台風18号と17号のコンビが、関東地方などに一生に一度経験するかどうかの記録的大雨をもたらし、大きな爪痕を残した。多くの人がもつ気象の常識とはかなり違うことが起き、専門家からも「異常な現象だ」との声が聞こえる。警報が出たものの被害は防げなかったが、大雨の原因をたどっていくと、今後の豪雨対策への教訓も見えてくる。
■まるで熱帯の気象
10日の天気図はいたってシンプルだった。日本海には台風18号から変…
台風18号
台風18号と17号のコンビが、関東地方などに一生に一度経験するかどうかの記録的大雨をもたらし、大きな爪痕を残した。多くの人がもつ気象の常識とはかなり違うことが起き、専門家からも「異常な現象だ」との声…続き (9/11)
台風18号が日本に近づいている。それほど強い台風ではないが、豪雨や竜巻をもたらす「実力」はかなりのものだ。日本列島を横切る秋雨前線を刺激して既に大雨が降っているのに加え、9日には発達した積乱雲が東海…続き (9/8)
日本の南海上で、非常に強い台風15号と16号が列島をうかがいながらゆっくり西または北西方向に進んでいる。これらは夏の高気圧を強める働きをしており、台風の北上とともに日本付近には暖かく湿った空気が大量…続き (8/21)