(伝助)誰かを好きになるってのは理屈じゃねえよ。
いや。
理屈じゃねえがな大好きなアニメのキャラクターに似てるからほれたなんてのはさすがのこの俺も理解できねえよ。
えっ?
(伝助)今日はさカッキーに一目ぼれしたアニメオタクの話だ。
ああ。
キリコのやつどうやってこの片思いの落としまえつけんのかな?
(カッキー)
若者の間で大人気だというブログの影響で昭和堂は一躍行列のできるお店になったのですが…
ブログを見てちょっと変わったお客さんがやって来たのです
実は町田さん。
大のアニメファンなのですが子供のころから憧れていたアニメキャラクターに私がそっくりだと言うのです
毎日同じ時間にやって来る町田さんのプレッシャーで私はコーヒーの味が落ちてしまう大スランプ
そんな私を心配してくれたのかただお金が欲しいだけなのかキリコさんはある勝負を提案しました
それは…
(キリコ)ルールは簡単。
3日以内にある人を見つけてこの店に連れてこれたらカッキーの勝ち。
灘かおるって人。
(敦也)灘かおる?
(町田)灘かおるは『魔法の国のミドリちゃん』でミドリ役を演じた伝説的声優ですよ。
(キララ)ミドリってあのカッキーに似てるっていう?
(町田)そのとおり。
僕の女神です。
(敦也)声優の事務所って問い合わせりゃ簡単に見つかるんじゃないか?
(町田)甘い。
それは甘過ぎる。
灘かおるはミドリ役を最後にアニメ業界からこつぜんと姿を消しその行方はいまだ誰も知らないのです。
(涼)引退したってことですか?
(町田)それは分かりません。
名前を変えて活動しているという噂もあれば死亡説も流れている。
僕もずいぶんと時間とお金を掛けて捜したけど見つかりはしなかった。
(栞)えっ?っていうことは…。
この勝負町田さんが圧倒的に有利ってことよ。
(カッキー)ひどい。
じゃあ町田さん。
早速参加費奉納していただこうかしら。
(町田)えっ?えっ?参加費ですか?あんたが有利なハンディ戦なんだから参加費はきっちり納めてもらわないと。
(町田)あっ…。
いい会社勤めてて独身なんだから貯金結構あるでしょ?それなりに弾んでもらわないとね。
(町田)ああ…。
(町田)うーん。
仕方ない。
カッキーさんのコスプレを見るためだ。
よし。
こうしてほとんど勝ち目のない私と町田さんの勝負が始まってしまったのです
(ミドリ)グリーン・フラッシュ!グリーン・フラッシュ!
(敦也)手掛かりはこの声だけか。
(涼)制作会社も声優事務所もつぶれちゃってて情報が全然ないんだよね。
(敦也)ふーん。
(キララ)私お店のお客さんに片っ端から聞いてみるよ。
(キララ)町田さんと同世代の人もよく来るし。
(栞)じゃあ私も短大の友達に聞いてみようかな。
(栞)声優目指してる子とかいるし。
(涼)俺も仕事で行くアニメの会社直接当たってみるよ。
(清助)うん。
(カッキー)何かごめんね。
私のために。
(敦也)ううん。
(清助)水くせえこと言うなよ。
困ったときは助け合うのが当然だろ?
(敦也)そうそう。
それにカッキーのためだけじゃねえよ。
(敦也)またおいしいコーヒーが飲みたくってみんな集まってんだからよ。
(清助)そうだ。
(カッキー)清助さんも入道さんもみんなもどうもありがとうございます。
(一同)いいいい。
いいんだ。
(栞)まだ見つかったわけじゃないんだから。
(キララ)そうだよ。
泣くなら勝負に勝ってからにしよう。
ああー。
あら。
どうしたの?朝からみんなお揃いで。
(敦也)悪魔め。
そして私は癒し屋スタッフみんなの力を借りて幻の声優灘かおるさんの捜索を開始しました
・
(富子)何してんの?清助。
(清助)あっ。
実はさカッキーがさあの人見つけないと魔法の国のミドリちゃんってやつのコスプレさせられちゃうんだよ。
(富子)だったらさ商店街のイベントでカッキーにコスプレさせればいいじゃないの。
あの子目当ての客が集まりゃうちの店も繁盛するわよ。
(清助)えっ?
(富子)期間限定ミドリちゃんまんじゅうってのもいいかもしんないね。
猫まんじゅうの5倍の値段で握手券か何か付けてさ。
どうも。
どうも。
どうも。
(清助)キリコと変わんねえな。
(富子)何か言ったかい?
(清助)何にも言ってねえよ。
(敦也)すいません。
よろしくお願いします。
しかし灘かおるさんの有力な手掛かりはなかなかつかめず残された時間はあと1日になってしまいました
ぷはーっ。
・
(ドアの開く音)
(清助)おお。
どうだった?
(キララ)アニメのこと知ってる人はいたけど声優までは…。
(栞)私も駄目でした。
(キララ)涼君たちは?
(涼)仕事で行く映像関係全部当たってみたけど誰も知らないって。
うちのおふくろの情報も当てになんねえしな。
(キララ)カッキー。
ごめんね。
(カッキー)ううん。
いいの。
みんなが心配してくれて一緒に捜してくれただけでうれしい。
へえー。
じゃあコスプレしてあれやる覚悟はできたんだ?何だっけ?グリーン何ちゃらってやつ。
もちろん嫌ですけど。
でも何かもういいかなって。
諦めんのはまだ早いんじゃないの?カッキー。
私はね負ける勝負はしないって決めてんの。
敗者の美学なんてまっぴらごめんよ。
八百長しようが何しようが勝って何ぼの世の中でしょ。
(清助)えっ?じゃあ…。
もしかして見つかったんですか?灘かおる。
フッ。
この間からずっとセンター街の伝さんに調べてもらってたの。
やっぱあの人裏事情に詳しいわ。
今ごろ入道さんが彼女に接触してるはずよ。
キリコさん。
言っとくけどあんたのためじゃないからね。
あいつの高価なアニメコレクション分捕るためだからね。
(キララ)またまた。
そんなこと言っちゃって。
(栞)素直じゃないなキリコさん。
(清助)ヘヘーッ。
おっ。
もしもし。
入道さん。
灘かおるに会えた?えっ?どういうこと?
そしてタイムリミットの日町田さんはいつものように定時で会社を出て昭和堂にやって来ました
(町田)灘かおるが見つかった?冗談でしょう?本当よ。
そこらの警察よりよっぽど顔が利く知り合いがいてね。
意外とあっさり見つかっちゃったわ。
(町田)すごい。
すごいです。
キリコさん。
灘かおるに会えるなんて夢のようです。
ここに来てもらってるんだけど。
本当に会うのがいいかどうかは分かんないわよ。
ねえ?カッキー。
えっ。
あっ。
はい。
そうですね。
(町田)いや。
会いたいです。
ぜひ会わしてください。
お願いします。
(敦也)でも30年もたってるしな。
(涼)声優さんって会わない方がロマンがあるような気がするんですけど。
(町田)何としても会わせてください。
『魔法の国のミドリちゃん』は僕の人生そのものなんです。
どんなに年を重ねていてもいい。
どんなにイメージと違っていてもいい。
灘かおるに会わせてください。
お願いします。
もう。
しょうがないわね。
カッキー。
お連れして。
(カッキー)はい。
(カッキー)藤原さん。
こちらへどうぞ。
はっ?感動のご対面!はい。
拍手。
(藤原)どうも。
灘かおるです。
いやいやいやいや。
冗談はやめてくださいよ。
男じゃないですかこの人。
そうよ。
灘かおるは男だったの。
びっくりしたでしょ?ふざけるな!冗談じゃない。
こんなおっさんがミドリの声できるわけないだろ!
(敦也)お前もおっさんじゃないか。
藤原さん。
今お幾つだっけ?
(藤原)41です。
ってことはアニメが放送した30年前は11歳ね?あんたが大好きなミドリちゃんが声変わりしてないカワイイ男の子でもおかしくないでしょ?
(町田)そんなわけはない!そんなはずない!こいつが灘かおるだっていうなら証拠見してみろ。
何か証拠あんなら見してみろ。
(藤原)これ古いものですけど。
台本だったら僕だっていっぱい持ってるよ。
(藤原)この中に写真があるんです。
昨日捜してたらたまたま見つけたんですけどね。
うん。
(町田)あっ?
(町田)こ…これは。
監督のキヌガサイチローと…。
(藤原)昔の私です。
じゃあホントにあんたが灘かおるなのか?だから最初に言ったじゃないの。
本当に会うのがいいか分からないって。
(藤原)すいませんね。
夢壊しちゃったみたいで。
(町田)ハァ…。
(涼)あのう。
何で声優のお仕事辞めちゃったんですか?
(敦也)声変わりしたからだろ?
(藤原)それもあるんですけど仕事で学校の友達と遊べないのが嫌で辞めちゃったんですよね。
当時クラスに好きな女の子がいたんで。
あら。
ハハハ。
僕はミドリ一筋だったのにあんたは人並みに青春を謳歌してたのか…。
ってことでこの勝負カッキーの勝ち。
(カッキー)はい。
約束どおりアニメのコレクション全部売り飛ばして500万円持ってきてよ。
(町田)あっ。
はあ…。
あっ。
そうそう。
今コスプレ持ってるわよね?こっちで処分しとくから出してくれる?
(カッキー)キリコさん。
さっさと出しなよ。
往生際悪いね!はい。
カッキー。
(カッキー)えっ?あんた昨日言ってたじゃない。
「みんなが心配して捜してくれただけで十分」「私町田さんのためにコスプレ挑戦します」って。
そんなこと言ってませんよ。
ふーん。
じゃあこの中年アニメオタクがどうなってもいいの?
(カッキー)いや…。
ああ。
あしたの新聞読むの怖いわ。
42歳。
独身男性。
憧れていたアニメキャラクターの声優が同世代の男性だったことにショックを受けて橋の上から飛び降りて…。
(カッキー)分かりました。
着ますよ。
・
(カッキー)お待たせしました。
(町田)ああ…。
(シャッター音)よっ。
待ってました!
(一同)ヒューヒュー!
(拍手)
(町田)カッキーさん。
(カッキー)あのう。
1回だけですよ。
(町田)うん。
うんうん。
(カッキー)はい。
いきますよ。
うん。
グリーン・フラッシュ!
(笑い声・拍手)結構イケてるじゃない。
(町田)いや。
何か違うんだよな。
(カッキー)えっ?
(藤原)いや。
全然違う。
(カッキー)えっ?
(藤原)恥ずかしがっちゃ駄目なんだよ。
今の君は魔法少女なんだから。
あっ。
貸して。
こうやってやるんだ。
グリーン・フラッシュ!
(町田)ああ。
これこれこれ。
これですよ。
ああ。
すごい。
この角度角度。
もう1回。
もう1回見してもらっていいですか?
(藤原)よかったら一緒にやりませんか?
(町田)いいんですか?
(藤原)はい。
ぜひ。
(町田)ぜ…ぜひ。
(藤原)はい。
それじゃあ。
(町田)はい。
(藤原・町田)せーの。
グリーン・フラッシュ!
(町田)すごい。
よっ。
おっさん!
(町田)すごい。
本物だ。
本物だ。
(藤原)いやぁ。
素晴らしい。
(町田)まるで衰えてない。
(藤原)せーの。
(藤原・町田)エターナルシャワー!
(カッキー)ハァ…。
やめとけばよかった。
(町田)ああ。
完全に一致。
完全に一致してる。
すごい。
ミドリ。
ミドリ。
(藤原)いやぁ。
楽しかった。
(町田)いや。
もう夢のようだったな。
ああ。
楽しかった。
(藤原)町田さん。
よかったら家まで送りますよ。
(町田)いいんですか?
(藤原)ええ。
魔法のホウキじゃなくてタクシーですけどね。
ありがとうございます。
(・『ラヴ・イズ・オーヴァー』)・「Loveisover悲しいけれど」・「終りにしようきりがないから」・「Loveisoverわけなどないよ」・「ただひとつだけ」やっぱりミドリちゃんと私似てませんよね?全然似てないわね。
じゃあどうして町田さん私に会うためなんて言って毎日お店に来たりしてたんだろう?きっかけが欲しかったのよ。
アニメの世界から現実の世界に戻ってくるきっかけ。
キャラクターへの片思いから体温のある人間同士の関係に踏み出すきっかけ。
・「わたしはあんたを忘れはしない」・「誰に抱かれても忘れはしない」そんなときたまたまブログの写真に目が留まったんでしょ。
別に相手は誰でもよかったのよ。
誰でもよかったって言われると何かちょっと傷つきますけどね。
フッ…。
ねえ。
カッキー。
うん?ビールですか?今。
ううん。
コーヒー入れてくんない?はい。
・「お守りでいいそっと心に」・「Loveisover」おいしくなぁれ。
おいしくなぁれ。
・「自分をだましちゃいけないよ」
(カッキー)どうぞ。
おいしい。
よかった。
私も飲もうっと。
この日の夜遅くインターネットのオークションサイトに『魔法の国のミドリちゃん』グッズが大量に出品されました
町田さんの長い片思いは終わったのです
それから2日後
(笑い声)
(千香)私もカッキーのコスプレ見たかったな。
(カッキー)もうやめてよこの話は。
(清助)でもまあまたカッキーのおいしいコーヒーが飲めるようになってよかったな。
(敦也)うん。
このコーヒーがなきゃ昭和堂じゃねえや。
(清助)うん。
(カッキー)ご心配おかけしました。
(カッキー)いらっしゃいませ。
(はるみ)すみません。
あのう。
カッキーさんという方は?
(カッキー)私ですけど。
(はるみ)初めまして。
私町田太一の母でございます。
(千香)ああ。
(敦也)あっ。
アニメオタ…。
ああ。
愛好家の?
(はるみ)はい。
(はるみ)あの子急にアニメのキャラクターに恋するなんてバカバカしいって言いだしましてね。
(清助)えっ?あのアニメオタクの…。
愛好家の息子さんが?
(はるみ)話を聞いてみたらこちらのお店でカッキーさんのコスプレ姿を見てアニメと現実の世界は全然違うことに気付いたらしいんですよ。
(カッキー)えっ?
(千香)よかったね。
カッキー。
コスプレしたかいがあったね。
お役に立てて光栄です。
(はるみ)お見合いする婚活サイトにも登録したって。
息子は一生独身だと諦めてたものですから。
ホントに何てお礼を申し上げていいか。
(カッキー)あのう。
町田さんに伝えていただけますか?今度はホントに好きな人と一緒に来てくださいって。
(はるみ)はい。
こんなすてきな方々と出会えて息子は幸せ者です。
(一同)いやいや。
(はるみ)ありがとうございました。
(はるみ)あのう。
つまらないものですけど。
どうぞ。
(カッキー)いや。
もうそんな。
(はるみ)いえ。
いえ。
どうぞ。
(清助)もらってもらって。
もらって。
(はるみ)いえ。
ホントに。
(カッキー)ありがとうございます。
(カッキー)すいません。
(男性)魔法のコーヒーが飲めるなんてたまりませんな。
(男性)コスプレで入れてくれるらしいですぞ。
(男性たち)萌えー。
(男性)わっ。
何?朝っぱらからうるさいわね。
(男性)何が美人だ。
悪魔じゃねえか!
(男性)逃げろ!何なのよまったく。
(カッキー)おはようございます。
ビールでいいですか?それともコーヒーにします?うん…。
キリコさん?あっ。
ごめん。
ちょっと考え事してた。
何だっけ?ビールとコーヒーどっちにします?ああ。
うーん。
どうしよっかなぁ。
それにしてもキリコのやつ大丈夫か?まあ俺は誰が脅迫状送りつけてるかだいたいの目星は付いてるけどよ。
えっ?分かってんなら犯人教えろって?ほら。
あんたも知ってるあいつだよ。
2015/09/07(月) 13:25〜13:55
関西テレビ1
癒し屋キリコの約束 #26[字][デ]【dボタンでQUOカード当たる!】
謎に包まれたキリコ(遼河はるひ)の過去が今週明らかに!「人を殺しちゃったの…」キリコの言葉に秘められた想い、そして彼女を脅迫し続けてきた“東京太郎”の正体とは?
詳細情報
番組内容
カッキー(前田亜季)は、彼女目当てで毎日、純喫茶・昭和堂にやって来る熱狂的なアニメ愛好家・町田(キングオブコメディ・高橋健一)のプレッシャーで、コーヒーの味が落ちてしまうという大スランプに。そんな、アニメと現実の区別がつかなくなっている町田を見て、キリコ(遼河はるひ)はある提案をする。
番組内容2
それは、町田が愛してやまない伝説のアニメ「魔法の国のミドリちゃん」の声優を3日以内に昭和堂に連れてくることができればカッキーの勝ち、できなければ町田が勝ちという一本勝負だった。カッキーが負ければミドリちゃんのコスプレを披露、町田が負ければアニメコレクションをすべて売り、その金を賽銭箱に奉納!とっぴな提案をするキリコだが、はたまたどんな癒しになるのやら…。
番組内容3
コスプレを嫌がるカッキーを救うため、何が何でもその伝説の声優を探し出そうと、涼(戸塚祥太)たち癒し屋の仲間がフル回転!しかし、30年前に声優を引退したとあって、有力な手がかりはなかなかつかめない。そんな中、あっという間に勝負の期限である3日目を迎えてしまい…。
出演者
有村霧子:遼河はるひ
柿崎照美:前田亜季
上山 涼:戸塚祥太(A.B.C−Z)
小出清助:長谷川朝晴
都幾川敦也:小林正寛
キララ:中山来未
本城 栞:吉原茉依香
小笠原千香:月船さらら ほか
スタッフ
【原作】
森沢明夫『癒し屋キリコの約束』(幻冬舎文庫)
【脚本】
和田清人
【演出】
小山田雅和
【プロデュース】
市野直親(東海テレビ)
高橋萬彦(共同テレビ)
【音楽】
森英治
【主題歌】
「Thank You For The Music」ラストヒロイン(中山来未)(ソニー・ミュージックエンタテインメント)
【制作・著作】
共同テレビ
【制作】
東海テレビ
ご案内
【あなたのふところ癒しますキャンペーン】
8/31(月)〜9/11(金)の期間中、テレビリモコンのdボタンを押して表示されるキーワードをメモしてHP等から応募すると、遼河はるひさん、前田亜季さん、戸塚祥太(A.B.C−Z)さん写真デザインの3000円分QUOカードが100名様に当たる!詳しくは番組HPへ!!
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
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