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【東日本豪雨】
除染廃棄物の袋が川に流出 30袋回収も「全体の数は分からず」 福島・飯舘村
環境省は11日、大雨で福島県飯舘村の河川が氾濫し、東京電力福島第1原発事故で飛散した放射性物質の除染で出た土や枯れ草などが入った大型の土嚢(どのう)袋が流出したと発表した。約30袋を回収したが全体の流出数は分かっていない。中身の漏洩などは確認されていないという。
同省によると、11日午前6時ごろ、飯舘村役場から環境省に袋が流出していると連絡があった。袋は川に浮いて流れている状態で、連絡を受けた除染業者が回収した。
土嚢袋は約1立方メートルの「フレコンバッグ」と呼ばれる袋で水田に仮置きしていた。飯舘村以外に同県川俣町の仮置き場2カ所でも冠水したが、袋の流出は確認されていないという。