おはようございます。
7時になりました。
ことしの司法試験の合格者がきょう発表される予定ですが、その試験の内容が漏れていた疑いがあり、問題になっています。
明治大学法科大学院の教授が作成に関わった憲法の試験で、教え子の受験生の正答率が極めて高かったことが、関係者への取材で分かりました。
教授は関係者に対し、漏えいを認める趣旨の説明をしているということで、法務省はこの教授を刑事告発することも検討しているものと見られます。
関係者によりますと、明治大学法科大学院の60代の男性教授は、ことし5月に行われた司法試験で、試験問題の作成などを担当する考査委員を務めていましたが、試験前、教え子の20代の女性に、試験問題の内容を漏らした疑いがあるということです。
この教授が作成に関わっていた憲法の問題で、教え子の受験生の正答率が極めて高かったことが、関係者への取材で分かりました。
法務省は、教授や受験生から事情を聴くなど、調査を行っていますが、教授は関係者に対し、漏えいを認める趣旨の説明をしているということです。
考査委員は、法務大臣が任命する非常勤の国家公務員で、ことしは法科大学院の教授や裁判官、それに弁護士など、合わせて131人が担当しましたが、試験問題の内容などについて守秘義務が課せられています。
法務省は、この教授を刑事告発することも検討しているものと見られます。
再来年4月に消費税率が10%に引き上げられるのに合わせて導入が検討されている軽減税率についてです。
財務省は、マイナンバー制度で交付される個人番号カードに、買い物をした情報を記録したうえで、対象品目について、いったん支払った増税分をあとで還付する、税負担の軽減策を検討していることが分かりました。
財務省がまとめた新たな案です。
軽減税率の対象は、酒類を除くすべての飲料と食料品にする方向です。
消費者は、買い物をする時点では、10%の消費税を負担します。
そして、軽減税率の対象品目については、来年1月から運用が始まるマイナンバー制度で交付される個人番号カードに搭載されているICチップに購入金額を記録し、あとから増税分を還付することを検討していることが分かりました。
ただ、この方法では、個人番号カードが国民に広く普及する必要があることや、消費者の購買情報を記録する機器を、全国各地の小売り店にどう行き渡らせるかなどの課題があります。
財務省は軽減税率の案として、近く開かれる与党税制協議会に報告しますが、買い物をするときの税率が10%であれば、痛税感は緩和されず、国民はメリットを感じないという意見などもあり、今後、議論は曲折も予想されます。
自民党の総裁選挙がきょう告示され、安倍総理大臣は再選を目指して立候補することにしています。
一方、野田聖子前総務会長は、昨夜までの時点で、立候補に必要な国家議員20人の推薦人を確保できていないことから、立候補は難しく、安倍総理大臣が無投票で再選されるという見方が強まっています。
総裁選挙の立候補の受け付けが行われる自民党本部から中継です。
自民党本部です。
総裁選挙の立候補の受け付けは、このあと午前8時から、党本部8階に設けられた会場で行われます。
これに先立って、安倍総理大臣は、国会近くのホテルで、支持を決めている党内の7つの派閥に所属する議員らを集めて、出陣式を行い、再選への決意を改めて示すことにしています。
これに対し、野田前総務会長はこれまで、総理大臣の無投票再選は国民に対し、傲慢で不誠実だと述べるなど、選挙戦を行うべきだと主張し、立候補に必要な推薦人の確保を目指してきました。
しかし、昨夜までの時点では、20人の推薦人を確保できていなかったということです。
野田氏は、まもなく午前8時から記者会見して、みずからの態度を表明することにしています。
自民党本部でした。
今回の自民党総裁選挙は、安倍総理大臣の総裁としての任期が、今月30日に満了することに伴うものです。
再選を目指して立候補することにしている安倍総理大臣は、きのうの政府与党連絡会議で次のように述べ、再選に意欲を示しました。
一方、野田聖子前総務会長は、無投票は避けるべきだと主張してきました。
しかし、昨夜までの時点で、野田氏は20人の推薦人を確保できていないことから、立候補は難しいという見方が強まっています。
野田氏が立候補しない場合、安倍総理大臣が平成13年の小泉総理大臣以来、14年ぶりに、自民党の総裁に無投票で再選されることになります。
取材に当たっている政治部、小口記者に聞きます。
動向が注目されている野田さんですが、現状はどうなっているんでしょうか。
野田さんは立候補に必要な国会議員20人の推薦人の確保に向けて、昨夜も遅くまで、党所属の議員にみずから電話をかけるなどして、働きかけを続けました。
これまでに、尾辻元参議院副議長ら、ベテラン議員や、野田さんの立候補に期待を寄せている古賀元幹事長に近い議員から、支持を受ける見通しとなりましたが、昨夜の段階でも、20人には達していなかったということです。
野田さんは立候補の受け付けぎりぎりまで、推薦人集めに全力を挙げる考えですが、最終的に20人の確保は難しいと見られています。
難しいというのは、どういう理由があるんでしょうか?
派閥に所属していない野田さんにとって、やはり20人という数は高いハードルのようです。
安倍総理大臣の支持を決めた、党内の7つの派閥に所属する議員は、全体の7割を超えています。
このため、野田さんが支持を呼びかける対象は、無派閥の議員らが中心とならざるをえません。
派閥のような組織力もなく、支持の呼びかけはみずからの電話などの活動に限られていることも、推薦人の確保が難航している大きな要因といえると思います。
そして、国会では安全保障関連法案の審議も続いていますが、この影響もあるんでしょうか?
影響はあると思います。
党執行部は、選挙戦になれば、野党側が安全保障関連法案などの審議に応じなくなるおそれがあるなどとして、できるかぎり選挙戦は回避したいという考えです。
こうした執行部の意向も踏まえまして、安倍総理大臣を支持する各派閥は、所属の議員に安倍総理大臣支持で、結束した対応を取るよう引き締めを図り、野田さんにいったんは支持を伝えていた議員が、その後、態度を変えたというケースもありました。
野田さんの立候補が難しい背景に、安全保障関連法案などの審議が続いている影響もあるといえると思います。
ここまで、きょう告示される自民党の総裁選挙についてお伝えしました。
では次です。
中東などからドイツに到着した難民や移民たち。
その数、週末の2日間だけで2万人に上り、7日も3000人を超えました。
一方、ドイツは、ヨーロッパ各国に対し、受け入れの公平な分担を求めています。
ふるさとに戻れる見通しが立たず、危険を冒してまでヨーロッパを目指す難民たちの流入問題。
各国はどう対応していくのでしょうか。
経済が堅調で受け入れに寛容とされるドイツを目指す難民や移民たち。
ルートは主に2つあります。
一つは地中海を経由して、イタリアなどに渡る海のルート。
もう一つはギリシャからハンガリーを経由するルートです。
こうした難民は、ことしに入って急増していて、特に増えているのが、内戦が続くシリアからの難民です。
シリアではアサド政権と反政府勢力、それに過激派組織IS・イスラミックステートなどが入り乱れて、戦闘が続いています。
戦闘の巻き添えになるおそれがあることから、国外に逃れた人たちは、周辺国の難民キャンプなどに身を寄せます。
しかし、戻れる見通しも立たないことから、比較的移動しやすい夏の間に、ヨーロッパを目指す人が相次いでいるのです。
ドイツに向かう経由地のハンガリーには、今も多くの難民たちが押し寄せています。
ドイツを目指すシリア人の家族の思いを取材しました。
マレック・フセインさんです。
エンジニアとして働いていました。
内戦が続くシリアを、2か月前に離れ、2700キロ離れたハンガリーのブダペストに到着しました。
フセインさんが暮らしていた、シリア東部のデリゾールは、ISに支配されました。
戦闘に巻き込まれた親戚が亡くなるなど、混乱が収まる見通しが一向に立たない中、祖国を離れることを決めました。
妻と子ども、きょうだいなど13人でドイツを目指すフセインさん。
シリアの自宅を売って2万ユーロ、およそ260万円を工面したといいます。
取材のさなか、フセインさんら多くの難民や移民が集まっていたブダペストの駅の構内で、緊迫する事態がありました。
若者のグループから、爆竹を投げつけられる嫌がらせを受けたのです。
難民たちはペットボトルを投げるなどして抵抗しました。
フセインさんは立ち上がり、周りの人に争いをやめるよう訴えました。
歓迎されてはいないという現実を、フセインさんは肌で感じつつも、子どもたちには争いのない暮らしを与えたいと考えています。
命の危険から家族を守ろうと、ヨーロッパにやって来る難民たち。
安定した暮らしを手に入れたいという思いは、切実です。
では、EU本部があるブリュッセルの長尾支局長に聞きます。
長尾さん、この非常事態に、ヨーロッパ各国はどう対応しようとしているんでしょうか?
各国で対応は分かれています。
まず経済的に豊かで、多くの難民が移住を目指すドイツは、シリアからの難民を積極的に受け入れると表明しました。
またフランスは、ドイツに到着した難民のうち2万4000人を、イギリスはシリア周辺の難民キャンプから、2万人を受け入れるとしています。
各国とも人道的な立場から、難民支援の必要性については、一定の共通認識があります。
しかし一方で、ハンガリーやポーランドなど、東ヨーロッパ諸国は警戒感も示しています。
受け入れにあまり寛容な姿勢を見せると、さらに多くの難民を呼び寄せることにつながり、流入に歯止めがきかなくなることを気にしているんです。
経済規模が小さいこうした国々では、難民の受け入れは負担が大きいのが実情です。
また文化や宗教的な背景が大きく異なる中東やアフリカの難民が定住することに、国民の戸惑いも強いようです。
また難民の受け入れは、EU域内で反移民や反EUを掲げている政治勢力を勢いづかせるおそれがあります。
各国は、人道上の必要性と国内の世論のバランスを見ながら、難しい政治判断を迫られています。
各国でこれだけ考えが異なる中で、EUは統一した対応策を打ち出せるんでしょうか?
EUはあす9日、これまで4万人としていた難民の受け入れ人数を16万人まで引き上げる提案を正式に示す方針です。
しかしこの数を各国でどのように分担して、かつ義務づけできるか、これは難問です。
大勢の難民を受け入れているドイツは、ほかの国も責任を分担してほしいと求めていますが、ポーランドなど東ヨーロッパの4か国は、各国が自発的に決めることだとして、難民の受け入れの義務化には、強く反対しているんです。
EUは来週14日の内相会議で、受け入れの割り当てについて協議する見通しですけれども、各国が合意するのは、容易ではありません。
深刻さを増す事態に対して、EUの対応が後手に回っているという感は否めません。
台風18号が北上し、あすには西日本や東日本に近づくおそれがあります。
東日本から西日本の広い範囲で、大気の状態が不安定になっていて、局地的に非常に激しい雨が降るおそれがあり、土砂災害などに警戒が必要です。
午前3時15分までの1時間に、伊豆諸島の神津島で56.5ミリの非常に激しい雨を観測しました。
伊豆諸島では土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。
気象庁の観測によりますと、台風18号は、午前6時には、小笠原諸島の硫黄島の北西370キロの海上を、1時間に25キロの速さで、北へ進んでいます。
あすには、西日本や東日本に近づき、太平洋側を中心に、さらに雨や風が強まり、波が高くなる見込みです。
たいふうしゅうへんからながれこむ湿った空気と前線の影響で、東日本から西日本にかけての広い範囲で、大気の状態が不安定になり、局地的に雨雲が発達しています。
午前6時までの1時間に、静岡県が袋井市に設置した雨量計で、38ミリの激しい雨を観測しました。
太平洋側ではあすにかけて、局地的に雷を伴って、非常に激しい雨が降るおそれがあります。
あすの朝までに降る雨の量は、いずれも多い所で、伊豆諸島で180ミリ、東海と関東で150ミリなどと予想されています。
気象庁は、土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に警戒するとともに、高波や落雷、竜巻などの突風にも十分注意するよう呼びかけています。
沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設計画を巡り、政府と沖縄県は協議を継続する方向となっているものの、政府が中断している工事を再開する方針を示していることに対し、沖縄県は強く反発しており、今後、双方の対立は深まる見通しです。
沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設計画を巡り、政府と沖縄県はきのう、安倍総理大臣も出席して、5回目の集中的な協議を行い、政府は、普天間基地の危険性の除去や早期閉鎖を達成するとともに、沖縄の基地負担の軽減を進めるためにも、移設計画を進める必要があるとして、重ねて協力を求めました。
その上で政府は、沖縄県との協議を続けたいという考えを伝えるとともに、移設先の名護市辺野古沖での沖縄県による潜水調査が終わりしだい、中断していた工事を再開する方針を伝えました。
政府と沖縄県はあす、菅官房長官と沖縄県の安慶田副知事が会談することにしていて、今後も協議を継続する方向で調整を進める考えです。
ただ、政府の工事再開の方針に対し、沖縄県の翁長知事が、工事を再開するのであれば、あらゆる手段で計画を阻止したいと強く反発するなど、移設計画を巡って双方が歩み寄る兆しは見られず、今後、対立は深まる見通しです。
次は、職場で起きている気になる動きです。
皆さん、お仕事お疲れさまです。
突然ですが、今の会社の手当や休暇に満足していますか?
あったらうれしい、あんな手当やこんな休暇。
実は今、そんな社員の声に応えて、制度の見直しを進める会社が増えているんです。
その驚きの最前線とは。
多様な働き方や雇用の確保が課題となっている今、手当や休暇といった制度を見直すことで、社員のニーズに応えようという企業が増えています。
子育て支援を目的に、家族手当の増額を決めた大手メーカーをはじめ、育児休暇の充実など、その動きは全国に広がり、独自の制度を導入している企業も少なくありません。
手当と休暇の在り方について、模索を始めた企業を取材しました。
福島県郡山市にある地方銀行。
ここで働く鈴木常子さん60歳です。
職場に欠かせないベテラン。
住宅の資金援助を担当しています。
ことし、鈴木さんは新たな会社の休暇制度を利用し、9日間の休みをとりました。
休暇を過ごしたのは、長女夫婦が暮らす家。
孫の面倒を見るための休暇、孫の育休、イクまご休暇を取得したのです。
娘の宏美さんは、ことし5月に3人目の子どもを出産。
生まれたばかりの赤ちゃんと共に、4歳と2歳の子どもの世話をしなければなりません。
なんとか娘の助けになりたいと、鈴木さんは、イクまご休暇をとりました。
食事の用意や幼稚園の送り迎えなど、3人の孫と過ごす、うれしい時間です。
イクまご休暇の導入のきっかけは、働く世代の大きな変化です。
この銀行では2年前から雇用期間を70歳まで延長。
60歳以上の働き手は3倍近くに増え、震災で増えた業務や人材育成に活躍しています。
しかし、孫が気になる世代。
孫と過ごす時間をもっと持ちたい。
休めないなら会社を辞めるという、切実な声が寄せられるようになりました。
そこで、イクまご休暇。
思う存分、孫と過ごし、仕事に精を出してほしい。
これまで鈴木さんを含む4人が、この休暇を取得しています。
社員の家族の声に耳を傾けることで、手当や休暇を大きく見直した会社もあります。
従業員1000人余りのインターネット広告会社。
この日、オフィスで行われていたのは、創立15周年を祝うイベント。
社員の家族も参加しました。
従業員の平均年齢は29歳。
子どもを持つ社員が増えている中、この会社では、去年から子育てを支援する、さまざまな手当や休暇の導入に力を入れています。
しかし、それぞれ家庭の事情も異なる中、制度の見直しには、苦労もありました。
まずは家族を持つ社員120人にシートを配布し、要望などの聞き取り調査を実施。
しかし、社員からは具体的な意見があまり出てきませんでした。
そこで考えたのは。
社員の家族や子どもから、直接話を聴くことでした。
年に2回、家族を会社に招き、子ども役員会と呼ばれる場を設けたのです。
授業参観にパパに来てほしい。
夕飯時の一番忙しいときに帰宅し、お風呂に入れるなど、面倒を見てほしい。
こうした声を受け出来たのが、家庭の事情に合わせて職場を離れることができる、一時帰宅OK制度。
そして、子どもの誕生日や運動会などのイベントに、気軽に休みがとれる子ども特別休暇や、ベビーシッター補助など、さまざまな休暇や手当を導入しました。
4月に産休から職場に戻った橋爪佐苗さん。
復帰に大きな不安を抱えていましたが、こうした制度が導入されたことで、前向きに仕事に打ち込めるようになったといいます。
ベビーシッター補助など、福利厚生にかかる費用は、年間200万円ほど増えました。
しかし、そのコスト以上に離職率の改善や、社員のやる気を高める効果があったと分析しています。
このイクまご休暇や子ども特別休暇など、目的をはっきりすることで、休みがとりやすくなるということはあるかもしれませんね。
こうした制度の見直しですが、リクルートワークス研究所の清瀬一善さんは、企業ブランドの向上にも大きな効果があるとしたうえで、定着させるためには、社内に利用しやすい雰囲気や、早い段階で成功例を作ることが重要と述べています。
働き方やライフスタイルが多様化する中、手当や休暇など、より働きやすい環境作りが求められます。
次です。
日本動物園水族館協会が加盟する施設に対し、和歌山県太地町で行われている追い込み漁で捕獲されたイルカの入手を禁止したことを受けて、地元の太地町立くじらの博物館が、協会を退会したことが分かりました。
禁止の決定以降、協会からの退会は初めてです。
日本動物園水族館協会は、国際組織のWAZA・世界動物園水族館協会からの通告を受け、加盟する水族館が太地町の追い込み漁で捕獲されたイルカを入手することを禁止しました。
この決定を受けて、イルカや小型のクジラおよそ50頭を飼育し、ことしも追い込み漁で捕獲されたイルカの購入を計画している、太地町立くじらの博物館は、協会に退会を申し入れ、このほど、受理されたということです。
日本動物園水族館協会によりますと、追い込み漁によるイルカの入手を禁止して以降、加盟する施設が退会したのは、今回が初めてです。
くじらの博物館の桐畑哲雄副館長は、検討を重ねて退会を決めた。
追い込み漁は県知事の許可を得て、正当に行われているもので、この漁によるイルカの入手は続けたいと話しています。
スポーツ、森アナウンサーです。
おはようございます。
まずはこちら、来年のリオデジャネイロパラリンピックについてです。
いよいよあと1年ですね。
そうですね。
現地では日本時間の昨夜、1年前を記念するセレモニーが開かれました。
セレモニーは、パラリンピックを市民にアピールしようと、休日を過ごす人たちでにぎわう公園で行われました。
会場では、パラリンピックを身近に感じてもらおうと、競技の体験コーナーが設けられ、子どもたちがブラインドサッカーや車いすテニスなどを楽しんでいました。
さて次は、バドミントンですね。
きょうから国際大会のジャパンオープンが始まります。
注目は、こちら。
男子シングルスの桃田賢斗選手です。
現在、世界ランキング3位。
ということは、来年のオリンピックでメダルが期待できそうですね。
そうなんです。
ことしに入って大きくランキングを上げている桃田選手。
一体どんな選手なんでしょうか。
桃田賢斗選手21歳。
世界屈指の高い技術を誇ります。
このスマッシュ。
体は画面右側を狙っているように見えますが、相手の動きを見ながら、逆をつきます。
さらに、ネット際に正確に落とすこのショット。
ことしは世界トップが争う国際大会で、初優勝を含む2勝。
オリンピックのメダル候補に踊りでました。
その急成長の裏には、去年経験した一つの負けがありました。
初の日本一がかかった全日本総合選手権の決勝。
スタミナ切れで動きが鈍ります。
最後の一歩が出ません。
終盤に持ち味の技術を発揮できず、課題を突きつけられました。
技術を生かすスタミナをつけるために。
練習では手を抜かず、自分を追い込みました。
ジャパンオープンに向けて、今磨いているのは、より正確さが求められる、低い球での打ち合いです。
ある相手を見据えています。
世界ランキング1位、中国のシン龍選手。
武器は高い打点からの強烈なスマッシュです。
低い球でスマッシュを封じ、ジャパンオープン、日本男子の初優勝を目指して、力に技で挑みます。
以上、スポーツでした。
続いて、健康に役立つ情報をお届けするけんコン!黒田アナウンサーです。
おはようございます。
まもなく秋の行楽シーズンを迎えますが、今回はこちら。
最近、健康増進を旅の目的にしてもらおうという取り組みが、各地の観光地で広がっているんです。
今回訪ねたのは、山形県上山市。
歴史ある城下町であり、温泉地でもあります。
いい所ですね。
ここでは今、健康増進を旅の一番の魅力にしようと取り組んでいます。
その中心、小関信行さんです。
この蔵王高原を歩くウォーキングが人気なんです。
毎日行われるウォーキング。
参加者は年々増え、去年はおよそ1万3000人が楽しみました。
参考にしているのは、先進地ドイツ。
ウォーキングなどの自然体験の医療への活用が盛んで、日本と違い、医療保険も適用されます。
小関さんたちは、現地のノウハウを学び、取り入れてきました。
特長は科学的根拠に基づいて体をコントロールしながら歩くこと。
今回は3.6キロのコースです。
程よい運動量にするため、心拍数を10分ごとに計測します。
こまめに計るんですね。
そうなんです。
適正な心拍数の目安にしているのは、160から年齢を引いた数字。
33歳の私の場合は、127。
しばらく歩いて計ってみると。
109。
そう、目標よりも低く、負荷が軽すぎる状態。
若さアピールしてるの?
そんなことないですけど、実は、そんなときはですね、足を上げるなどして、よりハードにします。
逆にきつすぎるときは、ゆっくり歩くなどして、適正にするんです。
そしてもう一つ計る数値が、体の表面温度。
この温度を下げて歩くと、疲れにくく、十分な運動効果が得られるんです。
そうなんですね。
そこで。
気持ちよさそうですね。
湧き水で腕を冷やしたり。
風の通り道で汗を乾かしたり。
こうしたコースの特長を利用して、熱を冷ますんです。
歩きながら大自然とも触れ合えます。
やっほー!
ああ、やまびこ響きましたね。
ここでは食事でも、ヘルシーさを売りにしようと、市が飲食店などに呼びかけ、地元の食材を使った低カロリーメニューを開発しています。
私は山形名物のこんにゃく料理の店を訪ねました。
こんにゃくをすべての料理に使ったお膳です。
へえ、これ、全部にこんにゃくが入っているんですか?
そうなんです。
こんにゃくは、食物繊維が豊富で、腸を整えてくれるうえ、全部食べても400キロカロリー。
うれしい。
こちらは、一晩昆布締めして、白身魚風の味わいに。
トマトの上に乗るのは、こんにゃくとモッツァレラチーズを練り合わせた洋風の一品。
新たなレパートリーを、工夫して生み出しています。
そして、締めは温泉。
山に食にお湯。
地域の恵みを満喫した健康旅でした。
最高!
この顔。
いいなぁ!
満喫してますね。
この健康ウォーキング、これからの季節は、紅葉ですとか、雪山を楽しむこともできるんですね。
本当、四季折々の表情が楽しめそうですよね。
そうなんですね。
このような科学的根拠に基づいて健康増進を目指す旅は、ヘルスツーリズムとも呼ばれていまして、このように、本当にいろんな所で行われていまして。
あちこちでね。
経済産業省も推進しているんです。
皆さんもこれから始まる秋の行楽シーズン、身近なスポットに出かけてみてはいかがでしょうか。
以上、けんコン!でした。
では新しく入ってきた情報をお伝えします。
自民党の野田聖子前総務会長は、きょう告示される総裁選挙への立候補を、断念する意向を、複数の議員らに伝えたことが分かりました。
これにより、総裁選挙は安倍総理大臣が無投票で再選されることが確実となりました。
自民党の野田聖子前総務会長は、きょう告示される総裁選挙への立候補を断念する意向を、複数の議員らに伝えたことが分かりました。
これにより、総裁選挙は安倍総理大臣が無投票で再選されることが確実となりました。
続いて気象情報です。
台風が近づいていて、これから大雨になりそうですね。
渡辺さん。
そうなんです。
こちら、東京・渋谷も、雨がずっと先ほどから続いています。
1時間前に比べますと、ちょっと降り方、弱まったかなとも思うんですが、まだまだ雨は長引きます。
そして、今回の台風、大雨に警戒が必要です。
台風18号ですが、あすにも本州付近に接近、上陸のおそれがあります。
ではまず、その台風情報からです。
18号、現在、発達中です。
これまでより少しスピード速まってきました。
あすの朝には東海沖へ進んで、日中には西日本から東海に上陸しそうです。
さあ、今回の台風は特に大雨に警戒してください。
というのも、天気図を見ますと、台風の北側には前線が停滞していますよね。
台風が近づく前から、湿った空気が入って、大雨が続くからなんです。
これから近畿、東海、かんとうで特に大雨が長引くでしょう。
では今後の雨の見通しを見ていきます。
朝8時から動かしましょう。
きょうは特に東海や関東地方で断続して雨が強まり、太平洋側、激しく降る所がありそうです。
落雷や竜巻などの突風にも気をつけてください。
さらにこのあとです。
今夜は特に、近畿地方や東海地方、雨足強まって、あすにはいよいよ台風本体の雨雲がかかります。
あす朝までに降る雨の量は伊豆諸島や東海、関東で150ミリから180ミリ、そしてそのあとも、近畿、東海、関東はさらに雨の量が増えて、総雨量500ミリ近くになる所もありそうです。
土砂災害など警戒が必要です。
予報見ていきましょう。
けさお伝えしているニュースです。
中東などから大勢の難民がヨーロッパに押し寄せている問題です。
フランスのオランド大統領は7日、今後2年間で、新たに2万4000人の難民を受け入れる考えを表明しました。
またイギリスのキャメロン首相も、議会での演説で、最大2万人のシリア難民の受け入れを提案すると述べました。
ただ、EUの対応が後手に回っている感は否めず、各国が合意するのは容易ではありません。
先ほど、この問題についての中継の中で、後手に回るとすべきところを、うしろでに回るとお伝えしました、失礼しました。
2015/09/08(火) 07:00〜07:45
NHK総合1・神戸
NHKニュース おはよう日本[字]
▼日ごとに深刻さ増す欧州難民問題。EU各国の受け入れ態勢は?▼今、企業の手当てや休暇に変化が。「育孫休暇」など時代に合わせた新制度に注目!
詳細情報
番組内容
▼日ごとに深刻さを増す欧州難民問題。EU各国の受け入れ態勢は?現地からの中継をまじえてさぐります。▼8日告示の自民党総裁選挙。選挙戦かそれとも無投票か。記者解説で▼今、企業の手当てや休暇に変化が。「育孫休暇」など時代や家族のニーズに合わせた新制度に注目。▼間もなく秋の行楽シーズン。「けんコン!」では、楽しく健康増進をはかれる旅をご紹介します!
出演者
【キャスター】阿部渉,和久田麻由子,【スポーツキャスター】森花子,【気象キャスター】渡辺蘭
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
スポーツ – スポーツニュース
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 1/0モード(シングルモノ)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32080(0x7D50)
TransportStreamID:32080(0x7D50)
ServiceID:43008(0xA800)
EventID:20450(0x4FE2)