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【球界ここだけの話(295)】プロ初安打が本塁打のG岡本、守備力向上が重要課題

【球界ここだけの話(295)】

プロ初安打が本塁打のG岡本、守備力向上が重要課題

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サンスポ記者の球界ここだけの話
花火には目もくれずスイングする巨人・岡本(左端)=平塚球場

花火には目もくれずスイングする巨人・岡本(左端)=平塚球場【拡大】

 改めて“持ってる”ことを感じさせられた。巨人のドラフト1位・岡本和真内野手(19)=智弁学園高=が、5日のDeNA戦(横浜)でプロ初安打を本塁打で飾った。8月27日に初昇格するまで、2軍の公式戦257打席でわずか1本だったアーチを、1軍での3打席目で早くも放ってしまったのだ。

 私は岡本がドラフト指名された直後から巨人を担当。ドラ1ルーキーとして相当な注目を浴びながらも、愚直に努力する真面目な姿を見てきただけに、打った瞬間は興奮のあまり、記者席の椅子から飛び跳ねて打球の行方を追った。岡本が智弁学園高(奈良)の主砲として“甲子園デビュー”となった昨春のセンバツ1回戦、三重高戦で1試合2本塁打したときも試合を取材していたが、またしても大舞台での強さを目の当たりにした。

 プロ入り後の岡本は、期待される打撃だけでなく、守備力の向上も自らの重要課題にしている。岡崎2軍監督も「守備がうまくなりたいという気持ちが本人にすごくある。それが重要なこと」と評価する通り、2軍では個人ノックも日々、こなしてきた。「いつかゴールデングラブ賞をとってみたいんですよ」と話したこともあったが、「最初が下手すぎたので、マシにはなったと思います」とまだまだ腕を磨いていくつもりだ。

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  • 5回、プロ初安打となる第1号2ランを放った巨人・岡本=5日、横浜スタジアム(撮影・斎藤浩一)