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 北海道大学(札幌市北区)構内の畑で8月下旬から9月1日にかけ、開発のため栽培していた新品種のジャガイモ計約220キロがなくなっているのが見つかった。札幌北署は窃盗事件として捜査している。

 同署などによると、ジャガイモが盗まれたのは北大大学院農学研究院が入る建物に隣接する畑。8月28日にジャガイモ約160キロが掘り起こされ、なくなっているのを北大職員や学生が見つけた。9月1日にも約60キロが盗まれたのがわかった。8月15日時点では、畑に異常はなかったという。

 北大によると、栽培していたジャガイモは従来の品種よりもでんぷんの量が多い新品種。今月中にも収穫する予定だったが、栽培していたジャガイモの約7割がなくなった。この畑では他の野菜も育てられていたが、被害に遭ったのはジャガイモだけだったという。