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【ゴルフ】

プロ2年生の永峰がベストスコア 2位タイに浮上

2015年9月12日 紙面から

第2日、16番でティーショットを放つ永峰咲希=長崎・パサージュ琴海アイランドGCで(武藤健一撮影)

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◇日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯<第2日> 

 ▽11日、長崎市・パサージュ琴海アイランドGC(6735ヤード、パー72)▽晴れ、気温27・1度、風速2・7メートル▽賞金総額1億4000万円、優勝2520万円▽129選手▽観衆2697人

 前日20位発進のプロ2年目・永峰咲希(20)=UMKテレビ宮崎=が5バーディー、ノーボギーのベストスコア67で回り、首位と2打差の通算4アンダー2位に浮上した。宮崎日大高時代はナショナルチームの一員、12年日本女子オープンではローアマに輝いた逸材。昨年のプロテスト合格から1年、いよいよ本領発揮のタイミング到来だ。首位は6アンダー吉田弓美子(28)、永峰と並ぶ2位に原江里菜(27)=NEC=、テレサ・ルー(台湾)、酒井美紀(24)=国際スポーツ振興協会=が続いている。

 今季の賞金ランクで現在37位。来季シード確定まであと約300万円−。昨年7月下旬のプロテスト合格から約400日が経過し“2年生”になったばかりの永峰が、躍動している。

 「久しぶりに楽しかったです」。この日は、10番からスタート。2メートルのパーパットを沈めるドキドキの出だしから流れをつくった。17番までを全てパーで切り抜けた後、18番で残り124ヤードを2メートルにつけ、バーディー先行。折り返して1番で3メートル、3番で2メートル、7番では30センチとショットをピンに絡めた。最終9番で4メートルの「ちょいスライス」を決めて5バーディー。一気にV戦線に駆け上がった。

 「今週からパターを替えて、シャフトの長さを31インチから32インチのものにしたんです。先週まではパターのライ角に自分自身を合わせて構えてた感じで、うまくストロークできていなかった。それが1インチ長くしたら何もかもしっくり!! アドレスもよくなって、懐に通り道もできた」。一番のストレスが解消されて、伸び伸びとゴルフをしている様子だ。

 プロデビュー時、弱点としていたのはアプローチ。今季出場10戦を終えた時点で89位だったリカバリー率(パーオンできなかったホールにおいてパー以上のスコアで上がる確率)51・1628%は、前週24試合を終えた時点で54位の59・4828%までアップ。「自分でもだいぶ成長してると感じます」と手応えを口にした。

 これまでのベストフィニッシュは6月のヨネックスレディスでの6位。“高いところ”が大好きで「内臓が浮く感じ!? がいいんですよね」と話す20歳が、国内女子プロ最高峰大会で一気にてっぺんを狙う。 (月橋文美)

 

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