菅野を軸にローテ再編へ

　巨人は８日、阪神戦の中止を受けて原辰徳監督（５７）が「いろいろ二転三転しますね」と先発ローテの再編を示唆した。エース菅野智之投手（２５）を軸に、逆転Ｖへの道筋をつける。

　この３連戦は当初、ポレダ、マイコラス、菅野の順だった。９日は予定通り、蓄積疲労から約３週間ぶりに復帰するマイコラス。１０日の先発について斎藤投手コーチは「考えさせて」と言葉を濁したが、カギとなるのは１５日の広島戦だ。ここに高木勇を回すか、菅野をぶつけるか。

　前者の場合は、高木勇が１勝４敗と苦手にしているＤｅＮＡ戦（１２、１３日）を回避し、１勝１敗ながら防御率１・６１と好相性の広島に当たる。菅野は１８日のヤクルト戦から中５日で２４日の広島戦と、勝負どころの７連戦で２度、投げられる。

　後者の場合は菅野が今季０勝３敗、防御率６・８９と鬼門のヤクルト戦（１８、１９日）を避け２２、２８日の阪神戦へ。ともに今季の防御率が１点台前半と得意にしている広島、阪神を料理する算段。

　いずれにせよ、２年連続で開幕投手を務めた菅野が軸となる。　（小林孝一郎）