情熱のシーラ(13)「危険な接近」 2015.09.06


(ヒルガース)マヌエル・ダ・シルバを覚えてますか?あなたに情報を入手してもらいたいのです。
(シーラ)何をしろと?ダ・シルバはマドリードに来たらベルタが開く夕食会に出席する予定です。
(マリータ)アリーシュねえ。
婚約者のお父様を紹介する。
ゴンサーロ・アルバラードさん。
(ゴンサーロ)お会いできて光栄です。
(ベルタ)あなたとお話ができてとてもよかった。
ヒトラー総統を支持する女性ってスペインでは珍しいから。
あなたにぜひ会わせたい人がいるの。
(ヒルガース)もしあなたがドイツ人に怪しまれれば間違いなく大変なことになります。
(ベルタ)ダ・シルバさんよ。
ポルトガルの大実業家。
(ダ・シルバ)確かに美しいものに囲まれてるのは好きかな。
でなければあなたの隣にいない。
今すぐ出てって。
今夜のことはなかったことにして。
すみません。
でもそれは…。
さようならアゴリウクさん。
(アラン・ヒルガース)とても悪い知らせですね。
(シーラ・キローガ)ベルタは密告するでしょうか?その心配はまずないかと。
自分の信頼に傷がつくくらいなら全て忘れたいようですから。
しかしドイツ寄りのリストからあなたの名前が消えないか調べないと。
ダ・シルバのことは?忘れたほうがいいでしょう。
疑われていない事がハッキリするまで徹底的に警戒しなければ。
もうすぐポルトガルに戻ってしまって接触できなくなります。
ロンドンに相談します。
何か解決策を教えてくれるでしょう。
彼にもう一度会えればきっとうまく情報を…。
落ち着いて聞いてください。
これ以上危険を冒すことは許しません。
新たな指示があるまで我々が会うことはありませんし情報の提出も結構です。
分かりましたね。
(足音)
(ミシンの音)ハァ…。
(ミシンの音)
(マヌエラ)待ち針取ってくれる?えっ?待ち針よ。
あっ!はい。
どうぞ。
ハァ…アッそうそうよ。
ネクタイピンだわ。
一体何の話?ダ・シルバはアンソレーナ宝石店によく行くらしいの。
あそこでいつもネクタイピンを買うって。
諦めていなかったのね。
やってみるわ。
ハァ…。
(店員)いらっしゃいませ。
こんにちは。
何かお探しで?ええ。
主人のネクタイピンを探してるんですが…。
アッ…。
どういったものをお探しですか?ウーン。
そうねよろしければいくつか見せていただけます?ただいま。
お掛けください。
どうも。
こういったものはいかがでしょう?こちらはいちばん新しいデザインです。
ちょっと違うかしら。
象眼細工のものはいかがですか?いいえ。
あの…実は捜してるデザインがあるんです。
そう…先日友人がしていたネクタイピンなんですが…。
その…彼はとてもエレガントな人で…。
こちらにはそういったお客様がよく来られます。
もしその方が当店のお客様でしたら何を買われたか分かりますが。
本当ですか?名前はマヌエル・ダ・シルバ。
ポルトガル人です。
少々お待ちを。
はいございました。
アッ…。
ダ・シルバ様は先日2つお求めになってます。
ウン。
ほかにも2つご注文を。
いかがですか?ええ…。
そうね。
こちらかしら。
アァ…。
ええこちらは…アッ!ごめんなさい。
ご心配なく。
私が拾いますので。
もう私ったらそそっかしくて…。
お気になさらずに。
少し考えてみます。
ご面倒をお掛けしました。
とんでもない。
またお待ちしております。
どうもありがとう。
こちらこそ。
さようなら。
こんにちは。
(フロント係1)こんにちは。
ダ・シルバさんに来客だと伝えていただけます?分かりました。
どちら様でしょうか?アゴリウクと言います。
ではロビーでお待ちください。
ありがとう。
(受話器を取る音)
(ダイヤルを回す音)
(足音)
(マヌエル・ダ・シルバ)アリーシュ。
アァ…。
これはうれしいな。
もう会えないと思っていた。
(キスの音)あの晩は突然帰ってしまってごめんなさい。
ウッ…。
緊急の電話だったとステアリング夫人が…。
何か大変なことでも?いえ。
そうじゃないんです。
ちょっと仕事のことで。
私が行かなければならなくて。
バリバリ働く女性は好きですよ。
ウフフッ。
何か飲み物は?実は仕事の話で来たの。
そう。
うん。
どうぞ。
私は服の仕立てをしてるでしょう?でもマドリードで特別な生地を見つけるのは難しくて…。
ウフッ。
正直に白状します。
この前聞いたマカオのシルクのことが頭から離れないの。
そう。
それで思ったんだけどできればいくらか売ってもらえないかしら。
申し訳ないが小口の販売はしていないんだ。
もうからないんでね。
高値で買うわよ。
お金は問題じゃないから。
ウーン。
1つだけ条件がある。
今晩食事につきあってほしい。
今の話は真剣に考えると約束する。
ええ喜んで。
ウフフフッ。
フフッ。
あっ!マルティーナ。
お風呂の用意をしてくれる?
(マルティーナ)はいアリーシュさん。
ドーラ。
新しいドレスとそれに合う靴を用意して。
(ドーラ)分かりました。
ありがとう。
どこかへ出かけるの?ウーン?狙いどおり夕食に誘われたの。
アァ…そう。
よかった。
でもその前に話が…。
なに?ハァ…また父から花が?今日は自分で持ってきたわ。
ここへ来たの?ええ。
どうしても会いたいとしばらく待ってた。
ハァ…。
何とか帰ってもらったけどきっとまた来るでしょうね。
お待たせして。
今夜の君は輝いてる。
どうもありがとう。
フン…。
ハァ…。
できるなら…君の瞳に溺れてみたい。
まずは仕事の話をしない?フーン。
ハァ…ではそうしよう。
ウフッ。
戦時下ではね絹というのは非常に貴重だ。
どうして?パラシュートを作ったり火薬を包んだり自転車のタイヤにまで使われている。
もったいない使い方。
パラシュート1つで少なくともドレスが10着作れるわ。
ウフッ。
ああ。
だがこのご時世だ。
そのうち戦争中の国は絹のためにいくらでも支払うようになる。
フーン。
なるほどね。
それであなたは…貴重な絹を誰に売ってるの?イギリス人?それともドイツ人?ウッ…。
ポルトガルは古くからイギリスと貿易協定を結んでる。
でもこんな時代だからね。
どうなるか?
(ウエイター)どうぞ。
ありがとう。
ウン。
(グラスを合わせる音)乾杯。
絹に。
ウフフッ。
(ダ・シルバ)ハハハハッ。
ハァ…。
で私たちの商談は?商談?そう。
(2人の笑い声)こういうのはどう?ポルトガルに私を訪ねてきてくれないか?生地も見られるし商談もまとまるかもしれない。
フーッ。
仕事が忙しくて工房を放ってはおけない。
とにかく一度考えてみてくれ。
いいわ。
でも条件がある。
なんだ?兵隊さんが空から飛び降りるときに使う絹を少し取っておいて。
ハッハハッ。
できるかぎりのことはする。
でも所詮は商売のことだから…。
行くことに決めたらすぐ電報で知らせるわ。
その時が来るのを心待ちにしてる。
(キスの音)
(鐘の音)
(ヒルガース)あなたの名前は引き続きドイツ寄りのリストにあるという情報を得ました。
幸いにもステアリング夫人との一件は大ごとにならずに済んだようです。
知ってます。
知っているとは?彼女はほかの客に私が緊急の電話を受けたとしか言ってません。
どうしてあなたがそれを?ダ・シルバに聞きました。
会ったのですか?ホテルを訪ねたんです。
この任務には今後一切関わらないよう言ったはずですが。
話を聞き出せるのにそのチャンスを無駄にしたくなかったんです。
それで収穫は?特にこれといったものは…。
彼はイギリスかドイツで迷ってます。
まだイギリスに忠誠心はあるようですが。
今は忠誠心などいくらでも安く買える。
フッ。
実はポルトガルに来ないかと誘われました。
マカオのシルクを見せるからと。
それであなたは何と?まだ返事はしてません。
あなたに相談したかったので。
やっぱり関わらないほうがいいですよね?いえとんでもない。
ポルトガルに行くと返事をして下さい。
準備は我々がします。
指示があるまで待ってて下さい。
分かりました。
(猫の鳴き声)
(足音)ハァ…。
(ゴンサーロ・アルバラード)シーラ。
こんにちは。
(キスの音)元気だったか?心配してた。
元気よ。
あんなに花をもらってうちに入りきらない。
ウフッ。
どうして返事をくれなかった?ゴンサーロ。
私何日か旅行に行く。
どこへ?どこでもいいでしょ。
私を信じて。
アァ…。
ねえ聞いて。
訳は言えないけど今は会えないの。
少し時間が必要なんです。
しばらく待っててくれない?お願い。
お父さん。
フーン。
アァ…いつでも帰っておいで。
ハァ…。
(キスの音)フッ。
じゃあね。
また会おう。
(足音)
(ミシンの音)
(メアリー)あなたがこの任務を遂行できて何よりです。
我々はダ・シルバが今回の戦争で富を増やすつもりだと踏んでいます。
彼に会いに行き彼の生活に入り込んでください。
そして気を引き信頼を得てドイツ人との会合に招待されるようしむけてください。
ダ・シルバは美しい女性に弱いところがあります。
ですが我々の得た情報によれば彼も昔かたぎのポルトガル紳士です。
あなたが不快な思いをすることはないでしょう。
よかった。
(メアリー)とは言っても情報を入手し任務が完了するまでは決して気を緩めないように。
はい。
もうひとつ。
今回は誰の援護もありません。
ポルトガルであなたがほんの僅かでも怪しまれるようなことがあったらイギリスは困るからです。
今のところダ・シルバは疑わしい人物としか言えません。
ウン。
そうですか。
(駅の喧噪)
(メアリー)ポルトガルにお友達がいますね。
でも会うことは賢明じゃないでしょう。
フォックスさんにはもし偶然出会ったとしても知らないふりをするよう伝えておきます。
こんばんは。
(検札係)こんばんは。
席に案内して頂けるかしら。
切符を拝見できますか?アッはい。
ご案内します。
滞在期間は?
(メアリー)当初の予定では長くて2週間です。
分かりました。
(メアリー)よい旅を。
(汽笛)
(笛)
(ポーター)お手伝いしましょうか?お願い。
3番のコンパートメントよ。
分かりました。
ありがとう。
ハァ…すみません。

(ジョアン)おはようございます。
アゴリウク様で?ええそうです。
ジョアンと申します。
ダ・シルバ様の運転手です。
よろしくお願いします。
ではどうぞ。
ご滞在中はご用は全て私が承るようにと申しつかっております。
どうもありがとう。
ああこっちへ。
アァ…これをどうぞ。
ありがとう。
どうも。
ダ・シルバ様は直接お迎えに来られず大変申し訳ないと申しておりました。
代わりに私がホテルまでお送りします。
助かります。
(車のドアを開ける音)
(ジョアン)ポルトガルは初めてですか?ウン。
ええ。
ツイてますね。
お天気に恵まれて。

(ジョアン)エストリルの街には45分ほどで着きます。
途中景色がとてもきれいですよ。
ダ・シルバさんの下で働いて何年くらいになるの?
(ジョアン)47年です。
アゴリウク様。
そう。
お父様にもお仕えしました。
おじい様にも。
ダ・シルバ家の成功は港の居酒屋から始まったんです。
マヌエル様はその家族の伝統を受け継いであらゆるものを輸入しています。
カーボベルデの木綿モザンビークの木材中国の絹。
フン。
(ジョアン)需要のある品物なら何でもです。

(ジョアン)申し訳ありません。
長旅でお疲れなんですから話したくなんてありませんよね。
私はおしゃべりだと女房にいつもそう言われるんです。
とんでもない。
気にしないで。
汽車で寝たから大丈夫。
もっと話して。
もっと。
ありがとうございます。
どうもありがとう。
ハァ…ダ・シルバ様がここでしたら快適にお過ごし頂けるはずだと。
ホテル・ド・パルケの客層はこのエストリルでいちばん国際的です。
そう。
特にドイツ人が多い。
イギリス人は大体ホテル・パラシオに泊まります。
フフン。
まあどうせ夜はみんなカジノに集まりますがね。
フフフン。
ドイツ人もイギリス人も一緒に?ポルトガルは本当に中立なのね。
ダンスと賭け事に戦争は関係ないって事じゃないですか。
アハハッ。
そうかも。
女房がねエストリルの街はケバケバしいばあさんだらけだって。
ウフフッ。
かつての金持ちがすっかり落ちぶれてそれでも必死で過去の栄光にしがみついてる。
パンとイワシで食いつないでも金やダイヤは売りたくないんだって。
ウッフッ。
こんにちは。
(フロント係2)こんにちは。
ようこそ。
アリーシュ・アゴリウクです。
失礼します。
では車でお待ちしています。
うん。
え〜お部屋で少しお休みになられたらリスボンへ参りましょう。
ダ・シルバ様の事務所へお連れいたします。
ありがとう。
(ドアを開ける音)
(足音)
(足音)行きましょう。
そちらです。
そのドア。
それのこと?はい。
ありがとう。
じゃあまたあとで。
どうも。

(足音)こんにちは。
(エリーザ)こんにちは。
(ベアトリース・オリベイラ)いらっしゃいませ。
何かご用でしょうか?ダ・シルバさんとお約束が…。
アリーシュ・アゴリウクです。
はじめまして。
私は秘書をしているベアトリース・オリベイラです。
そちらでお待ちください。
伝えてまいります。
ありがとう。
(ドアを開ける音)ありがとうオリベイラ君。
アリーシュ!ようこそ。
ついに来てくれた。
うれしいよ。
私の部屋へどうぞ。
ええ。
(ドアを閉める音)君に見せたいものはけさ全てそろえさせた。
ウン。
あれだ。
ああ!ご期待に沿えたかな?いいえ。
期待した以上よ。
すばらしいものばかり。
ハハハッ。
よかった。
座ろう。
そこに品質と価格が書かれたファイルがある。
持ち帰ってホテルでじっくり検討してから注文の手続きをすればいい。
フン。
忘れないで。
君は特別なお客様なんだ。
必要なことがあれば…。
やめてマヌエル。
もう十分してもらった。
何でも言ってくれ。
このファイルには君が興味ありそうな素材を扱う地元の店をまとめてある。
それぞれの店を訪ねる日時は私の方で決めさせてもらった。
予定は全てこの表に書いておいたから。
まあ!ウフッ。
ここは空欄だけど…。
あしたの午後だけ自由にしてくれるの?フフッ。
そこが空欄になってるのはほかの予定で埋めたいからだ。
一緒に食事しないか?
(ノック)
(ダ・シルバ)今忙しいんだ。
オリベイラ君。
(ベアトリース)すみません。
ワイス様が見えたので…。
急用だそうです。
(ダ・シルバ)悪いが時々仕事が重なってね。
明日夜8時にホテルへ迎えに行くよ。
まだ返事をしてないけど。
来たばかりでもうほかに約束でも?ウフッ。
8時にお待ちしてるわ。
じゃあした。

(ワイス)やあどうも。
ワイスさん。
ベアトリース。
帰る前にあなたにお礼を言わせて。
私に?このファイルを用意してくれたのもお店との約束を取り付けてくれたのもあなたでしょう?違う?ええ私です。
助かったわ。
本当にどうもありがとう。
あの失礼だけど出身はどちら?もしかしてスペインじゃないの?
(ベアトリース)ええコルーニャ生まれです。
でも「オリベイラ」っていうのはこっちの名字でしょ?ご両親はポルトガル人?
(ベアトリース)スペイン人ですが父方の祖父がポルトガル人なので。
ポルトガルはもう長いの?何年か前に来たんです。
両親が亡くなったあとで。
(ノック)
(エリーザ)ベアトリース。
問屋の住所録を持ってきて。
はい。
すみませんが忙しいので。
ええごめんなさい。
それじゃあ。
アッ…行きましょう。
全てうまくいきましたか?ええとても。
ダ・シルバさんによくしていただいて。
秘書の方にも。
エリーザさんとオリベイラさんですね。
オリベイラさんはスペイン人ですよ。
ええ。
ですってね。
聞いたわ。
ただちょっと思ったんだけど彼女私のことが気に入らなかったみたい。
そんな…。
そうなの。
何か私のしたことが気に障ったのかもしれない。
そんなはずはありません。
ヘヘッ。
ただもともと女性というのはとても嫉妬深い生き物ですから。
どういうこと?アハハハッ。
ダ・シルバ様とオリベイラさんはその…。
ああ!いわゆる公然の秘密ってやつで。
ええ。
ほらね私はついこうやってしゃべり過ぎてしまう。
でお次はどちらへ?ああ…。
ここ。
シアード!はい。
もう限界。
ハァ…。
そこの店でリスボン一のコーヒーが飲めますよ。
ぜひ寄って「ビッカ」を頼んでみてください。
決して後悔しません。
「ビッカ」ね。
そうです。
一緒にいかが?いいえ。
ウフフッ。

(マーカス・ローガン)どうも。
こんにちは。
お元気でしたか?・またお会いできてうれしいですよ。
・先日は残念ながらあまりゆっくり・お話しできませんでしたから。
まだまだお聞きしたいことが・たくさんあったのに…。
さあ行きましょう。
では明日も引き続きお店を回りますので朝9時にお迎えに上がります。
ありがとう。
失礼します。
(車のドアを閉める音)
(マッチの着火音)
(足音)あの…アゴリウク様をお迎えに…。
おはようございます。
おはよう。
ぐっすり眠れましたか?ええとてもよく。
ではロビーでお待ちします。
アァ…ちょっと待って。
昨日海岸へ行ったときあなたの車を見たわ。
私の?ええ。
ああ。
かもしれません。
エストリルは小さな街ですから。
ウン。
昨日はあのあとうちに帰って夕食を食べました。
女房がおいしいフェイジョアーダを作ってくれましてね。
レストランで働いてたもんですから…。
それから寝る前に窓の外を見たらホテルの前にも居たようだったけど。
ああ!そう。
それは…マヌエル様の気配りです。
それも礼儀の表れなんですよ。
申し上げたとおりご滞在中はどんなご用も私が承ります。
だけど真夜中に用を頼むことなんてないと思う。
それにあなただって大変じゃない。
大変だなんてとんでもない。
仕事ですから。
ウフッ。
ではよろしいですか?そろそろお店巡りにお連れしても。
お願い。
忘れないでください。
今夜はマヌエル様とご夕食です。
大丈夫。
忘れないわ。
(バンドの演奏)で店はどうだった?私の友人たちはよくしてくれたかな?とっても。
たくさんついで。
おお。
(2人の笑い声)それで?あなたは商談?あの怖そうなドイツ人と。
ありがとう。
ありがとう。
とても退屈だった。
想像もつかないほど。
文句言わないの。
2人も秘書がついてるくせに。
そのとおり。
文句は言えない。
(バンドの演奏)私の生地はパラシュート用に売ってしまったんでしょ?ん?フッ。
(バンドの演奏)仕事の話なんて野暮だ。
ダンスフロアなのに。
踊る?ああ。
(バンドの演奏)
(拍手)ハァ…座ってもいい?ちょっと目が回って。
もちろん。
ハァ…。
ダ・シルバ!ローガン!エヘッ。
アッアハッ。
どこに隠れてた?長い間会ってないな。
そっちこそいつ電話してもつかまらないだろ。
相変わらず仕事でね。
ああ…。
モロッコの友人を紹介する。
アリーシュ・アゴリウクさんだ。
こちらはマーカス・ローガン。
はじめまして。
はじめまして。
よろしく。
せっかくだ。
一緒に1杯やろう。
いや。
友人たちと来てるから今日は挨拶だけ。
今度ゆっくり会ってもらう。
近いうちに必ず。
約束する。
では…アゴリウクさん?ええ。
お会いできて光栄です。
こちらこそ。
いいやつなんだ。
マーカスは。
イギリスの方?そう。
新聞記者でインタビューさせてくれと何か月も私を追い回してる。
ああ…。
記者の特権でヨーロッパ中を飛び回ってるようだが今年に入ってからはしょっちゅう事務所に顔を出してる。
ハァ…。
フッフッ。
大丈夫?まだ少しめまいが…。
(バンドの演奏)踊りが上手ね。
君も。
(バンドの演奏)私たちはいいダンスパートナーになれそうだ。
そうかもしれない。
私たちがいいパートナーになれるのはきっとダンスだけじゃないよ。
(バンドの演奏)
(ジョアン)ちょっとよろしいでしょうか?ああ。
(バンドの演奏)申し訳ないアリーシュ。
商売に時間は関係なくてね。
気にしないで。
急いで戻るよ。
行こう。
(バンドの演奏)ハァ…。
(バンドの演奏)
(足音)ハーッ。

(バンドの演奏)ハァ…。

(バンドの演奏)ハァ…。

(バンドの演奏)
(バンドの演奏)
(泣き声)
(バンドの演奏)
(車のドアを閉める音)ジョアン。
ありがとう。
フーン…フン…。
フッ。
うちの倉庫で働いて何年だ?ダニエル。
(ダニエル)2年です。
ダ・シルバさん。
2年か。
フーン。
フーン…。
君にはがっかりしたよ。
誰にあの書類を見せるつもりだった?そうじゃありません。
帳簿の帳尻を合わせようとしただけですぐ元へ戻そうと思ってたんです。
私を見ろ!ハッ…。
(おびえる声)ハッ…。
ハーッ。
悪いが信じられん。
本当なんです。
うう裏切るようなことは絶対にしていません。
信じてください。
(車のドアの開閉音)あの…。
ハァ…ウソは言ってないと思います。
ハァ…はい。
口出ししてすみません。
女房にも言われてます。
なら言うことを聞くんだな。
(バンドの演奏)
(銃声)
(バンドの演奏とタップダンスの音)ハァ…。
また会えたねシーラ。
アリーシュだっけ?ここで何やってる?ハァ…それは言えない。
(バンドの演奏とタップダンスの音)行かないと。
待って。
せめてこれだけは…。
触らないで!マヌエル・ダ・シルバとは何の関係もないと言ってくれ。
(バンドの演奏)あなたとは話せないの。
お願い。
ほっといて。
(拍手)私に近づかないで。
お願いだから。
ハァ…。
あのシーラはどこへ行った?なあ。
ハァ…。
(バンドの演奏)ごめんなさい。
化粧室に行ってたの。
何の話してたかしら?え〜と乾杯しようとしてたんだ。
このすばらしいシャンパンで。
いいわね。
乾杯!
(グラスを合わせる音)アァ…そうだ。
もっと買い物をしたければポルトガルには世界中のいろんな物がそろってる。
洋服を作る生地にしたってシルクにウールにコットン。
より取り見取りだ。
何だってある。
どんなものが欲しいか言ってくれたら…。
回想ここで何やってる?あのシーラはどこへ行った?
(ダ・シルバ)ここならアメリカの化粧品も買える。
聞いてるのか?アリーシュ。
アリーシュ?アメリカの化粧品?ちょうどマスカラが欲しいと思ってた。
そう。
それから口紅も。
ウフフッフッ。
女にはいくら口紅があっても足りないの。
ウッハハッ。
私もつきあいたいがあしたは朝からずっと予定が入っていて。
ご心配なく。
1人でも楽しめるから。
(バンドの演奏)ただ助けてほしいのよ。
ダ・シルバとドイツ人のことで知ってることを話して。
(ベアトリース)3日後にダ・シルバの別荘で夕食会が開かれる。
その席ですごく重要な契約が結ばれるの。
ポルトガルとドイツの友人たちの集まりだよ。
よかったら君も来ないか?
(ワイス)マイクロフィルムを持ってきた。
ここに全ての情報が入ってる。
何もかもだ。
孫に贈るファティマの聖母です。
本当は金がよかったんですがね。
(ベアトリース)リストも渡してた。
何のリスト?ウフッ…。
ウッ…。
(箱を倒す音)
(ベアトリース)イギリス人たちを始末しろと。
始末するってどういうこと?
(ベアトリース)多分殺すことよ。
2015/09/06(日) 23:00〜23:50
NHK総合1・神戸
情熱のシーラ(13)「危険な接近」[二][字][デ]

お針子から名スパイへ!時代に翻弄されながらもたくましく生きた女性を描く魅惑のスペインミステリー。ポルトガルへ行ったシーラは、思いがけない人物に再会する。

詳細情報
番組内容
シーラはダ・シルバのホテルを突き止めて彼に会いに行く。思惑どおり夕食に招かれ、そのうえポルトガルに来るよう誘われる。上司のヒルガースは、ダ・シルバの誘いを受けてポルトガルへ行くよう指示する。ポルトガルのリスボンに着いたシーラは、ダ・シルバの運転手ジョアンに出迎えられる。ダ・シルバは彼女が興味を持ちそうな生地を扱う店を手配してくれていた。その買い物の最中に、思いがけない人物に再会しシーラは困惑する。
出演者
【出演】アドリアーナ・ウガルテ…渋谷はるか,ピーター・ビベス…川島得愛,フィリペ・ドゥアルテ…堀内賢雄,ベン・テンプル…大滝寛,ジョアン・ラガルト…辻親八,エレナ・イルレタ…寺田路恵ほか
原作・脚本
【原作】マリーア・ドゥエニャス,【脚本】スサーナ・ロペス,アルベルト・グロンドーナ
監督・演出
【演出】イニャキ・メルセーロ,ノルベルト・ロペス・アマード
制作
〜スペイン A BOOMERANG TV PRODUCTION FOR ATRESMEDIA制作〜

ジャンル :
ドラマ – 海外ドラマ
趣味/教育 – 会話・語学

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
スペイン語
サンプリングレート : 48kHz

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