人生の楽園 2015.09.06


今週は何かいい事ありましたか?私ね思うんですよ。
豊かな恵みを与えてくれる海。
わかりますか?あわびですよ。
…とそのあわびを狙う黒い影。
人魚?いやいやいや…こちらが今日の主人公なんですね。
さあ見事あわびをゲットしました!はい改めてご紹介しましょうね。
ベテランの海女ちゃん磯田由利子さん66歳。
そして夫の磯田友春さん72歳です。
夫婦で海に潜って44年。
漁に出る時2人は常にライバルです。
だってようけとっといてもお前とっとらせんってすぐに言うもん。
(友春さん)やっぱりいっぱいいてて…潜ってていっぱいいたらねこれはもう楽しいですよ。
うわああわびだ。
早く食べたいね桃ちゃん!はい。
港のすぐ目の前にあるこちらのイザリCafe。
ここで美味しく頂けますよ。
うん。
調理を担当するのは由利子さんです。
海女を続けながらこのカフェの代表を務めています。
まずは定番あわびのお刺し身です。
わお!この色とツヤたまりませんね。
これがこのまんまお客様の元へと運ばれるんですよ。
いやあ思わず笑っちゃいますよね。
こちらは酒蒸ししたあわびが1個まるごと入ったあわびカレーです。
あわびカレーいやいやすごいなこりゃ。
そしてこちらは磯の香りが広がるあわびのバター焼き。
いやあほんとにこの香りをお届け出来ないなんてあわびの言葉もございません。
なんちゃってな…。
すごく思ったより全然やわらかくて美味しいですね。
海もきれいだしご飯も全部美味しくて感動しました。
いいねえ!イザリCafeは食事だけではなく景色を楽しんだり交流の場にしたりしてほしいという思いから食堂ではなくカフェと名づけました。
なるほどね。
食堂やったらどこでもあるやん。
だけどこんな田舎でカフェって…。
ヘヘヘヘ…。
じゃあ桃ちゃんこの素敵なカフェのある今日の舞台のご紹介お願いします!はい。
ここは徳島県美波町。
徳島市から車で1時間半。
三方を山に囲まれ峠を越えた先にある小さな漁村伊座利地区が今日の舞台です。
およそ50世帯100人が暮らすこの地域を支える唯一の産業は漁業。
冬から初夏までは定置網漁。
そして夏から秋にはあわびの海女漁が行われています。
そんな伊座利には郵便局も銀行も駅もなければ横断歩道も信号機もありません。
なんもないやん。
何もないけど何かがある。
何もないけど何かある。
何もないけど何かある言うのがうちのうたい文句よ。
「何もないけど何かある」。
それが伊座利を愛する人々の合言葉です。
由利子さんと友春さんがやって来たのはお二人のお気に入りの場所明神山の山頂です。
(由利子さん)私ら子供の時分から遠足とかそんなんでここで歩いて…。
こここうやって上がったら伊座利が見えるんよ。
ああ…。
いやあいい眺めだ。
そやけん何なるんですわ…船!
(友春さん)鉄道はないんよ。
乗り物はない。
(鈴)
(拍手)はい。
徳島県美波町伊座利地区で生まれ育った由利子さんは中学校卒業後大阪の理容学校へ進みます。
そして21歳の時伊座利で漁師をしていた友春さんとの結婚を機にふるさとへ戻りました。
(由利子さん)ごみごみした中でおるよりもほんまに伊座利がいいです。
のんびりして自分らの好きなように…なんでも出来るし。
かつては住民が400人を超えていた伊座利地区ですが由利子さんが結婚した頃から過疎が進み人口はおよそ100人にまで減少。
子供たちの遊ぶ声を聞く事は少なくなりました。
私子供4人おるけど一番下の子だけが同級生がおるけどあと上3人は全部1人で入学して1人で卒業していったんです。
伊座利にもっと人を呼ぼう!地域の人たちが立ち上がりました。
海での自然体験イベントを企画し移住者の受け入れ体制を整えました。
さらに地域おこしの拠点として由利子さんを代表にしたカフェを開く事になったんです。
(由利子さん)こんな陸の孤島やったけん色んな人とのこの交流を持つようにっていう事で私がこうして伊座利に住む7人の女性が集まり地元自治体の資金でそしてこのイザリCafeを目当てに県の内外から多くの人が訪れるようになりました。
新たな活躍の場を得て由利子さんを始めイザリCafeの女性スタッフはますます輝きを増しています。
最初はねいらっしゃいませとかそういうのがちょっと言葉が出なくって…。
ちょっと出来るんかな?とか思いましたけどね。
みんなが一致協力してここへ向かっていくというか…。
やっぱお客さんとこう…会話があったり。
誰かが何かをこういうふうにしようって言うたらこれにみんな全部協力するけんな。
そやから何があっても多分色んな事をほんまに出来るんと思うんよ。
というわけで本日は徳島県は美波町伊座利地区で海女カフェを開いたベテラン海女さんと地域の人々のお話です。
「な〜んにもないけどなにかある」を合言葉に伊座利のために明るく奮闘するおっちゃんおばちゃんたちはほんとにかっけえなー!今日の舞台は徳島県美波町の伊座利地区。
人口およそ100人のこの漁村でふるさとを愛する7人の女性が集まりオープンしたイザリCafeです。
日曜日午前11時の開店前ですでにこの人なんですもんねえ。
(店員)お待たせしました。
おはようございます。
車で3時間かけて来る方もいらっしゃいます。
24席の店内はあっという間に満席!そんなイザリCafeの代表が今日の主人公…。
ねえ由利子さん伊座利が活気づいてよかったですねえ。
でもちょっと忙しくなっちゃって大変じゃないですか?だけどここが出来る前であったら私たち飲んでばっかりやったからな。
アハハ…!そうなんだ。
うん。
あっ今作っているのはこれなんですか?ジャンボ海老フライです。
あー…もう確かにジャンボですねえ。
おっきい!おっきいねえ。
衣は薄く肉厚の海老フライはこの時期の人気メニューです。
じゃこのジャンボ海老フライにお刺し身付けてくださいな。
それが西田さん…。
はい。
今日はお刺し身がないんです。
えっ!?7月から10月いっぱいまで台風の影響で定置網漁が行われないため竿で釣るお魚だけが頼り。
仕入れがない日も多いんです。
ああなるほど…。
(由利子さん)自然を相手にさせてもらいよんで何時間もかけて来たのに!って言われたり。
そんなんはもう頭下げる以外なんにもないんです。
ああそうか…。
でもそんな時に頼りになるのが伊座利の男です。
おお!はいお魚です。
由利子さんの夫友春さんが仲間と一緒にお魚を釣ってきてくれました。
この日の釣果はハマチとシイラ計6匹です。
おお〜!友春さんやるじゃないですか!やっと手に入れてくれたんで。
釣りに行ってくれたんで。
はい。
ヘヘヘ…。
だって…行ってくれな刺し身ないしな。
ハハハ…ないしねえ。
ヘヘヘヘ…。
由利ちゃんチューしたらなあかんわ。
えっ?チューするの?アハハ…アハハハ…。
ラブラブや。
(由利子さん)誰がや!じゃあ今日のお客さんが食べられるのはラブラブお刺し身定食だ!アハハハハ…。
定置網漁が始まる11月からは日によって4〜5種類のお刺し身が定食につきますよ。
いや〜楽しみだ!アハハハハ…。
閉店後のイザリCafe。
由利子さんたちはまだキッチンにいました。
この日は地域の人たちが集まって一緒に食事をします。
こちらは由利子さんお得意の関東煮です。
いつも何かがあったらこうやって炊いて。
みんなで。
伊座利では何か機会があるごとにみんなが集まるんです。
あ〜いいですねえ。
うん。
どこでも座ってや。
ハハハハ…いや楽しそうだなこりゃ。
こちらは由利子さんの次男真さんです。
一時大阪へ勤めに出ていましたが今は伊座利に戻ってあとを継いでくれています。
いや〜まこっちゃん嬉しいなぁ。
いらんて…いらん。
ほんま戻ってこんでよろしい言うたん…。
ヘヘヘヘ…。
ねえねえ。
ハハハハ…。
今1個も嬉しく…。
嬉しかったくせになぁ。
アハハハハ…。
ねえ真さんお母さんたちがカフェ始めて伊座利はどうですか?変わりましたか?まあ活気が出たん違うかな。
昔に比べたら。
そうだよねえ。
みんなが家族のように暮らす伊座利には移住者も増えています。
こちらの景山さんご夫婦は4年前に大阪から移り住んで漁師となり3人のお子さんがここで生まれました。
へえ〜。
都会よりはこっちの方が断然いいですね僕は。
みんああったかい人でほんま…まあ厳しい時は厳しいですけど。
ねえ新しくやって来る人そして戻ってくる人。
みんなそれぞれがなんにもないこの伊座利に来て大切な何かを見つけてます。
いやぁ人が来てくれるってやっぱり嬉しいよね。
ねえ由利子さん。
っていうのがあります。
由利子さんの思いは伊座利を愛するみんなの思いです。
この日由利子さんはカフェをお休みして友春さんと一緒に海女漁に出ます。
ヘヘヘ…いつも一緒で仲がいいですね。
いや仲悪い。
ヘヘヘヘ…。
ケンカばっかりしよる。
ヘヘヘ…。
えっ?そう?じゃあケンカするとどうなっちゃうの?いや家内の方が勝ちますよ。
ああ…。
(由利子さん)よう都合のそんなええような事…。
結婚して44年。
いつも2人で船に乗ってきました。
この日は今年最後の海女漁です。
いや〜楽しみですねえ。
生まれ育った伊座利の海。
漁のポイントを熟知しているお二人ですもんねえ。
さあ今日の漁場が決まりました!ウエットスーツに着替えてまずは由利子さんからうーん…ジャッボ〜ン!そして友春さんもジャッボ〜ン!由利子さんが抱えているのは磯桶。
かつては木製でしたが今では発泡スチロールに変わりました。
あわびを見つけると水中に潜りノミと呼ばれる道具を使って岩からはがします。
ああ…どうですかねえ?とれたんですかね?あっおお…とれましたね〜。
この日は波が高く漁は1時間で終了です。
由利子さんどうでした?とったん?7〜8つあると思う。
おお!すごいじゃないですか!友春さんもあがってきましたね。
5個。
ハハハ!じゃあ今日は由利子さんの勝ちだ。
いいえ。
それが違うんです!え?あの…金にしたらお父さんの方が勝ちやけんな。
え?え?どういう事ですか?え?伊座利でとれるあわびには黒あわびと赤あわびの2種類があります。
ほう〜!黒あわびは岩の隙間などとりにくい場所に生息しています。
身は硬くてお刺し身向き。
なるほど。
値段も赤あわびより3割ほど高めなんです。
そういう事なんですか。
うわ〜勉強になりました。
毎週水曜日イザリCafeではお弁当が作られます。
地域のお年寄りのために配達サービスを行っているんです。
おかずだけなら500円ご飯が付いて600円です。
ばあさん!おかず持ってきたよ。
おかず!はいはい。
ありがとう。
500円?うん。
はい。
はい。
はいありがとう。
ほなこれな。
うん。
はいはい。
おっちゃんすんません遅うなって。
こちらは配達を始めた時から欠かさず注文してくれている浜名祥太郎さんです。
皆勤ですわ。
アハハ!いつも楽しみにしてます。
配達に来たら元気にしてるかなっていうんも私たちにもわかるんでそれもいいなと思います。
いやあいいですね〜。
お弁当と一緒に笑顔を運ぶ。
イザリCafeは地域のお年寄りを元気にしています。
過疎化を食い止めようと住民たちが力を合わせる伊座利地区。
その最初が学校を守る事でした。
2000年から伊座利では漁村留学制度を設けました。
これで一時5人にまで減った児童生徒の数が24人に増えたそうです。
ほお〜すごいじゃん!漁村留学という事でもうこちらに引っ越して生活も一緒にして…。
のびのびと生活してる感じはすごい受けます。
ねえみんな!伊座利のどんなところが好きですか?遊ぶ。
いろんな体験が出来る。
行事が面白い。
磯学習。
アジもいる!アハハハハ!アジいるねえ。
こちらは3年前に徳島市から移住してきた今津晶代先生です。
困った時は助けてくださるし甘えさせてくれるのでなんかすごく来てよかったなって…。
そして土曜日の朝その今津晶代先生が浜にやってきました。
そしてもう1人。
伊座利に着いたのは会社員の鈴木歩海さんです。
東京から8時間かけて高速バスで来ました。
お二人はこの日由利子さんが講師となる海女さん体験塾に参加します。
海女漁の事を知ってもらおうと去年から始まりました。
一緒に楽しくしたらいいなあと思います。
東京から来た歩海さんは2度目。
晶代先生は初参加です。
眠気も吹っ飛びますねこのきれいな海を見ると。
うん!ねえ。
いい機会なんで頑張ります。
真さんもインストラクターを務めます。
潜る前に基本的なあわびのとり方を教えてもらいます。
さあ伊座利の海女さん体験塾スタートです!まずは晶代先生です。
どうでしょうか?あら?どうした?うーん…なかなかうまく沈めないようです。
(由利子さん)お尻を…。
(晶代さん)わからん。
じゃあ由利子さんに手伝ってもらって…。
どうですかね?あら?あれ?あれ?あれ?溺れるわ!溺れちゃう!初めてだからねえ。
さあ東京から参加の歩海さんはどうなんでしょう?ああっうまいもんですねえ!ああ…。
あれ?見つけたのかな?すごいじゃん。
あっとってんじゃない!おっすごいすごい!とったね。
まあ二度目だからね。
でも昌代先生負けてられませんよ。
頑張りましょう。
あわびはねもう目の前にありますから。
ほら。
よいしょ。
いこういこういこう!あっ駄目か…駄目か。
あっあわびが動き始めた。
どっか行っちゃいますよ。
歩海さんは?あ〜とったんだね。
大したもんだ。
1時間半の海女漁体験も終了の時間です。
いやあお疲れさまでした。
お尻が沈みません。
なかなか自分で見つけるっていうのが難しいですね。
結構見つけたじゃないですか。
まあいい経験…。
ハハハ…!面白かった。
よかった。
ハハハハハ!この日の成果は歩海さんが2個昌代先生は残念ながらゼロでした。
とった感じで…。
うん。
とったつもりでね。
いいんじゃないですか。
さあこのあとはみんなであわびを頂きます。
そうなんです。
こっちの方が大事なんですから。
海女さん体験塾に続いては漁村留学の子供たちも参加してのあわび料理体験です。
お〜すごいなあ。
さあうまく殻外せるか?どうしたかな?あ…あれ?ぐちゃぐちゃになっちゃったね。
高級食材だけどねこれ。
結構硬い。
硬い。
硬いのよね。
あ〜うまくいったじゃないですか!西田さん。
はいはい。
こちらではあわびの味噌焼きが出来上がりました。
おっ味噌焼き。
うまそうだな。
どうですか?味噌焼き初めてですけど美味しいです。
うまいでしょうね。
うわっ磯の香りがごっつい。
あっ美味しい。
美味しい。
アハハハ…。
うまいだろうねそりゃ。
伊座利の自然を学び伊座利の自然を美味しく頂く。
最高の1日でした。
ねっ由利子さん。
また自分がよそへ出て行った時にあっこんなんやったなあんなんやったなっていうて思い出してくれたらそれはもう一番我々にとっては最高と思います。
イザリCafeが出来て6年が経ち由利子さんと友春さんのふるさと伊座利も少しずつ変わり始めました。
こんなところに来てねこんなところにカフェこしらえてお客さん来るかって思っとったんよ。
(友春さん)でもこの頃じゃすごいもんね。
カフェに行きよるけんいろんな人と接していろんな話を聞いたりとか出来るけん別に今どうこうじゃなしに…。
いいなあとは思います。
50世帯100人が住む小さな漁村。
ここに出来たカフェはたくさんの人たちが集まりたくさんの笑顔が生まれる場所になりました。
なんにもないけど何かある。
私その何かをずーっと考えてました。
そして感じました。
その何かとは伊座利に住む人訪れる人それぞれの心の中に生まれるものなんじゃないかなあって。
由利子さん友春さんそして伊座利の皆さんこれからも大好きな伊座利を守り続けていってください。
そして未来を作っていってください。
応援してまーす!はい楽園通信です。
桃ちゃんこれからの季節イザリCafeのオススメはなんでしょう?はーい。
今年のあわびの海女漁は終了しましたがこれからは伊勢海老の季節。
ええ。
お刺し身網焼きお味噌汁などで頂けます。
11月からは定置網漁も始まりお刺し身定食もオススメですよ。
いいな。
いいな。
2階には港の景色を楽しめる宿泊施設もあります。
はいありがとうござりました!2015/09/06(日) 13:55〜14:25
ABCテレビ1
人生の楽園[再][字]

新しい人生を選択し、夢を実現した人がいます。「人生には楽園が必要だ」で始まるこの番組は、“新しい生き方”を提案する大人のための「いい人生の歩き方」発見番組です。

詳細情報
◇番組内容
『小さな漁村の海女カフェ』 楽園の舞台は徳島県美波町。海の幸豊かな伊座利地区で、アワビを素潜りで獲っている主人公夫婦。人口100人程の小さな漁村を活気づけようと、地域の人たちと“海女カフェ”を営んでいます。アワビを贅沢に使った料理や刺身定食などが人気です。
◇出演者
【楽園の案内人】西田敏行、菊池桃子
◇おしらせ
☆番組HP
 http://www.tv-asahi.co.jp/rakuen/
◇おしらせ2
この番組は、朝日放送の『青少年に見てもらいたい番組』に指定されています。

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
福祉 – 高齢者

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz

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