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米同時多発テロ事件14年 追悼式典9月11日 22時53分
3000人近くが犠牲になったアメリカでの同時多発テロ事件から14年となり、現場の1つ、ニューヨークの世界貿易センタービルの跡地では、犠牲者を追悼する式典が開かれました。
14年前の2001年9月11日に起きた同時多発テロ事件では、ハイジャックされた4機の旅客機が、ニューヨークの世界貿易センタービルや、ワシントン郊外の国防総省などに激突し、日本人24人を含む3000人近くが犠牲となりました。
このうち、崩壊した世界貿易センタービルの跡地では、11日、遺族や政府の関係者が参加して追悼式典が開かれ、旅客機がビルなどに激突した時間に合わせて出席者が黙とうをささげました。また、遺族の代表が犠牲者一人一人の名前を読み上げて追悼しました。
跡地にはアメリカで最も高いビルが去年11月に開業し、大勢のビジネスマンや観光客が日々訪れるなど、かつてのにぎわいを取り戻しつつあります。
一方で、同時多発テロ事件をきっかけに始まったアメリカの軍事行動は14年たった今も終わらず、去年からはイラクやシリアで過激派組織IS=イスラミックステートに対する新たな軍事作戦が続けられています。
このうち、崩壊した世界貿易センタービルの跡地では、11日、遺族や政府の関係者が参加して追悼式典が開かれ、旅客機がビルなどに激突した時間に合わせて出席者が黙とうをささげました。また、遺族の代表が犠牲者一人一人の名前を読み上げて追悼しました。
跡地にはアメリカで最も高いビルが去年11月に開業し、大勢のビジネスマンや観光客が日々訪れるなど、かつてのにぎわいを取り戻しつつあります。
一方で、同時多発テロ事件をきっかけに始まったアメリカの軍事行動は14年たった今も終わらず、去年からはイラクやシリアで過激派組織IS=イスラミックステートに対する新たな軍事作戦が続けられています。
オバマ大統領夫妻も黙とう
アメリカのオバマ大統領は、1機目の旅客機がニューヨークの世界貿易センタービルに激突した午前8時46分(日本時間の午後9時46分)に合わせて、ホワイトハウスの南側の庭園「サウスローン」で、ミシェル夫人やライス大統領補佐官らおよそ200人とともに黙とうをささげました。
オバマ大統領はみずからのツイッターに「9月11日のテロ攻撃から14年、われわれは失った人たちを思い、安全を確保するため尽くしている人々すべてに敬意を表する」と書き込みました。
オバマ大統領はみずからのツイッターに「9月11日のテロ攻撃から14年、われわれは失った人たちを思い、安全を確保するため尽くしている人々すべてに敬意を表する」と書き込みました。
米国防総省でも追悼式典
同時多発テロ事件で、ハイジャックされた旅客機が激突し184人が犠牲になった首都ワシントン郊外の国防総省でも、11日、追悼式典が行われました。
式典には、カーター国防長官、それに犠牲者の遺族らが出席し、全員で黙とうをささげ、犠牲者を追悼しました。
このあとのスピーチで、カーター長官は「アメリカを脅かそうとたくらむテロリストがもはや成功することはない。テロリストはどこに隠れようとも、決してわれわれから逃れられないことを学んだだろう。テロの脅威は形を変えて広がっているが、テロリストに対するわれわれの決意は変わることがない」と述べ、過激派組織IS=イスラミックステートとの戦いが続くなか、テロの脅威に対して断固とした姿勢で臨むと強調しました。
式典には、カーター国防長官、それに犠牲者の遺族らが出席し、全員で黙とうをささげ、犠牲者を追悼しました。
このあとのスピーチで、カーター長官は「アメリカを脅かそうとたくらむテロリストがもはや成功することはない。テロリストはどこに隠れようとも、決してわれわれから逃れられないことを学んだだろう。テロの脅威は形を変えて広がっているが、テロリストに対するわれわれの決意は変わることがない」と述べ、過激派組織IS=イスラミックステートとの戦いが続くなか、テロの脅威に対して断固とした姿勢で臨むと強調しました。