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【プロ野球】

黒田9勝、虎を8イニング無失点 首位ヤクルトと4差

2015年9月12日 紙面から

8イニング2安打無失点で9勝目を挙げた広島・黒田

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 8回、代打梅野を右飛に打ち取ると、広島先発の黒田は悠然とマウンドを降りた。三塁を踏ませず、8イニング2安打を無失点に抑えて9勝目。「阪神はいい打線。こういうピッチングができて自信になる」と笑った。

 制球力抜群で、変化球をコーナーに集め凡打の山を築いた。2回は福留に左翼線二塁打を浴びたが「後の打者を抑えればいい」と動じることはなかった。8イニングで104球。2007年6月3日の楽天戦以来、日本球界復帰後初の完封も視界に入った。「まだ(余力は)ありましたよ。ザキ(中崎)や大瀬良が毎試合スタンバイしていたから休ませてあげたいと思っていたんですが。もう少し若かったらね」。首脳陣の判断で、この回で任務を終えた。

 2桁勝利に王手。チームも引き分けを挟み3連勝し、首位ヤクルトとのゲーム差を4に縮めた。「目の前の試合を、粘り強くしぶとくやっていくしかない」。40歳右腕の快投が、逆転での優勝やクライマックスシリーズ(CS)進出に向けてチームを鼓舞した。(市尻達拡)

 

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