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【プロ野球】

原督監、リリーフ総動員指令 逆転Vへ臨機応変

2015年9月12日 紙面から

新幹線を待つ間に記者の質問に答える巨人の原監督=JR新神戸駅で(岩本旭人撮影)

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 巨人・原辰徳監督(57)が11日、新神戸駅で取材に応じ、残り16試合は勝利の方程式にこだわらず、リリーフ陣を総動員する方針を示した。

 9日の阪神戦は延長11回にマシソンが打たれ、サヨナラ負け。10日の同戦は8回に山口が1死も奪えず降板した。V争いが佳境を迎える中、これまで勝ちゲームの7回以降を支えてきた両投手がそろって不調。守護神・沢村へつなぐ継投パターンが、確立できていない状況だ。

 指揮官はリリーフ陣の話題に「理想通りにはいかない。(ここからは)理想というのはどこかに置いて、ということ」と、臨機応変に投手起用する考え。ただ、斎藤投手コーチが「2人とも球威がなくなっているのは間違いない。でも配球で補えるところはある」と話すように、経験豊富な両投手の力が必要不可欠なのも確か。宮国や戸根ら若手の状態と比較しながら、やりくりしていくことになりそうだ。

 数字上、逆転優勝への道のりは険しい。ただ、10月勝負に持ち込めば経験値に勝る王者にも勝機が見えてくる。「今、力を出せなければプロとして能力がないと判断されても仕方がない。われわれとしては、(10月勝負に)持ち込まないといけない」と原監督。その先に栄光が待つと信じ、粘り強く戦っていく。 (佐藤啓)

 

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