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汚染牧草、本格焼却24日に開始 仙台市

 仙台市は11日、東京電力福島第1原発事故で放射性物質に汚染された牧草とほだ木の本格焼却を24日に始めると発表した。7月に実施した試験焼却で、施設周辺の空間放射線量や灰の放射性物質濃度に影響がないことを確認した。
 本格焼却は来年2月にかけ、市のごみ焼却施設の今泉(若林区)、葛岡(青葉区)、松森(泉区)の3工場で実施。市内の農家が保管中で放射性セシウムが1キログラム当たり8000ベクレル以下の牧草約305トンと、ほだ木約225トンを通常のごみに混ぜる。
 各施設の空間放射線量や灰の放射性物質濃度は毎週測定し、市のウェブサイトで月1回公表する予定。
 試験焼却は7月13〜17日に牧草約16トン、ほだ木約21トンを3工場で実施。焼却時の空間放射線量などの測定値は焼却していない時と同程度だったという。


2015年08月12日水曜日

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