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【ゴルフ】

服部真夕、国内メジャー初制覇へ単独首位発進

2015年9月11日 紙面から

第1日、11番でティーショットを放つ服部真夕=長崎・パサージュ琴海アイランドGCで(武藤健一撮影)

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◇日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯<第1日>

 ▽10日、長崎市・パサージュ琴海アイランドGC(6735ヤード、パー72)▽晴れ、気温26・5度、風速7メートル▽賞金総額1億4000万円、優勝2520万円▽132選手▽観衆2221人

 8月から波に乗る服部真夕(27)=LIXIL=が強風の中を5バーディー、1ボギーの68で回り、4アンダー単独首位発進を決めた。3週前に3年ぶりVを果たしたばかりの服部はショット&パットの好調を持続。アプローチイップスは治らぬままというが、自身初の国内メジャー制覇を目指す。1打差の3アンダー2位に吉田弓美子(28)、藤本麻子(25)=富士通、ジャン・ウンビ(韓国)、2アンダー5位に堀琴音(19)=東芝=が続いている。3週連続Vを狙うイ・ボミ(韓国)は1オーバー20位発進。

 ティーショットはできるだけフェアウエーへ。そしてショットでパーオン−。グリーンを外してアプローチをしなければならない場面が来ても、「必ずドキドキするし、怖さは消えていないけど、とにかく3メートルにでも乗ればパッティングで何とかパーセーブする」と服部。自らアプローチイップスを公言、その弱点を抱えながらも、難セッティングの公式戦(メジャー)でトップ発進してみせた。

 午前のインコースからスタート。11番で左ラフからグリーン左手前、そこから寄らず入らずのボギーが先行したが、めげることはなかった。自身の飛距離を生かせる13、15番のパー5でいずれも5メートルのチャンスを決めてバーディー。16番でも6メートルを沈めると、1番パー5は残り92ヤードの第3打をピンそば1・5メートルに。さらに8番パー3で3メートルをものにして、出場132選手の先頭に立った。

 「きょうはアプローチもわりと良かったんです。先々週のニトリレディスで最終日、あの難しい小樽CCの強風の中、アンダーパー(2アンダー70)で回れたのがすごく自信になってる」

 風に強い、重い打球でグリーンをとらえ、高速グリーンでもきっちりタッチを合わせたパッティングができた。今季リカバリー率(パーオンできなかったホールにおいてパー以上のスコアで上がる確率)はいまだ43・2665で規定ラウンドを満たす選手96人中の95位だが、それはそれ。ショット&パットで公式戦も攻め抜くつもりだ。

 「きょうは本当に満足のゴルフ。メジャーはやっぱり取りたいタイトルですけど、今はあと3日、一つ一つに集中して大事にやっていくことが目標です」と控えめだが、メジャー初制覇へ、大きな手応えも感じている。 (月橋文美)

 

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