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【サッカー】

10・8 シリア戦は正念場 ハリル監督「一番強い」

2015年9月10日 紙面から

アフガニスタン戦を終え帰国したサッカー日本代表のハリルホジッチ監督=羽田空港で(佐藤哲紀撮影)

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 サッカーW杯ロシア大会アジア2次予選E組第3戦(8日・テヘラン)でアフガニスタンに6−0で快勝した日本代表が9日、帰国した。バヒド・ハリルホジッチ監督(63)は早くも、10月8日に中立地・オマーンで行われる同組首位のシリア戦へ警戒感を強めた。

 勝利の余韻に浸る余裕はない。6発大勝に、ハリルホジッチ監督は「美しい勝利だった」と満足感をにじませたが「おそらく、このグループで一番強いのがシリアではないかと思っている」と、早くも次戦を見据えた。

 今予選初の国外マッチに6−0で圧勝。地力の差を見せつけたものの、日本の攻撃レベルが劇的に変わったわけではない。過去2戦に比べて、日本の攻撃時の工夫が成果となった場面は増えたが、徹底的に引いた相手への対策という面では、課題が完全にクリアされたわけではない。

 それだけに危機感はある。シリアは3試合で13得点無失点、3戦全勝でE組首位に立つ。無条件で最終予選に進めるのは、各組の1位だけ。日本は直接対決で負ければ、自力での1位通過はできなくなる。

 2得点した香川は「シリアとは、いつも厳しい戦いをしている」と表情を引き締めた。霜田技術委員長も「日程は詰まっているが、同時並行的に(シリアの)分析もやっている」と語るなど、準備を進めている。

 シリア戦も含めた年内4試合は、ハリルホジッチ監督が「チームを向上させるために必要」と語り続ける海外での戦い。結果と内容を求めながら、ロシアに向けて加速していく。(松落大樹)

 

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