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最終更新:2015年9月11日(金) 14時53分

宮城・大崎市の渋井川の堤防決壊

 大雨の被害は拡大し、救助活動が続いています。各地の現場からの報告です。気象庁は午後1時半、宮城県の全域に出していた大雨特別警報を一部解除しましたが、大雨の影響で宮城県大崎市で市内を流れる渋井川の堤防が決壊するなど被害が出ています。

 大崎市古川西荒井地区、決壊した堤防から400メートルから500メートルほど離れた場所です。現在、住宅街、辺り一面が冠水しています。自衛隊などにより、レスキュー隊などによるゴムボートを使った救助活動が行われています。

 堤防が決壊したのは11日午前5時頃でした。川からあふれた水で周囲の住宅や車が浸水しています。大崎市などによりますと、この地区にはおよそ400世帯1000人が住んでいますが、住民からは、「住宅が浸水して家から出られない」という通報が相次いでいるということです。

 現在、自衛隊も出動し、ゴムボートなどを使って救助活動が行われています。ゴムボートで避難した方をヘリコプターに乗せて、避難所まで誘導するという救助活動が行われています。

 現在は40人近くが孤立しているということです。この辺りは田園地帯に新しい住宅地が点在しています。川幅は普段は7.8メートルほど、水量が少ないということです。

 11日午前3時20分に出された大雨特別警報は解除されていますが、引き続き警戒が必要です。(11日13:57)

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