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【埼玉】越谷住民 後片付けに追われる 書店員「ぬれた本に心痛む」
県内で最も大雨の被害が大きかった越谷市では、十一日朝にはほとんどの浸水地域で水が引き、被災住民が後片付けに追われた。 十日早朝から線路が冠水し同日夕方まで運休となった東武伊勢崎線せんげん台駅は、十一日は平常通りとなった。ただ、駅周辺の商店の被害は大きく、駅出口脇のコンビニエンスストアは商品を総入れ替え。店の前に大量のぬれた本を山積みにしていた書店の店員は「少しでもぬれたら商品にはならない。本がもったいなくて心が痛む」と肩を落とした。 校庭が冠水した同市立弥栄(やさか)小では、水の引いた校庭で児童が写生する姿も見られた。付近の主婦(38)は「昨日の様子を見たらとても登校できないかと思ったが、水が引いてよかった。でも自宅の後片付けは大変」と話した。 市内では十一日も計五人が二つの地区センターで避難を続けているが、十二日に帰宅するという。 PR情報
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