おはようございます。
2学期も始まり子どもたちは夏休み気分が抜けてきた頃でしょうか。
今月の「マンスリーリポート」まず特集です。
今回はこの4月にデビューしたばかりの新人お天気キャスターの一日に密着しました。
このあとの雨雲の動きを見てみますと…。
今年の4月から夕方のニュース番組「VOICE」と午後の情報番組「ちちんぷいぷい」で気象情報を担当する西池沙織キャスター。
西池キャスターは去年気象予報士の資格を取ったばかりの新人お天気キャスターです。
毎朝10時30分にMBSに出勤。
すぐに日本気象協会から発表されるさまざまな気象データをチェックします。
そしてその日何を優先して伝えていくかを先輩気象キャスターと相談しながら決めます。
(西池さん)12日…まあそれはいちばん下にこうね…。
猛暑日が続いていることをわかりやすく伝えるために猛暑日のカレンダーを作ることにしました。
新人の西池キャスターにとって頼りになるのは大先輩の高田斉キャスター。
高田キャスターはNHKなどでおよそ30年間活躍したベテランです。
その高田キャスターのアドバイスも生かして「ちちんぷいぷい」で伝えるコメントを考えます。
(西池さん)お待たせしました。
(原田)ああ〜。
どのような情報を伝えるのかが固まると「ちちんぷいぷい」の担当デスクに声を掛け打ち合わせを行います。
(原田)きょうも
(原田)きょうも雷雨ありそう?
(原田)
(西池さん)
(西池さん)いつもみたいに伝える情報が決まれば次は天気図や各地の天気降水確率など順番を決めテレビの画面に出すコンピューターグラフィックを発注します。
更に「ちちんぷいぷい」の出演前に衣装を着替えに行きますがそんなときもつい…。
(スタッフ)やっぱり気になります?
(西池さん)ふふふっふふっ。
「ちちんぷいぷい」ではその日強調したいひと言をフリップで表現します。
この日いちばん伝えたいことは猛暑日が3日後に途切れるということで「猛暑もうすぐ息切れ」というひと言にまとめることにしました。
ところが出演直前になって兵庫県内に雷雲が発生したという情報が入ってきました。
そこで…雷雨の警報が出ていないか神戸地方気象台に電話をして確認します。
気象情報を担当している西池と申します。
まだ警報は出ていませんがいつ警報が出るかわかりません。
視聴者に最新の情報を伝えるのがお天気キャスターの役目。
気にかかります。
(スタッフ)緊張ってあるもんなんですか?西池さん。
はい?
(スタッフ)緊張ってあるもんなんです?こっちがなんかいつも…。
下がってる?西池キャスターは気象予報士になる前NHKでリポーターなどを務めていました。
人前で話すことはなれていますが本番はさすがに緊張感が高まります。
木曜日には雨の…。
そして本番。
まずは「きょうのひとこと」。
早速「きょうのひとこと」ですがこちらです。
(西池さん)なりそうなんです。
モニターの画面を必死に目で追いながらの解説。
言葉に詰まったりしないように一生懸命です。
放送中に雨が降りだしましたがそれに気付く余裕はありませんでした。
降ってきますかね?間近で見ていたアシスタントディレクターからもっと余裕を持って話すようにアドバイスされました。
(高田さん)あっお疲れでした。
(西池さん)帰りました〜。
「ちちんぷいぷい」が終わって息をつく間もなく次は「VOICE」の打ち合わせ。
この日はお天気コーナーの前に夜の動物園を紹介するニュースがありそれを受けて夜の気温も高く熱帯夜になる可能性があることを伝えることにしました。
・警報いってレーダーいって…。
(西池さん)この竜巻注意情報…。
「VOICE」の放送本番まで15分。
ニュースを伝える西村キャスターや「VOICE」デスクと最後の打ち合わせを行います。
(小野)まず
(小野)お昼よりはましだけど…。
(西池さん)それでいいですか?
(小野)それでいいそれでいい。
(「VOICE」オープニング曲)432…。
そして「VOICE」が始まりました。
こんにちは。
西靖です。
西池キャスターの出番まであと少し。
「VOICE」の放送を見ながら警報や注意報が出ていないかギリギリまで最新の情報をチェックします。
さていよいよ本番。
コマーシャルの合間にスタジオ入り。
西池キャスターに与えられた時間はおよそ3分。
しかし前のニュースが長くなると天気の時間が短くなるのでそれに合わせてコメントなども変えなければなりません。
(ナレーション)
動物も人間も同じ
夜の動物園のニュースが始まりました。
このあとすぐに気象コーナーです。
(西村)はい。
実際にビルを背景に都会の中のジャングルみたいな感じでしたけどやっぱり夜は元気よく動いてましたね動物たち。
元気でしたね。
今年の夏はですねもういつもと違ってまだ夜も暑いんですね。
そうなんですか。
はい。
今夜の気温見てみましょう。
テレビの画面ではキャスターの後ろに映る天気図なども実際のスタジオでは映っていません。
テレビのモニター画面を見ながら場所を確認して棒を指し示すのですがこれが結構難しいのです。
これまで何度も何度も練習を重ねてきました。
お疲れさまでした。
ありがとうございました。
失敗なく無事終わりましたが…。
皆さんもうほんとに独自色をどう作り上げていくのか西池キャスターの挑戦は始まったばかりです。
特集でした。
次にMBSラジオなど大阪のAMラジオ3局にこのほどFMの電波を使った補完放送の予備免許が交付されました。
交付式は大阪・中央区の近畿総合通信局で行われMBSの三村景一社長をはじめ3局の社長に免許が手渡されました。
FMの電波はAMに比べてビルやマンションが密集する都市部に届きやすいため「都市型難聴」への対策として有効とされていて大阪の都心部などでも高音質でMBSラジオが楽しめるようになります。
新しいMBSラジオのFM補完放送の周波数は90.6メガヘルツで次に小学校の社会科の教科書に取り上げられている放送局の仕事について理解を深めてもらおうと小学校の先生たちを招いて報道現場を見学してもらう研修会が開かれました。
MBS本社で開かれた研修会には3日間でおよそ60人の小学校教師が参加しました。
中継車を使って模擬中継を行いリポーターやカメラマンを体験しました。
・この茶屋町周辺では後ろに見えますように…。
また夕方のニュース番組「VOICE」を放送しているスタジオなどを見学しました。
ほんとにいつもたくさんMBSは近畿各地の小学校に出向く出張授業も行っていて放送局の仕事や情報の大切さを子どもたちに伝える活動をしています。
おしまいに放送文化の振興に寄与することを目的に設立された元毎日放送社長の高橋信三記念放送文化振興基金の今年の助成事業が決まり交付式が行われました。
高橋信三基金は放送に関する調査・研究や放送文化の発展・向上普及に関する事業に対して毎年助成金を給付しています。
今年は九州大学阪南大学などの研究者や学生による7件の調査・研究と団体による映像作品上映会やシンポジウムなど3つの事業に対して50万円から100万円の助成金を給付することになりました。
「MBSマンスリーリポート」次回は10月4日日曜日にお送りします。
きょうはこのへんで失礼いたします。
2015/09/06(日) 05:15〜05:30
MBS毎日放送
MBSマンスリーリポート[字]
▽前月のMBS番組審議会の報告やMBSテレビ・ラジオの番組情報、番組製作の模様、放送技術の取り組み、MBS主催・後援のイベント情報などをお伝えします。
詳細情報
番組内容
・特集:新人お天気キャスターの一日
・FM補完放送 予備免許交付
・小学校教師が報道現場を見学
・高橋信三記念放送文化振興基金
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
福祉 – 文字(字幕)
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