「国連総長出席は残念」=中国抗日戦勝式典で安倍首相

時事通信 / 2015年9月11日 17時27分

Ads

 安倍晋三首相は11日の参院平和安全法制特別委員会で、潘基文国連事務総長が中国の抗日戦争勝利70年記念式典に出席したことについて、「国連は中立であるべきだ。事務総長が式典に出席し、軍事パレードを参観したことは極めて残念だ」と遺憾の意を示した。山本一太氏(自民)への答弁。

 首相は「事務総長はいたずらに特定の過去に焦点を当てるのでなく、自由、民主主義、人権、法の支配といった基本的価値に基づく国際社会の融和と発展を推進する立場から、未来志向の姿勢を取るよう、加盟各国に促すべきだ」と強調した。

 一方、自民党は11日の外交部会などの合同会議で、事務総長の式典出席は「著しく中立性を欠くものであり甚だ遺憾だ」として、国連に抗議するよう政府に求める文書をまとめた。 

[時事通信社]

jiji

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング