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[ワシントン 11日 ロイター] - 大手自動車メーカーは、米国内で販売する新車に自動ブレーキ(AEB)を標準装備することで合意した。安全性強化に向けた取り組みとしては、1980年代終盤にエアバッグの標準装備を導入して以来の大掛かりな試みとなる。米保険業界の非営利団体である米国道路安全保険協会(IIHS)が明らかにした。
参加を表明したのはフォルクスワーゲン(VW) と傘下の高級車部門アウディ、BMW 、フォード・モーター 、ゼネラル・モーターズ(GM) 、マツダ 、ダイムラー 傘下のメルセデス・ベンツ、テスラ・モーターズ 、トヨタ自動車 、ボルボ 。これらのメーカーは昨年の米自動車販売の57%を占める。
参加メーカーは今後数カ月に、安全当局や専門家らと実行計画を策定する。
フォックス米運輸長官はIIHSの声明で「車の安全対策は、事故発生時の人身保護にとどまらず、事故発生そのものの回避を目指す新たな段階に入った」と指摘。「自動ブレーキなどの技術がオプション、または高級モデルでしか入手できなければ、恩恵を受ける米国民はほんのわずかだ」と述べた。
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