線は、午前9時から午後5時まで、東海道線でいつもの3割程度、武豊線、高山線などで半分程度、中央線などで7割程度の本数で運行する予定です。
大阪と北陸を結ぶ特急サンダーバードは、午前11時ごろまでの18本が、運転を取りやめます。
一方、東海道新幹線は平常どおり運行しています。
名鉄は名古屋本線が豊橋と伊奈で、河和線が富貴と河和で、知多新線が富貴と内海で運転を見合わせています。
近鉄は、鳥羽線が宇治山田と鳥羽で、志摩線が鳥羽と賢島で運転を見合わせています。
中部空港の空の便は、国内線が全日空の鹿児島便など38便、国際線が北京便など17便の欠航が決まっています。
名古屋からお伝えしました。
続いて近畿地方の状況についてお伝えします。
大阪のスタジオです。
台風18号の影響で、近畿地方は中部で雨が強まっています。
近畿中部と南部では、昼前にかけて、局地的に非常に激しい雨が降るおそれがあり、気象台は土砂災害や暴風、高波に警戒するよう呼びかけています。
まず京都市のNHK京都放送局前から中継です。
京都市中心部のNHK京都放送局前です。
弱い風が吹いています。
街を歩く皆さん、傘を差していても足元がぬれるような本降りの雨が続いています。
台風は昼過ぎに京都府に最も接近する見通しで、1時間に40ミリの激しい雨が降るおそれがあります。
気象台は、京都府内の広い範囲に大雨警報を出して、土砂災害に警戒するよう呼びかけています。
京都府内のJRや私鉄は、けさの始発から、通常どおり運行しています。
各社は今後の台風の進路によっては、運転の見合わせや遅れが出るおそれがあるとして、注意を呼びかけています。
京都市でした。
近畿地方は台風からの湿った空気と前線の影響で、大気の状態が非常に不安定になって、滋賀県など中部で雨が強まっています。
滋賀県日野町は午前8時半に、熊野、平子、西明寺の3つの地区の合わせて82世帯211人に避難準備情報を出しました。
避難に時間がかかるお年寄りや障害がある人などに、早めの避難を呼びかけています。
近畿地方はこのあとも、局地的に雷を伴って、南部で1時間に60ミリ、中部で1時間に50ミリの非常に激しい雨が、北部で40ミリの激しい雨が、昼前にかけて降るおそれがあります。
あす朝までに降る雨の量は、多い所で150ミリと予想されています。
最大風速は陸上で13メートルから20メートル、海上で15メートルから20メートル、最大瞬間風速は25メートルから35メートルと予想され、南部の海上は昼前まで、大しけが続く見込みです。
気象台は土砂災害や暴風、高波に警戒し、低い土地の浸水や川の増水、竜巻などの突風や落雷、それに高潮に注意するよう呼びかけています。
交通への影響です。
JR西日本は、大阪と北陸方面を結ぶ特急サンダーバードについて、始発から午前11時ごろまでに出発する列車、上下合わせて18本の運転を取りやめています。
JR草津線は、雨の影響で徐行運転をしているため、遅れが出ています。
そのほかの関西を走るJRの在来線は、午前9時現在、平常どおりの運転。
東海道・山陽新幹線も始発から平常どおり運行されています。
関西の主な私鉄や地下鉄も、午前9時現在、平常どおり運転されています。
また和歌山港と徳島港を結ぶ南海フェリーは、午後2時前までにそれぞれの港を出る8便の欠航を決めました。
神戸空港と関西空港を結ぶベイシャトルは、午後からすべての便の欠航が決まっています。
空の便です。
航空各社によりますと、関西、大阪、神戸、南紀白浜の4つの空港を発着する国内の空の便に、台風による欠航はありません。
近畿の状況をお伝えしました。
ここで新しい情報が入りました。
三重県伊勢市は、土砂災害の危険が高まっているとして、午前8時41分、市内の鹿海町、朝熊町、楠部町、いちうら町の全域と、二見町の一部に避難指示を出しました。
三重県伊勢市は、土砂災害の危険が高まっているとして、午前8時41分、市内の鹿海町、朝熊町、楠部町、一裏長の全域と、二見町の一部に避難指示を出しました。
では続いて首都圏の状況についてお伝えします。
関東甲信越の情報をお伝えします。
台風18号と前線の影響で、関東甲信では局地的に非常に激しい雨が降っています。
あすにかけて雨が降り続くと予想され、気象庁は土砂災害や川の氾濫などに警戒するよう呼びかけています。
神奈川県箱根町と新宿駅から、中継でお伝えします。
神奈川県の箱根湯本駅前です。
雨は時折、強くなったり弱くなったりを繰り返しています。
雨は今、やや弱まっていますが、時折強い雨が降ると、横殴りの雨が、向こうからこちらに向かってたたきつけるように吹いてきています。
また風も時折、強まりまして、画面の奥のほう、東側にある相模湾からの風が、商店街を通り抜けるようにして吹いてきています。
この箱根湯本、箱根登山鉄道の箱根湯本から強羅間は、風や雨のため、運休が決まっています。
駅前には商店街がありますが、臨時休業を決めた店や、通常どおり営業をしている店が混在しています。
商店では、このようにシャッターを一部下ろすなどして、風や雨をしのぐような対策を取っています。
雨はこれからさらに強くなりまして、あすの朝まで降り続くということです。
箱根湯本から中継でお伝えしました。
JR新宿駅南口です。
雨が強くなったり弱くなったりを繰り返しています。
つい先ほどまでかなり強い雨が降りました。
たたきつけるような雨でした。
ご覧ください。
傘の表面を見ても大粒の雨粒がたたきつけるような時間帯が増えてきています。
また風も、先ほどは東寄りでしたが、あちら側、西からの風が吹くようになってきました。
構内は、この雨を避けようという人たちで、ごった返してきています。
改札の奥に電光掲示がありますが、そこには表示はないんですけれども、一部で運休列車も出始めています。
先ほど、JRの職員に聞いた情報です。
9時25分発の新宿発スーパービュー踊り子の運休が決まりました。
またスーパービュー踊り子は、きょう一日、上下線ですべての運休が決まったということです。
徐々に交通機関にも影響が出始めています。
新宿駅でした。
気象庁によりますと、午前8時50分までの1時間には、神奈川県箱根町で52.5ミリの非常に激しい雨を観測したほか、山北町の丹沢湖で36.5ミリの激しい雨が降りました。
神奈川県と山梨県では、これまでに降った雨で、土砂災害への危険性が非常に高くなっているため、土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。
関東甲信では、広い範囲で1時間に30ミリ以上の激しい雨が降り、局地的には雷を伴って、1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。
あすの朝までに降る雨の量は、関東南部で300ミリ、関東北部と甲信南部で250ミリなどと予想されています。
関東甲信には、あすにかけて湿った空気が流れ込むため、雨が降り続くと予想され、あすの朝からあさっての朝までには、多い所で、さらに100ミリから150ミリの雨が降るおそれがあります。
また伊豆諸島では、風の強い状態が続き、きょうの最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートルに達する見込みで、海上は大しけが続くと予想されています。
気象庁は土砂災害や川の氾濫、低い土地の浸水や暴風に警戒するとともに、高波や竜巻などの突風にも十分注意するよう呼びかけています。
この雨で、各地に避難勧告や避難準備情報が出されています。
このうち伊豆諸島の神津島村では、よたね地区と上の川地区、上の山地区の合わせて134世帯322人に避難勧告が出されています。
また、次の地域には避難準備情報が出されています。
神奈川県三浦市の全域、山梨県南部町の全域、伊豆諸島の大島町のうち、土砂災害特別警戒区域です。
続いて鉄道の情報です。
京急線は大雨の影響で、速度を緩めて運転している区間があるため、一部の列車に遅れが出ています。
この影響で、接続する都営地下鉄浅草線と京成線も一部の列車に遅れや運休が出ています。
関東甲信越の情報をお伝えしました。
新たな情報です。
三重県鳥羽市は、加茂川の水位が氾濫危険水位を超え、洪水が起きるおそれがあるとして、午前8時45分におあきにし町、さちがおか、ふなつ町、わかすぎ町、いわくら町、まつお町、しらき町の1492世帯3584人に避難指示を出しました。
三重県鳥羽市は、加茂川の水位が氾濫危険水位を越え、洪水が起きるおそれがあるとして、午前8時45分に、おあきにし町、さちがおか、ふなつ町、わかすぎ町、いわくら町、まつお町、しらき町の1492世帯3584人に、避難指示を出しました。
避難指示は災害の危険がさらに高まったときに、市町村が迅速に避難するように要請する情報です。
避難指示が出た地域では、安全な場所に直ちに避難することが重要です。
また三重県伊勢市は、土砂災害の危険が高まっているとして、午前8時41分、市内の鹿海町、朝熊町、楠部町、一宇田町の全域と、二見町の一部、合わせて3783世帯1万530人に避難指示を出しました。
避難指示が出た地域では安全な場所に直ちに避難してください。
では台風18号の進路や雨の詳しい見通しについて、気象情報担当の平井さんです。
この時間は関東甲信や東海地方に、土砂災害警戒情報が出ています。
土砂災害や川の増水、氾濫に警戒してください。
それでは現在の台風の位置ですが、午前9時の推定位置で、愛知県付近にあるものと見られます。
このあとの予想進路、見ていきましょう。
このあと、午前中は東海地方を北上したあと、午後は北陸を通って日本海へ進む見通しです。
さらにこのあと日本海へ進んだあとは、低気圧に変わりそうです。
今回、低気圧に変わったとしても、雨が引き続き、関東を中心にあすにかけて降り続きそうです。
それでは土砂災害の危険度を表す分布図です。
東北地方から西日本の太平洋側にかけてを中心に、このように黄色や赤、紫です。
紫になればなるほど、危険度が高まります。
まずこちら、西日本、こちら、東海地方ですね。
東海地方の土砂災害の危険度ですが、三重県の鳥羽市周辺は、紫色になってますね。
土砂災害の発生するおそれがありますし、川の増水、氾濫に警戒してください。
さらに東へ移りますと、神奈川県や静岡県、山梨県、この方面で紫色となっていまして、山梨県の富士吉田市付近、それから神奈川県の湯河原町、それから箱根付近、静岡県の熱海付近、こういった所で土砂災害の危険性が極めて高くなっています。
雨の様子、見ていきましょう。
この時間は神奈川県の箱根町、午前9時20分までの1時間に50.5ミリと、非常に激しく降っています。
雨雲の様子を見ていきましょう。
動かしてみますと、台風を取り巻く発達した雨雲、今、本体の雨雲が東海地方にかかって、雨が強まっている状況です。
このあとの雨の予想を見ていきましょう。
動かしますと、今度は関東で雨が非常に激しく降る所がありそうです。
南北に延びた雨雲、こういった所では、非常に激しく雨が降って、竜巻などの突風のおそれもあります。
これは午後6時です。
このあと見ていきましょう。
関東、同じ所に発達した雨雲がかかり続ける予想となっています。
これは今夜11時です。
さらにこのあとです。
あすになっても、関東地方、東京も含めてこのように平野も含めて発達した雨雲がかかって、非常に激しい雨の降るおそれがあります。
それでは予想雨量です。
関東では特にあすの朝までに多い所、24時間に300ミリの雨です。
東海でも250ミリ、東北で200ミリ、北陸や近畿、中国地方も150ミリです。
さらにあさってにかけての24時間ですけれども、多い所、100ミリから150ミリの雨が関東、東北に予想されていて、特に関東地方では総雨量が400ミリを超えるおそれが出てきました。
それでは雲の動きです。
動かしてみますと、台風本体の雨雲が今、東日本の太平洋側にかかっています。
それとは別に、南の海上、南北に延びた雨雲、これが今後、関東地方にかかり続けて、関東地方は台風が日本海へ進んだあとも、非常に激しい雨の降るおそれがあります。
そこで注意、警戒する点です。
土砂災害警戒情報が三重県、あるいは山梨県、静岡県、神奈川県に出ています。
それから先ほど、長野県にも土砂災害警戒情報が発表になりましたが、斜面のそばの方、十分な警戒が必要です。
それから関東地方、平野部でも非常に激しい雨が、これから降りますから、低い土地の浸水、川の急な増水のおそれがあります。
それから今、風が突然強まってきている所もあります。
台風の中心付近の東海地方、あるいは今後、関東地方で突風のおそれがありますので、窓からできるだけ離れて、雨戸やカーテンを閉めて、突風への備えをお願いしたいと思います。
以上です。
北上を続ける台風18号。
東海地方を中心に、猛烈な雨による爪痕を残しています。
激しく降る雨、そして強い風。
傘も飛ばされそうになり、歩くのも一苦労です。
出勤時間帯の静岡市葵区です。
足元がぬれないように、長靴を履いて出勤する人も。
荷物もビニール袋に入れています。
たたきつけるような強い雨が降っています。
傘がひっくり返らないように、皆、強く押さえています。
三重県伊勢市では、道路が水につかりました。
激しい雨が降っている三重県伊勢市内です。
山道の水路から激しく水が流れ込んでいます。
流れた水、道路まで冠水しています。
あふれた水で濁流になり、まるで川のようになりました。
愛知県南知多町の住宅地です。
数十メートルにわたって道路が冠水しています。
消防団員が排水作業をしていますが、水は住宅の庭先まで広がり、なかなか引く気配はありません。
きのうから冠水が続く浜松市南区です。
けさになっても水は引いていません。
この家の人は、はしごを使って家のフェンスを乗り越えています。
その訳は。
お伝えしていますように、台風18号は、東海地方にかなり接近していて、まもなく上陸する見込みです。
東海地方では、猛烈な雨が降っていて、三重県伊勢市と鳥羽市では一部に避難指示が出ています。
東日本や近畿を中心に、非常に激しい雨が降り続くおそれがあり、土砂災害や川の氾濫などに警戒が必要です。
では、津市、名古屋市、そして大雨の影響で浸水の被害が出ている浜松市から中継です。
三重県中部、津市にあるNHK津放送局前です。
足元をご覧ください。
歩道の広い範囲に、水たまりが広がっています。
場所によっては足のくるぶし辺りまで水がたまっています。
また先ほどから風が強くなってきました。
南からの風にあおられて、雨が横殴りに降っています。
傘を差していても腰より下はぬれてしまうような、そんな状況です。
先ほど傘を差しながら、手に持つ荷物にビニールを覆いかぶせて歩いている方の姿もありました。
長い時間、雨が降り続いています。
このあとも川の氾濫、そして低い土地での浸水、十分に警戒してください。
NHK津放送局前からお伝えしました。
JR名古屋駅前です。
横殴りの雨が降ったり、風で雨が波打ったりしています。
そして先ほどまで風は北から吹いていましたが、つい10分ほど前から、南からの風に変わりました。
風の向きも不規則になっています。
そして画面の上、見えているのは、新幹線のホームです。
新幹線はこれまでほぼ時間どおりにJR名古屋駅に到着しています。
画面左が向かうと下り、大阪方面、そして画面右が上り、東京方面です。
電光掲示板にはこのあと到着する上りの表示も出ています。
ただ、在来線、東海道線などでは30分以上の遅れが出始めています。
予定時刻を過ぎても到着しない列車を電光板を見ながらじっと待つ人の姿もありました。
JR名古屋駅からお伝えしました。
浜松市南区の冠水が発生している現場です。
画面奥、銀色の車、タイヤの辺りまで水にすっぽりとつかって、車体にまで水が迫ってきているのが分かります。
また、今こちらに歩いてきている、オレンジのベストを着ている方、これ、消防士の方です。
消防士の方が先ほど現場に到着して、水深の深さを調べているという情報が入ってきています。
現場は現在、雨はやんでいますが、風が強まってきています。
水面、波のように見えるのは、画面奥から画面手前に向かって風が吹いている影響です。
付近の住民の方の話によりますと、連日降った大雨の影響で、きのうの朝から、このように冠水している現場が、この浜松市南区の住宅街に広がっているということです。
浜松市南区の冠水が発生している現場から中継でお伝えしました。
続いて、三重県鳥羽市の現在の様子です。
カメラのレンズに雨が打ちつけています。
風の音が、ごーっという音が聞こえます。
鳥羽市によりますと、きょう午前8時ごろ、鳥羽市安楽島町のさくらが丘団地の近くで斜面が崩れ、複数の電柱が倒れて、停電が起き、崩れた土砂は住宅に迫っているということです。
また、鳥羽市は加茂川の水位が氾濫危険水位を越え、洪水が起きるおそれがあるとして、午前8時45分に、1492世帯3584人に避難指示を出しました。
避難の情報が出ている地域では、周囲の状況に注意して、早めに避難をしてください。
こちらは日本海側、京都府舞鶴市です。
雨で視界が悪くなっています。
台風の接近に伴って、風が強まり、激しい雨が降るおそれがあります。
このあとも警戒を続けてください。
これまでで雨の量が増えている地域が多くなっています。
雨が長引くことも予想されています。
土砂災害、川の氾濫などに十分警戒してください。
気象庁の発表によりますと、台風18号は、午前9時には、愛知県豊橋市の西南西40キロの海上を、1時間に30キロの速さで北北西へ進んでいると見られます。
気象庁によりますと、台風は、まもなく東海地方に上陸する見込みです。
台風から流れ込む湿った空気や前線の影響で、東北から中国地方にかけての広い範囲で雨雲が発達し、東海地方には台風本体の雨雲がかかっています。
三重県が鳥羽市に設置した雨量計では、午前8時20分までの1時間に、99ミリの猛烈な雨を観測しました。
また午前9時までの1時間には、神奈川県箱根町で54.5ミリの非常に激しい雨を観測したほか、静岡市梅ヶ島で34.5ミリ、山梨県山中湖村で30ミリの激しい雨が降りました。
風も強まり、愛知県の伊良湖岬では、午前8時半ごろに30.3メートルの最大瞬間風速を観測しました。
静岡県では今月6日の降り始めからの雨量が、浜松市で400ミリ近くになるなど、平年の9月1か月分の雨量を超えている所があります。
また三重県と山梨県、静岡県、神奈川県、それに長野県では、これまでに降った雨で土砂災害の危険性が非常に高くなっているため、土砂災害警戒情報が発表されている地域があるほか、三重県では川が増水して氾濫の危険性が高まっている所があります。
台風の接近に伴って、東日本や近畿、それに東北で、雨が急激に強まる見込みで、1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。
あす朝までに降る雨の量は、いずれも多い所で、関東甲信で300ミリ、東海で250ミリ、東北で200ミリ、中国地方と近畿、それに北陸で150ミリ、伊豆諸島で120ミリと予想されています。
台風はその後、日本海へと進むと見られますが、あすにかけて、東海や関東甲信を中心に湿った空気が流れ込むため、雨が長引くと予想されています。
あすの朝からあさっての朝までの雨量は、いずれも多い所で、関東や東北でさらに100ミリから150ミリと予想されています。
風も次第に強まり、きょうの最大風速は東海で25メートル、中国地方と近畿、北陸、それに伊豆諸島で20メートル、最大瞬間風速は30メートルから35メートルに達する見込みです。
波も高く、東海と近畿、それに伊豆諸島では、大しけが続く見込みです。
気象庁は、土砂災害や川の氾濫、低い土地の浸水や暴風に警戒するとともに、高波や竜巻などの突風にも十分注意するよう呼びかけています。
被害の情報です。
警察によりますと、きょう午前8時半ごろ、沼津市内を流れる狩野川に人が流されているという情報があり、現在、現場で捜索活動をしています。
また、静岡県内では湖西市で86歳の女性が、風にあおられて転倒するなど、合わせて4人が軽いけがをしているほか、愛知県でも1人が転倒して、大けがをしています。
三重県伊勢市内です。
参道の水路から激しく水が流れています。
細い路地を水が川のように流れています。
男性も道路を横断できません。
三重県伊勢市では、道路のあちらこちらが水につかっています。
三重県では伊勢市を流れる五十鈴川、鳥羽市を流れる加茂川、伊賀市を流れる木津川、また静岡県では、函南町内を流れる、函南町内を流れる来光川が、洪水の危険がある氾濫危険水位を超えています。
浜松市では、浜松市南区や東区では、複数の住宅が床上まで水につかったほか、静岡県の磐田市や袋井市でも合わせて5棟が床下まで水につかりました。
避難の情報です。
三重県伊勢市は、土砂災害の危険が高まっているとして、市内の鹿海町、朝熊町、楠部町、一宇田町の全域と、二見町の一部、合わせて3783世帯1万530人に避難指示を出しました。
また鳥羽市は、加茂川が氾濫危険水位を越え、洪水のおそれがあるとして、午前8時45分に、大明西町幸丘、船津町、若杉町、岩倉町、松尾町、白木町の1492世帯3584人に避難指示を出しました。
台風による大雨に備えて、奈良県天川村の坪内地区では、村が開設した避難所に、5世帯6人が自主的に避難しています。
ひび、30センチかもっとかな、3メートルぐらいの間隔で、こっちと、右と左にひびが入ってる。
やっぱり不安、だからもう避難させてもらおうかっていうことで。
このほか、各地に出されている避難勧告です。
浜松市で南区の2つの地区の合わせて1万1105世帯2万9557人、三重県伊勢市で、五十鈴川流域の5334世帯1万4349人、愛知県豊橋市で、浜道町と駒形町、一色町の3つの地区の162世帯合わせて378人に、それぞれ避難勧告が出されています。
鉄道への影響です。
東海道新幹線は、始発から平常どおり運行しています。
在来線の東海道線は、豊橋駅と蒲郡駅の間で運転を見合わせています。
またJRの在来線は、一部の区間で始発から午後1時ごろまで運転を見合わせます。
始発から運転を見合わせているのは、主に三重県内で、関西線の伊賀市の柘植駅と亀山市の亀山駅の間、参宮線の多気駅と鳥羽駅の間、名松線の松阪駅と家城駅の間となっています。
このほか東海地方のJRの在来線は、午前9時から午後5時まで、運行本数を減らすことが決まっています。
東海道線でいつもの3割程度、武豊線、高山線、太多線、飯田線で半分程度、中央線と関西線で7割程度の運行になる予定です。
さらに、大阪と北陸を結ぶ特急サンダーバードは、始発から午前11時ごろまで、上下合わせて18本が運転を取りやめます。
首都圏でも影響が出ています。
京急線は大雨の影響で、速度を緩めて運転している区間があるため、一部の列車に遅れが出ています。
この影響で、接続する都営地下鉄浅草線と京成線も、一部の列車に遅れや運休が出ています。
空の便への影響です。
国内線は、中部空港を午前中に発着する便を中心に、合わせて35便が欠航、または欠航が決まっています。
それでは全国の天気、雲の動きです。
台風18号や前線に伴う雲が、日本列島に広がっています。
特に関東や東海、近畿では、局地的には非常に激しい雨になっています。
関東の南海上には、南北に延びた雲の列があり、台風が日本海へ進んでも、関東を中心に非常に激しい雨が続くおそれがあります。
きょうの天気です。
2015/09/09(水) 08:15〜09:50
NHK総合1・神戸
ニュース「台風18号」関連[字]

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ニュース/報道 – 定時・総合

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