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図書戦投稿者のための超基本ガイド

ましろ

2015年9月8日 08:25

私はpixivで創作をしている立場ですが、ここ最近の投稿マナーの乱れを嘆く声をあちこちで聞くようになり、自分なりに基本的な投稿スタイルについて考えてみました。ガイドと銘打っておりますが、記載内容は「考えるきっかけ」にして頂ければと願うものです。
詳しくは本文にて記載しますので、ご覧ください。
また、この基本ガイドとは別に、投稿者様・ROM様向けにちょっとした質問企画novel/5775054を作らせて頂きました。こちらも本文中にご案内をしましたので、よろしければご確認下さいませ。
（赤文字再追記）
公式タグにてのアナウンスは不適切と改めて判断いたしましたので、公式タグは削除させて頂きます。

図々しいお願いを申し上げますが、私の趣旨にご賛同頂けるのであれば、公開ブックマークで皆さんのフォロワー様に拡散頂きたいと思います。
また、この趣旨に賛同して頂ける方は、質問企画やご自身のフィード、作品内で当ガイドへのリンク等をお願いします。こちらはリンクフリー、イメレス自動承認になっています。

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[chapter:【このガイドを書くにあたって】]

ここ一年ほどで図書戦の小説投稿をされる人が急増しました。
pixivは誰もが簡単に投稿・閲覧できる便利なサイトですが、同時に投稿サイトのマナーやルール等を心得ないままに利用される方も少なくありません。
図書戦二次書きさんは、主に個人サイトでの作品発表が中心で、個々人がルールやマナーを守りながら図書戦という大好きな原作にご迷惑にならないように創作を行って来たと伺っています。
そうやって二次創作をしてきた諸先輩方が長年かけて培ったきたマナー等のノウハウが、pixivという簡単で便利、かつ多数の閲覧を誇る場が浸透することによって、急速に乱れてきていると感じています。

映画続編、SPドラマが公開間近となり、図書戦タグもますます盛り上がりを見せています。
「私も書いてみたい」と二次創作にトライする方もいらっしゃると思います。実際ここ数か月で初書きされる方が大いに増えました。
私も二次創作をする立場ですので、楽しさはよくわかります。
一緒に楽しみたいと思っています。
でも、同時に同じ「図書館戦争タグ」を使う立場として、守って頂きたいことを以下に書かせて頂きました。
どなたかを誹謗中傷するつもりはありませんので、ご理解の上ご覧ください。

また、この件に関しては『コメントのみにてご意見を受け付けます』
私もこうやって投稿することでリスクを背負ってます。一方的にクレーム的なメッセージを受けるのは辛いので、この件で意見を言いたい方は私と同じ土俵に立ってください。

まずはコメントでご意見を書いてください。
その上でもう少し詳しい話を、という場合のみメッセージでの意見を承ります。
コメントなしで送り付けられたメッセージについては読まずに削除します。
また、反論の場という訳ではありませんが、このガイドと同時に、投稿マナーに関する質問企画を立てさせてもらいます。ご意見がある方は、その質問企画にお答え頂き、反論なり持論なりを仰っていただければと思います。

[[jumpuri:質問企画「図書戦投稿者・ROMの意見」 > http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=5775054]]

それでは、次ページより本題になります。

[newpage]

[chapter:【二次創作とは】]

二次創作という言葉の意味をもしご存知でない投稿者様がいらっしゃいましたら、ピクシブ百科事典の[[jumpuri:二次創作 > http://dic.pixiv.net/a/%E4%BA%8C%E6%AC%A1%E5%89%B5%E4%BD%9C]]をご参照ください。

※もし、ピクシブ百科事典そのものをご存知ない、という方のために。
スマホ版では画面をスクロールして頂ければ右下に「ピクシブ百科事典」という文字がありますので、そこからご覧ください。そこにで「二次創作」で検索をかけてもらえれば基本的な知識が得られます。またPC版でご覧の方は、ホーム画面をスクロールして左下の「サービス」という項目の中に「ピクシブ百科事典」がございます。そちらで同じように検索してください。二次創作に限らず、pixiv絡みで調べたいことがあればここを利用するといいですよ。

ここをご覧頂ければ、本来二次創作とは許されていないことがわかると思います。
原作者様および関係各社様が「二次創作はファンの応援行為のひとつであり、非営利かつファン同士で楽しむ範囲内」であることを理由に見逃して下さっていると解釈してください。
まず、これが二次創作をする上での大前提です。
最低限、これだけは理解して創作をして頂きたいと願います。

＊＊＊＊＊＊＊

小説を投稿する際に、タイトル・キャプション・タグ・本文が必要です。
つまり、この全てが揃って始めて「小説作品」であるとも言えます。
タイトルと本文は説明する必要はないかと思いますが、キャプションとタグについては使用方法をよくご存知でない方がいらっしゃるように感じますので、この2点についてご案内します。

[chapter:【キャプションについて】]

「キャプションとは、作品の紹介文のようなものと考えてください。投稿した作品の特徴などを説明した文章を掲載して利用します。過去の作品のリンクを入れることや別のユーザーのリンクを入れることなどもできます。」（ヘルプより引用）

これは、pixivのヘルプに記載されている文章です。
簡潔ですが、これにつきます。作品の紹介文ですので、ネタバレをしない程度に注意書き等を記載するのが望ましいと思います。
もちろん、『キャプション芸』というタグもあるように、時にはちょっとしたおふざけを共有することも楽しみ方のひとつです。でも、それは「時には」だと思います。投稿者様の人となりが垣間見えるのも楽しさのひとつだと思いますが、やり過ぎていては返って興を削ぐことになると思います。特にキャプションで書かれた単語は検索でひっかかります。タグに準じる検索機能があることを思えば、私的なことをここに入れることがいかによろしくないか、ご理解頂けるかと思います。
キャプションを書く際、必要な情報を入れ忘れていませんか？逆に不必要な情報ばかりが入っていませんか？もし、何か私的なメッセージを入れたい場合は、本文中に「前書きor後書き」として入れることをお勧めします。
キャプションは作品の注意書きです。食品を選ぶ時に材料表示を確認するように、キャプションを見て苦手な内容じゃないかを確認している方が多数いらっしゃいます。その機能をキチンと果たせるように心がけて欲しいと思います。

[chapter:【タグについて】]

「タグとは作品のキーワードのようなものだと考えてください。投稿時には最低1つのタグを付ける必要があります。自分が付けたタグと同じタグを持つ作品を探すことができるため、楽しみが広がります。また、適切なタグを付けることにより作品を探しやすくするものです。
※コメント欄ではありません。コメント欄は作品の下部にあります。」（ヘルプより引用）

これがヘルプに記載されているタグの説明です。
タグとは、作品を探しやすくするために使われるものです。
図書館戦争であれば、まず公式タグ「図書館戦争」、公式カップリングタグ「堂郁・小毬・手柴」などが基本のタグになるかと思います。

その他、図書戦にはマイナールールがございます。
そのひとつが「時期タグ」。ご存知の通り、図書館戦争の堂郁（および他のカップリングも同様に）時期によって関係性が違います。
「上官部下期」「恋人期」「夫婦期」が基本の時期タグになるかと思いますが、pixivでは現在乱立状態になっています。基本の時期タグを使用せずに、原作のタイトルで代用される方も多いです。「内乱期」「革命期」「別冊期」といった原作本のタイトルを使用したり、「カミツレデート前」「県展前」といった原作に登場する印象的なシーンから使用したり。
本来なら統一すべき時期タグなのですが、既に乱立の状態になって長いです。時期に関しては「作品を探しやすくする」というタグの目的よりも、「その作品の二人の関係性がわかるかどうか」の方が重要になっているかと思いますので、タグやキャプション等でどの時期を題材にした作品であるかをキチンと明記すれば問題ないのではと思っています。

図書戦でよく使用されるタグには、他に「フライング」「パラレル」「捏造」等があるかと思います。
「フライング」は捏造の一種です。革命のラストシーンよりも先に堂郁のカップリングが成立する、もしくは関係性が進む、というものを示すタグです。舞台は原作設定のままでラブ要素設定のみが大きく変わっています。
「パラレル」も捏造の一種で、図書館戦争という原作の舞台を全く違う世界に変え、キャラクターのみを使ってストーリー展開をするものです。例えば舞台が学校だったりお店だったり会社だったり、また、二人の年齢差や身長差、また関係性さえ変わっているものもあります。
「フライング」も「パラレル」も原作設定を大きく変えている二次創作なので、必ずタグにて記載する必要があります。
この２つは読む人にとっては地雷になる設定です。フライングもパラレルはpixivでは人気の二次創作ですが、そういう部分があることを理解して頂き、キチンとタグでお知らせするようにしてください。
最後に「捏造」ですが・・・。おそらく「パラレル」と同意義で使用されていると思います。が、二次創作そのものが全て「捏造」にあたります。なので、このタグは実はあまり効力を発していないと感じています。付けている方は原作の世界観をかなり捻じ曲げているという意味を込めて付けてらっしゃると思いますが「パラレル」タグで充分伝わりますし、もしそれ以上の説明が必要であればキャプションで追記すればいいかと思います。

そして、2度の映画化、SPドラマ化など、図書戦が2.5次元ジャンルの側面を持ち始めたことを感じている方も多いと思います。
実際に演じている俳優を題材にした小説という分野があります。それについての是非は申しませんが、そういうのを書いた場合に公式タグはもちろん、俳優のお名前をタグに入れるといった暴挙は絶対にお止めください。

※感想タグについてはここでは記載しませんが、タグのヘルプに「コメント欄ではありません」という一文が添えられていることを知っていてください。また百科事典より関連記事をここに紹介しておきます。
感想タグ関連記事
[[jumpuri:こちら > http://dic.pixiv.net/a/%E6%84%9F%E6%83%B3%E3%82%BF%E3%82%B0]]
[[jumpuri:こちら > http://dic.pixiv.net/a/%E6%84%9F%E6%83%B3%E3%82%BF%E3%82%B0%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7]]

[chapter:【コメントについて】]

これはROM様にも関わってくる話になります。
図書戦タグは、書き手と読み手の交流が盛んなタグです。コメント数が非常に多くなっている作品も少なからずありますし、またそれを楽しみにしている方も多いと思います。

が。

ひとつだけ肝に銘じてほしいことがあります。
コメント欄は他の人にも見られている、ということです。
書いている人は投稿者様に向けて発しているつもりかも知れません。が、実はたくさんの方の目に触れているということを意識して欲しいと思います。
図書戦タグのコメントは、感想以外のものが多くつくのも特徴かと思います。

「指摘」「クレーム」「要望」。この３つが多いと感じます。

「指摘」は、場合によってはありがたい、と思うかも知れません。でも、先ほども申し上げた通り、たくさんの方が見ている場です。その場で間違いを指摘するのは、投稿者に恥をかかせることにもなりかねません。誤字・タグのミスなど、早めにさっと直して欲しい部分などはさらりとコメントで指摘するのもいいでしょうが、その訂正が終わったら指摘したコメントは削除するくらいの配慮があっていいと思います。それが出来ないのなら、メッセージを利用することをお勧めします。
また、pixivは無料で閲覧しているものですし、些少の間違いであれば気付かぬふりをしてあげるのも親切というものです。投稿者ご本人が「間違いがあれば教えてください」など書いていないのであれば、スルーするのが大人の対応かと思います。

「クレーム」ですが、これは一概には言いにくいのです。
投稿者側に非があるもの、クレームを言う側に非があるもの、この２つがあります。
もし、クレームのコメントが入ったとして、投稿者に思い当たることがあるのであれば、素直に受け入れることも必要かと思います。でも、「面白くなかった」とか「こんな話なら読まなければよかった」のようなクレームであれば、それは言う側に非があります。投稿者は自分の書きたいお話に取り組んでいるだけで、誰かのために、誰かに気に入ってもらうために書いている訳ではありません。自分が楽しむために、時間と労力と知恵を絞って書いているのです。それに対してクレームを付ける権利はありません。面白くないと感じたら、黙ってスルーしてください。

「要望」も同様です。
「続きを書いて」「これの〇〇バージョンを見たい」というコメントは、投稿者様への力になる場合もあれば負担になる場合もあることを理解してください。
続きを書いて欲しいと言われて、妄想がさらに膨らむタイプには力になるコメントですが、精一杯書ききって満足しているのにさらに要望が出されてげんなりするタイプもいるのです。「要望」コメントをつける場合は、投稿者様のタイプをよく見極めてからがお勧めです。

[chapter:【小説作品以外の投稿について】]

時折、お知らせ的なことを公式タグをつけて投稿している人がいらっしゃいます。
告知であったり、謝罪であったり、設定であったり。どれも小説作品ではない、という共通点があります。
先ほど、タグのところで説明をしましたが、本来、タグは作品を探しやすくするためにつけるものです。ですので、公式タグを付けた場合、それは小説作品でなければおかしいということになります。申し訳ないのですが、特に興味もないお知らせ的なものがタグ内に投稿されることによって、他の小説作品が後ろに流れていってしまいます。小説を読むのを楽しみにしている人にとって、それは迷惑行為にとられかねません。お心当たりのある方は今後は控えて頂きたいと思います。

また、リクエスト等の企画案内の告知も同様です。
よく見かけるのが、フォロワーさんが増えた記念に何か企画をしたい、というものですが、そういう企画であれば公式タグを付ける必要はないのではないでしょうか？あなたのフォロワー様には、フィードに投稿が表示されます。フォロワー様向け企画であれば、なおさら公式タグは不要かと思います。
少々話はずれますが、フォロワー様が増えて嬉しいという気持ちはわかるのですが、正直に申しまして、図書戦をある一定数書いていれば数百人のフォロワー様はすぐにつきます。
フォロワー数を公開するのは、ブログの0000人ヒット、と似たような感覚なのかも知れませんが、フォロワー数はご本人しか通知されないシステムです。pixiv運営が「他の人には見えないもの」にしている数をオープンにするのは個人的にあまり推奨しません。
ブログのように個人運営で、記念企画、ヒット企画等を行う分にはなんの問題もありませんが、pixivは皆が場を共有しあって投稿するサイトです。企画案内の投稿には配慮が必要になります。

告知関係でも、公式タグを付けて問題のない場合があります。
イベントで出す本の宣伝やサンプルを投稿する場合です。
特に本文サンプルの入った宣伝は、小説作品を含んでおりますので、タグを付けての投稿はごく一般的に行われています。
企画等の告知で広くお知らせしたくてタグを付けたい場合は、ある一定期間だけタグを借りて投稿する、とするのがスマートなやり方です。「〇月〇日までタグをお借りします」と付けて投稿し、後日タグを削除すると周りへの配慮を感じます。

[chapter:【タグの私物化について】]

私物化というのは、非常に定義が難しいです。利用している人によって感じ方が違いますので。
でも、多数の投稿者がいる中で、他の投稿者をないがしろにするような投稿スタイルは私物化していると捉えられるのではないでしょうか。
極端な連投、極端な内輪受け、極端なお祭り騒ぎ・・・どれも「極端な」ものは、タグを私物化しているように思われる傾向があります。
その極端さ、というのをどう判断するかは個人に委ねるしかありません。でも、周りを見る力があればその判断はさほど難しいものではないと思います。

＊＊＊＊＊＊＊

キャプション、タグ、コメント、小説作品以外の投稿、タグの私物化について、基本的な考え方を書かせて頂きました。
図書戦タグの投稿者様の中には、やや認識が低い人もいるのではないでしょうか。
無自覚にやってらっしゃるのだと思います。タグを荒らしてやろうなど微塵も考えておらず、投稿を楽しんでらっしゃるのでしょう。
ところが、無自覚に行っているそれらが一種のタグの荒し行為に繋がっている場合があるのです。

投稿スタイルやマナー・ルールについて、考えるきっかけにして頂ければと願います。
冒頭でも申し上げましたが、どなたかを誹謗中傷するつもりはございません。またこの記事に関するご意見は、コメントにてお願いします。
コメントなしにいきなり送り付けられるメッセージについては読まずに削除しますので、ご了承くださいませ。

★訂正・修正・加筆履歴★
□2015年9月8日　第一稿投稿　※訂正する度にここに記載を入れます。
□2015年9月9日　キャプションの一部を本文へ移動。公式タグを一時拝借→削除。
　　　　　　　　キャプションの一部表現を再度訂正。

[chapter:【このガイドを書くにあたって】]

映画続編、SPドラマが公開間近となり、図書戦タグもますます盛り上がりを見せています。
「私も書いてみたい」と二次創作にトライする方もいらっしゃると思います。実際ここ数か月で初書きされる方が大いに増えました。
私も二次創作をする立場ですので、楽しさはよくわかります。
一緒に楽しみたいと思っています。
でも、同時に同じ「図書館戦争タグ」を使う立場として、守って頂きたいことを以下に書かせて頂きました。
どなたかを誹謗中傷するつもりはありませんので、ご理解の上ご覧ください。

また、この件に関しては『コメントのみにてご意見を受け付けます』
私もこうやって投稿することでリスクを背負ってます。一方的にクレーム的なメッセージを受けるのは辛いので、この件で意見を言いたい方は私と同じ土俵に立ってください。

まずはコメントでご意見を書いてください。
その上でもう少し詳しい話を、という場合のみメッセージでの意見を承ります。
コメントなしで送り付けられたメッセージについては読まずに削除します。
また、反論の場という訳ではありませんが、このガイドと同時に、投稿マナーに関する質問企画を立てさせてもらいます。ご意見がある方は、その質問企画にお答え頂き、反論なり持論なりを仰っていただければと思います。

[[jumpuri:質問企画「図書戦投稿者・ROMの意見」 > http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=5775054]]

それでは、次ページより本題になります。

[newpage]
[chapter:【二次創作とは】]

二次創作という言葉の意味をもしご存知でない投稿者様がいらっしゃいましたら、ピクシブ百科事典の[[jumpuri:二次創作 > http://dic.pixiv.net/a/%E4%BA%8C%E6%AC%A1%E5%89%B5%E4%BD%9C]]をご参照ください。

※もし、ピクシブ百科事典そのものをご存知ない、という方のために。
スマホ版では画面をスクロールして頂ければ右下に「ピクシブ百科事典」という文字がありますので、そこからご覧ください。そこにで「二次創作」で検索をかけてもらえれば基本的な知識が得られます。またPC版でご覧の方は、ホーム画面をスクロールして左下の「サービス」という項目の中に「ピクシブ百科事典」がございます。そちらで同じように検索してください。二次創作に限らず、pixiv絡みで調べたいことがあればここを利用するといいですよ。

ここをご覧頂ければ、本来二次創作とは許されていないことがわかると思います。
原作者様および関係各社様が「二次創作はファンの応援行為のひとつであり、非営利かつファン同士で楽しむ範囲内」であることを理由に見逃して下さっていると解釈してください。
まず、これが二次創作をする上での大前提です。
最低限、これだけは理解して創作をして頂きたいと願います。

＊＊＊＊＊＊＊

小説を投稿する際に、タイトル・キャプション・タグ・本文が必要です。
つまり、この全てが揃って始めて「小説作品」であるとも言えます。
タイトルと本文は説明する必要はないかと思いますが、キャプションとタグについては使用方法をよくご存知でない方がいらっしゃるように感じますので、この2点についてご案内します。

[chapter:【キャプションについて】]

「キャプションとは、作品の紹介文のようなものと考えてください。投稿した作品の特徴などを説明した文章を掲載して利用します。過去の作品のリンクを入れることや別のユーザーのリンクを入れることなどもできます。」（ヘルプより引用）

これは、pixivのヘルプに記載されている文章です。
簡潔ですが、これにつきます。作品の紹介文ですので、ネタバレをしない程度に注意書き等を記載するのが望ましいと思います。
もちろん、『キャプション芸』というタグもあるように、時にはちょっとしたおふざけを共有することも楽しみ方のひとつです。でも、それは「時には」だと思います。投稿者様の人となりが垣間見えるのも楽しさのひとつだと思いますが、やり過ぎていては返って興を削ぐことになると思います。特にキャプションで書かれた単語は検索でひっかかります。タグに準じる検索機能があることを思えば、私的なことをここに入れることがいかによろしくないか、ご理解頂けるかと思います。
キャプションを書く際、必要な情報を入れ忘れていませんか？逆に不必要な情報ばかりが入っていませんか？もし、何か私的なメッセージを入れたい場合は、本文中に「前書きor後書き」として入れることをお勧めします。
キャプションは作品の注意書きです。食品を選ぶ時に材料表示を確認するように、キャプションを見て苦手な内容じゃないかを確認している方が多数いらっしゃいます。その機能をキチンと果たせるように心がけて欲しいと思います。

[chapter:【タグについて】]

これがヘルプに記載されているタグの説明です。
タグとは、作品を探しやすくするために使われるものです。
図書館戦争であれば、まず公式タグ「図書館戦争」、公式カップリングタグ「堂郁・小毬・手柴」などが基本のタグになるかと思います。

その他、図書戦にはマイナールールがございます。
そのひとつが「時期タグ」。ご存知の通り、図書館戦争の堂郁（および他のカップリングも同様に）時期によって関係性が違います。
「上官部下期」「恋人期」「夫婦期」が基本の時期タグになるかと思いますが、pixivでは現在乱立状態になっています。基本の時期タグを使用せずに、原作のタイトルで代用される方も多いです。「内乱期」「革命期」「別冊期」といった原作本のタイトルを使用したり、「カミツレデート前」「県展前」といった原作に登場する印象的なシーンから使用したり。
本来なら統一すべき時期タグなのですが、既に乱立の状態になって長いです。時期に関しては「作品を探しやすくする」というタグの目的よりも、「その作品の二人の関係性がわかるかどうか」の方が重要になっているかと思いますので、タグやキャプション等でどの時期を題材にした作品であるかをキチンと明記すれば問題ないのではと思っています。

図書戦でよく使用されるタグには、他に「フライング」「パラレル」「捏造」等があるかと思います。
「フライング」は捏造の一種です。革命のラストシーンよりも先に堂郁のカップリングが成立する、もしくは関係性が進む、というものを示すタグです。舞台は原作設定のままでラブ要素設定のみが大きく変わっています。
「パラレル」も捏造の一種で、図書館戦争という原作の舞台を全く違う世界に変え、キャラクターのみを使ってストーリー展開をするものです。例えば舞台が学校だったりお店だったり会社だったり、また、二人の年齢差や身長差、また関係性さえ変わっているものもあります。
「フライング」も「パラレル」も原作設定を大きく変えている二次創作なので、必ずタグにて記載する必要があります。
この２つは読む人にとっては地雷になる設定です。フライングもパラレルはpixivでは人気の二次創作ですが、そういう部分があることを理解して頂き、キチンとタグでお知らせするようにしてください。
最後に「捏造」ですが・・・。おそらく「パラレル」と同意義で使用されていると思います。が、二次創作そのものが全て「捏造」にあたります。なので、このタグは実はあまり効力を発していないと感じています。付けている方は原作の世界観をかなり捻じ曲げているという意味を込めて付けてらっしゃると思いますが「パラレル」タグで充分伝わりますし、もしそれ以上の説明が必要であればキャプションで追記すればいいかと思います。

そして、2度の映画化、SPドラマ化など、図書戦が2.5次元ジャンルの側面を持ち始めたことを感じている方も多いと思います。
実際に演じている俳優を題材にした小説という分野があります。それについての是非は申しませんが、そういうのを書いた場合に公式タグはもちろん、俳優のお名前をタグに入れるといった暴挙は絶対にお止めください。

※感想タグについてはここでは記載しませんが、タグのヘルプに「コメント欄ではありません」という一文が添えられていることを知っていてください。また百科事典より関連記事をここに紹介しておきます。
感想タグ関連記事
[[jumpuri:こちら > http://dic.pixiv.net/a/%E6%84%9F%E6%83%B3%E3%82%BF%E3%82%B0]]
[[jumpuri:こちら > http://dic.pixiv.net/a/%E6%84%9F%E6%83%B3%E3%82%BF%E3%82%B0%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7]]

[chapter:【コメントについて】]

これはROM様にも関わってくる話になります。
図書戦タグは、書き手と読み手の交流が盛んなタグです。コメント数が非常に多くなっている作品も少なからずありますし、またそれを楽しみにしている方も多いと思います。

が。

ひとつだけ肝に銘じてほしいことがあります。
コメント欄は他の人にも見られている、ということです。
書いている人は投稿者様に向けて発しているつもりかも知れません。が、実はたくさんの方の目に触れているということを意識して欲しいと思います。
図書戦タグのコメントは、感想以外のものが多くつくのも特徴かと思います。

「指摘」「クレーム」「要望」。この３つが多いと感じます。

「指摘」は、場合によってはありがたい、と思うかも知れません。でも、先ほども申し上げた通り、たくさんの方が見ている場です。その場で間違いを指摘するのは、投稿者に恥をかかせることにもなりかねません。誤字・タグのミスなど、早めにさっと直して欲しい部分などはさらりとコメントで指摘するのもいいでしょうが、その訂正が終わったら指摘したコメントは削除するくらいの配慮があっていいと思います。それが出来ないのなら、メッセージを利用することをお勧めします。
また、pixivは無料で閲覧しているものですし、些少の間違いであれば気付かぬふりをしてあげるのも親切というものです。投稿者ご本人が「間違いがあれば教えてください」など書いていないのであれば、スルーするのが大人の対応かと思います。

「クレーム」ですが、これは一概には言いにくいのです。
投稿者側に非があるもの、クレームを言う側に非があるもの、この２つがあります。
もし、クレームのコメントが入ったとして、投稿者に思い当たることがあるのであれば、素直に受け入れることも必要かと思います。でも、「面白くなかった」とか「こんな話なら読まなければよかった」のようなクレームであれば、それは言う側に非があります。投稿者は自分の書きたいお話に取り組んでいるだけで、誰かのために、誰かに気に入ってもらうために書いている訳ではありません。自分が楽しむために、時間と労力と知恵を絞って書いているのです。それに対してクレームを付ける権利はありません。面白くないと感じたら、黙ってスルーしてください。

「要望」も同様です。
「続きを書いて」「これの〇〇バージョンを見たい」というコメントは、投稿者様への力になる場合もあれば負担になる場合もあることを理解してください。
続きを書いて欲しいと言われて、妄想がさらに膨らむタイプには力になるコメントですが、精一杯書ききって満足しているのにさらに要望が出されてげんなりするタイプもいるのです。「要望」コメントをつける場合は、投稿者様のタイプをよく見極めてからがお勧めです。

[chapter:【小説作品以外の投稿について】]

また、リクエスト等の企画案内の告知も同様です。
よく見かけるのが、フォロワーさんが増えた記念に何か企画をしたい、というものですが、そういう企画であれば公式タグを付ける必要はないのではないでしょうか？あなたのフォロワー様には、フィードに投稿が表示されます。フォロワー様向け企画であれば、なおさら公式タグは不要かと思います。
少々話はずれますが、フォロワー様が増えて嬉しいという気持ちはわかるのですが、正直に申しまして、図書戦をある一定数書いていれば数百人のフォロワー様はすぐにつきます。
フォロワー数を公開するのは、ブログの0000人ヒット、と似たような感覚なのかも知れませんが、フォロワー数はご本人しか通知されないシステムです。pixiv運営が「他の人には見えないもの」にしている数をオープンにするのは個人的にあまり推奨しません。
ブログのように個人運営で、記念企画、ヒット企画等を行う分にはなんの問題もありませんが、pixivは皆が場を共有しあって投稿するサイトです。企画案内の投稿には配慮が必要になります。

告知関係でも、公式タグを付けて問題のない場合があります。
イベントで出す本の宣伝やサンプルを投稿する場合です。
特に本文サンプルの入った宣伝は、小説作品を含んでおりますので、タグを付けての投稿はごく一般的に行われています。
企画等の告知で広くお知らせしたくてタグを付けたい場合は、ある一定期間だけタグを借りて投稿する、とするのがスマートなやり方です。「〇月〇日までタグをお借りします」と付けて投稿し、後日タグを削除すると周りへの配慮を感じます。

[chapter:【タグの私物化について】]

＊＊＊＊＊＊＊

キャプション、タグ、コメント、小説作品以外の投稿、タグの私物化について、基本的な考え方を書かせて頂きました。
図書戦タグの投稿者様の中には、やや認識が低い人もいるのではないでしょうか。
無自覚にやってらっしゃるのだと思います。タグを荒らしてやろうなど微塵も考えておらず、投稿を楽しんでらっしゃるのでしょう。
ところが、無自覚に行っているそれらが一種のタグの荒し行為に繋がっている場合があるのです。

投稿スタイルやマナー・ルールについて、考えるきっかけにして頂ければと願います。
冒頭でも申し上げましたが、どなたかを誹謗中傷するつもりはございません。またこの記事に関するご意見は、コメントにてお願いします。
コメントなしにいきなり送り付けられるメッセージについては読まずに削除しますので、ご了承くださいませ。

★訂正・修正・加筆履歴★
□2015年9月8日　第一稿投稿　※訂正する度にここに記載を入れます。
□2015年9月9日　キャプションの一部を本文へ移動。公式タグを一時拝借→削除。
　　　　　　　　キャプションの一部表現を再度訂正。